開幕戦のヘタフェ戦と5-3-2の戦術
デポルティーボ・アラベスは新シーズンに向けた準備を順調に進めています。待望のラ・リーガ開幕戦は、8月15日の土曜日19時30分から、ホームスタジアムであるメンディソルサにヘタフェCFを迎えて行われることが決定しています。キケ・サンチェス・フローレス監督は、昨シーズンに抜群の安定感をもたらしてチームをラ・リーガ残留へと導いた堅実な5-3-2システムを今シーズンもメイン戦術として採用する方針です。開幕戦での勝ち点3獲得に向けて、ホームサポーターの前で強固な組織力を見せるための守備構築とカウンターパターンの磨き上げが進められています。(via ElDesmarque)
新戦力ミケル・ロドリゲスの獲得状況とマヌ・ラマへの関心
移籍市場では、チームの戦力を大きく引き上げる補強を着実に進めています。レアル・ソシエダからは、21歳の期待の若手ミケル・ロドリゲスの保有権50パーセントを買い取る形での完全移籍が決定しました。また、セルタ・ヴィゴの下部組織出身で、昨季はオランダのウニオン・ユトレヒトへレンタル移籍して武者修行を積んでいたミゲル・ロドリゲスも完全移籍で加入し、新たな攻撃の選択肢として期待されています。さらに、キケ監督が熱望するセンターバック陣の厚みを加えるため、グラナダCFに所属するマヌ・ラマの獲得交渉をリストアップして進めています。(via ElDesmarque)
守護神シベラと強固な5バック
アラベスの誇る堅守の絶対的守護神として、バレンシア出身のアントニオ・シベラが今シーズンもゴールマウスに君臨します。彼は歴代の指揮官たちから絶大な信頼を寄せられてきた守護神です。その前に形成される5バックの中央は、昨季大ブレイクを果たしてチームのシンボル的存在となったナウエル・テナグリア、前日のトレーニングで打撲から無事に回復して完全合流を果たしたフィンランド代表ヴィレ・コスキ、そして実力派のジョニー・オットーの3人が強固な盾となります。右サイドバックにはアンヘル・ペレスが入り、左サイドバックのポジションを巡っては、ユセフ・エンリケスとアブデ・レバシュの2人がスタメン奪取に向けて連日激しいアピール合戦を繰り広げています。(via ElDesmarque)
中盤のトリボテ編成とアドリアン・リソへの関心
中盤の3枚で構成されるトリボテは、他クラブからの関心が寄せられているものの、残留すれば文句なしに中盤のリーダーを務めることになるアントニオ・ブランコがアンカーとして守備を統率します。その脇をダイナミックな動きが持ち味のパブロ・イバニェスが固め、最後の1枠をカルレス・アレニャとデニス・スアレスという技術力に秀でた2人が激しく争う形となります。さらに、前線や中盤の万能な補強候補として、レアル・サラゴサに所属する21歳のFWアドリアン・リソの獲得に強い興味を示しています。リソはかつてヘタフェで見られたような、中盤の3人目としてインサイドに柔軟に入り込める適応力も備えており、獲得交渉の進展が注目されています。(via ElDesmarque)
昨季を支えた強力2トップとエネス・ウナル獲得の噂
攻撃を牽引するのは、昨シーズン抜群の相性を見せた強力な2トップです。エースのトニ・マルティネスは、昨季ラ・リーガで14ゴールを記録するなど公式戦通算18ゴールを叩き出してチームの得点源となりました。その相棒となるルーカス・ボジェは、昨季終盤に不運な負傷離脱があったものの、卓越したキープ力とプレッシングでチームの残留達成に極めて重要な貢献を果たしました。さらに攻撃力を上乗せするため、アラベスはボーンマスに所属するトルコ代表FWエネス・ウナルのレンタル移籍での獲得に向けて打診を行っています。ウナル自身もスペイン復帰を望んでおり、ヘタフェやセビリアといったライバルとの争奪戦の行方が注目されています。(via ElDesmarque / via Estadio Deportivo)
アルバロ・コルテスのプロデビュー戦の思い出
現在、バルセロナのトップチームで大きな注目を浴びている21歳のセンターバック、アルバロ・コルテスにとって、デポルティーボ・アラベスとの対戦は一生忘れられない特別な記憶となっています。サラゴサ出身のコルテスは、昨シーズンの5月13日にアラベスのホームスタジアムであるメンディソルサで行われたラ・リーガ公式戦において、ハンジ・フリック監督によって急遽先発に抜擢されて念願のプロデビューを果たしました。この一戦でコルテスは完璧に対人守備をこなし、アラベスの強力な攻撃陣を封じ込めたことで、フリック監督の絶対的な信頼を勝ち取るきっかけとなりました。(via SPORT)
マルコス・ジョレンテの過去の活躍
現在アトレティコ・マドリードの主力として活躍しているマルコス・ジョレンテのキャリアにとって、デポルティーボ・アラベスは飛躍の原点となったクラブです。ジョレンテはレアル・マドリードのラ・ファブリカから2016年にアラベスへと期限付き移籍しました。当時、圧倒的な運動量とインテンシティで中盤の主軸として獅子奮迅の活躍を見せた彼は、アラベスをクラブの歴史に深く刻まれるコパ・デル・レイ決勝進出という偉大な冒険へと導き、スペイン国内にその名を轟かせました。(via MARCA)
ラシン・サンタンデールとのプレシーズンマッチ
新シーズンの開幕が10日後に迫る中、実戦での最終確認を行う絶好の調整の場が決定しました。ラ・リーガ1部への復帰を果たしたラシン・サンタンデールは、今週金曜日にデポルティーボ・アラベスとのプレシーズン親善試合を行うことを公表しています。アラベスにとっては、戦術システムの連動性や、新加入のミケル・ロドリゲスらのフィット具合を確認するための開幕前最終盤の極めて重要なテストマッチとなります。(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
デポルティーボ・アラベスは、キケ・サンチェス・フローレス監督のもとで昨季の残留を支えた5-3-2の戦術基盤を大切に維持しながら、ソシエダからミケル・ロドリゲスを獲得するなど着実に戦力を上乗せしています。頼れる守護神シベラとコスキら5バックの強固な守備、そしてトニ・マルティネスら強力2トップを軸に、開幕戦ヘタフェCFとのホームゲームでの必勝に向けて、チーム全体の戦術的完成度は最終段階へと入っています。