テルジッチ監督が断行する今夏の「5つの放出オペレーション」と攻撃陣・中盤の再編

エディン・テルジッチ監督が率いるアスレティックは、プレシーズンを通じてチームの最適化を目指し、今夏の移籍市場閉幕までに少なくとも「5つの放出オペレーション(人員整理)」を完了させる方針で動いています。今夏のファーストチームにおける新加入の動きは、レンタルバック組であるミッドフィールダーのペイオ・カナレスやベニャト・ヘレナバレーナのファーストチーム合流に留まっており、クラブは過剰な人員を整理することに全神経を集中させています。

まず1つ目は前述の通り、構想外となっているゴールキーパーのフレン・アヒレサバラのレンタル放出であり、高額な要求から難航しているものの引き続き放出先を探しています。

2つ目はディフェンダー陣の整理。センターバック陣の編成に大きな動きはないものの、右サイドバックのポジションにおいて、若手のウーゴ・リンコンとヘスス・アレソがプレシーズンでのパフォーマンスによって、アンドニ・ゴロサベルとのレギュラー争いに勝利しました。この結果、ゴロサベルの放出が浮上しており、現在バレンシアCFやCAオサスナが彼の獲得に向けて強い関心を示しています。

3つ目と4つ目は、中盤(ミッドフィールダー)における2つの放出計画です。

中盤の底を務めるウナイ・ベンセドールは1部のクラブへの移籍を希望して模索していましたが、クラブ側は彼との契約を解除する方向で調整を進めています。また、中盤は現在深刻な飽和状態にあり、もう1人の放出候補としてヘレナバレーナやセルトンのどちらかがテルジッチ監督によって選ばれ、放出される見込みです。

5つ目は攻撃陣の左ウイング。新鋭のアルバロ・ジャロとニコ・セラーノが、プレシーズンを通じてテルジッチ監督に猛烈なアピールを続けていますが、層の厚い攻撃陣において両者ともに十分な出場時間とスペースを確保することは不可能なため、どちらか一方がこの夏の市場の最終盤に放出される方向で動いています。テルジッチ監督は、新シーズンに向けてより研ぎ澄された少数精鋭のチーム構成を急ピッチで目指しています。(via ElDesmarque / via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

アスレティック・ビルバオはエディン・テルジッチ新監督のもと、プレシーズンから着実にチーム作りを進めています。アイコンであるイニャキ・ウィリアムズの復帰と即ゴールという素晴らしいニュースや、カナレスのようなレンタル復帰組の覚醒により、戦術的なバリエーションは確実に豊かになっています。その一方で、アヒレサバラの高額な要求条件に伴うレーシング撤退に代表されるように、過剰人員を整理するための「5つの放出オペレーション」には未だ難航しているタスクも多く、テルジッチ監督が望む少数精鋭の陣容を構築するためのフロントの交渉力が、市場閉幕までの残り3週間で厳しく試されることになります。