チュペテの孤立とハイウレギの苦境

アドリアン・ニーニョの復帰がこれほどまでに待望されていた背景には、開幕4試合におけるマラガの深刻な前線の状況と数字が物語る現実がある。

今季のラ・リーガ開幕以来、マラガは一度も試合中にリードを奪う展開を作れておらず、主戦FWとして先発し続けているチュペテはゴールという結果を出せずに苦しんでいる。一方で、バックアップとして期待されていたエネコ・ハイウレギも前線のローテーションで存在感を示せていない。ハイウレギの今季のプレー時間は、メトロポリターノでのアトレティコ・マドリード戦で0-2とリードされ、チーム全体に疲労の色が濃くなった終盤に出場したわずか10分間にとどまっている。

こうした局面を打開する上で、ニーニョが持つ勝負強さと戦術的価値は証明済みだ。昨季の昇格プレーオフ決勝アルメリア戦において、ムリージョに代わって途中投入されたニーニョが劇的な展開を作り出し、相手守備陣を打ち崩したシーンは記憶に新しい。

ニーニョの復帰により、フネス監督は試合展開に応じて「2トップ」を採用するオプションを再び手にすることになる。特に、ラ・ロサレーダに乗り込んできて自陣低くブロックを形成(ブロケ・バホ)し、固く身を守る対戦相手の守備陣を解体するための強力な切り札として、ニーニョの存在が絶大な威力を発揮することになる。(via MARCA)

【本日の総括】

レジェンドのダリオ・シルバが明かした豪快な過去と若きラモスへの導き、そして現代のマラガ攻撃陣を救うアドリアン・ニーニョの完全復活。新旧のエースに纏わるストーリーが交錯する中、セルタ戦での白星獲得へ向けて前線のピースが揃い踏みつつあります。