フリアン・アルバレスを巡るバルサへの売却拒否とアーセナル移籍の破談
アトレティコ・マドリードの経営陣、特に最高責任者であるヒル・マリンは、フリアン・アルバレスのバルセロナ移籍を完全に阻止しました。ラ・リーガの直接のライバルを強化することを嫌い、プライドをかけた聖戦としてバルサへの売却を絶対に拒否する姿勢を崩しませんでした。
その一方で、アトレティコが唯一前向きに交渉に応じようとしたのが、プレミアリーグのアーセナルでした。アーセナル側は、移籍金として固定8000万ユーロに、シメオネ監督も好むストライカーであるヴィクトル・ギェケレシュの保有権を上乗せするという破格のオファーを準備。さらに、アルバレス個人に対しては、アトレティコでの給与を倍増させる年俸約2500万ユーロを提示し、ミケル・アルテタ監督のプロジェクトの絶対的な攻撃の核として迎え入れる姿勢を見せていました。
しかし、この巨額取引を阻んだのはアルバレス自身の意志でした。かつてマンチェスター・シティに在籍していた彼は、イングランドを離れてスペインでの生活とラ・リーガでのプレーを強く望んでおり、再びイギリスに戻る意思は全くありませんでした。そのため、アーセナルからの好条件の提案をきっぱりと拒絶。バルサへの移籍一択を譲らない選手側と、バルサには絶対に売らないアトレティコ幹部の間で、状況は限界まで泥沼化しています。 (via SPORT)
フリアン・アルバレスに対するスタンドのブーイングとシメオネ監督の反応
ラ・リーガ開幕戦のマラガ戦、移籍騒動に揺れるフリアン・アルバレスは短いプレシーズン調整のためベンチ外となり、スタジアムのスタンドから試合を観戦していました。しかし試合終了のホイッスルが吹かれた直後、メトロポリターノの南スタンドに陣取る熱狂的なサポーターグループから、公に退団希望を語ったエースに向けて激しい誹謗中傷のチャントが浴びせられました。
このブーイングについて記者会見で尋ねられたディエゴ・シメオネ監督は、本来であれば選手を守る発言をすることが期待される場面で、あえて火に油を注ぐような反応を示しました。シメオネ監督は『我がクラブのファンによる行動には非常に敬意を払っている』とコメント。この言葉は、サポーターの痛烈な批判を実質的に容認し、背後から支持するようなものとして受け止められ、物議を醸しています。アルバレスはメトロポリターノでの支持を失いかけており、ここから再びファンの信頼を勝ち取るためには非常に厳しい道のりが待っています。 (via SPORT)