身内のサポーターからも大バッシング!ペニャ連合がフロントの責任逃れを断罪しチケット代の返金を要求
マドリード州政府との泥沼の法廷闘争・情報戦を繰り広げるクラブ経営陣ですが、味方であるはずのサポーターからも完全に三行半を突きつけられています。ラージョ・バジェカーノの公式サポーターズクラブ連合(ペニャス)は、クラブが発表した抗議声明に対して、極めて厳しい論調のカウンター声明を突きつけました。
サポーターたちは、クラブが監査報告書の作成時期(12月なのか7月なのか)という技術的なプロセスばかりを追求している姿勢を、「本質的なスタジアムの不備や自分たちの怠慢からファンの目をそらそうとする煙幕(論点そらし)」であると厳しく断罪しました。そして、クラブ側が今になって「安全性を示す極めて重要な書類」と誇らしげに主張している各種データを、なぜもっと早く行政側に提出しなかったのかと鋭く突っ込んでいます。
ペニャスは、スタジアムを所有するマドリード州政府にも管理責任があることを認めつつも、それはラウール・マルティン・プレサ会長をはじめとするクラブ幹部が、ここ数年にわたってホームスタジアムの維持・管理を完全に放置してきた免罪符にはならないと指摘しています。声明の中では、『期限内に書類を提出しなかったのはラージョ・バジェカーノであり、スタジアムを適切な状態に維持しなかったのもクラブ自身だ』と一刀両断にされています。さらに、『もし期限内に正しい書類を提出していれば、スタジアムの使用権失効に向けた手続きが開始されることすらなかったはずだ』とし、6月以降の手続き遅延はすべてクラブの不手際であると断言しました。
実害を被っているサポーターたちの怒りは、具体的な金銭的・行動的抗議にも発展しています。開幕のアラベス戦がブタルケ(レガネス)で代替開催され、9月5日のレーシング・サンタンデール戦も同様の措置が決定的な中、サポーター連合はバジェカスで観戦できなかった試合分の「年間シート(アボノ)料金の比例返金」をクラブに強力に求めています。もしクラブが自主的に返金を行わない場合、具体的な告発や法的手段のガイドラインを一般ファンに向けて公表すると警告しました。
ファンは「El Rayo es de Vallekas o no será(ラージョはバジェカスのものだ、さもなくば存在しない)」という強い信念のもと、9月5日の試合当日に大規模なスタジアム周辺での抗議デモを予定しており、フロントに対する不信任の動きは決定的なものとなっています。
(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
移籍最終盤でのラウル・デ・トマスの電撃復帰(選手登録)や新GKエミル・アウデロの獲得といったピッチ上の慌ただしい動きとは裏腹に、スタジアムの閉鎖を巡るマドリード州政府との泥沼の舌戦、さらには不誠実なフロント体制に激怒したサポーター連合による強力な抗議活動など、ピッチ外の混乱がクラブの根幹を揺るがしています。サポーターの信頼を取り戻し、一刻も早くチームがバジェカスに帰還できるのか、最大の岐路を迎えています。