開幕戦で強豪ソシエダを撃破!リケルメの劇的ボレーで掴んだ今季初勝利
ラ・リーガ2026/27シーズンが幕を開け、レアル・ベティスは本拠地ラ・カルトゥハに強豪レアル・ソシエダを迎えて、見事な1-0の完封勝利でスタートを切りました。この試合は、ワールドカップ後の合流遅れや負傷などの影響で第1節バレンシア戦が延期されたため、チームにとっての今季公式戦初陣となりました。およそ59,490人の観衆が詰めかけたスタジアムは、異例の暑さが残る8月にもかかわらず熱気に包まれました。
試合開始直後からベティスは非常に高いインテンシティを維持し、開始わずか1分にアントニーが右サイドを突破。そこからの落としにロドリゴ・リケルメが合わせるものの、相手ディフェンダーの守備に阻まれ、惜しくも先制とはなりませんでした。その後も20分にベジェリンが右サイドから鋭いクロスを送るなど、決定機を作り出します。
試合を動かしたのは後半62分でした。中盤で相手のパスをカットしたところから一気にギアを上げると、前線でボールを受けたクチョ・エルナンデスがエリア手前でタメを作り、相手のマークを外してふわりとしたラストパスを左サイドへ送りました。そこに走り込んだリケルメが、バウンドを待たずに左足のインサイドで完璧に合わせたボレーシュートを放ち、これが逆サイドのネット深くに突き刺さって先制ゴールとなりました。(via Estadio Deportivo / via Mundo Deportivo / via ElDesmarque)
リケルメはこの劇的なゴールについて、喜びの声を残しています。
『ゴールを決めることは、いつでも大きな励みになります。昨シーズンを良い感覚で終えられたのは事実です。この夏の間、自分自身が心地よくプレーできるように個人として多くのトレーニングを重ねてきました。プレシーズンには強い意欲を持ち、十分に準備を整えて合流しました。個人的にはかなり充実したプレシーズンを過ごせたと思っています。今回の試合はリーグ戦の開幕であり、最初の一戦で最初の手応え、そして最初のゴールを自分たちのサポーターの前で決められたことは、何よりの励みになります』
リケルメはさらに自身のコンディションについて、次のように続けました。
『自分の最高のバージョンは、これからさらに発揮されると信じています。以前所属していたジローナでの素晴らしい時期と比較されるのはありがたいことです。あのときの自分のパフォーマンスや役割は気に入っていました。ただ、今回はメンタル面でもフィジカル面でも徹底的に鍛え上げました。以前よりも脂肪を減らし、筋肉量を増やして戻ってきたのです。非常に良い状態を感じていますし、何よりもメンタルのコントロールに集中して取り組んできました』
さらに、ピッチを共にするチームメイトについても、以下のように称賛しています。
『仲間たちは信じられないほど素晴らしい。ここに来た昨シーズンから、このクラブは本当の家族のように感じられます。選手たちは精神的にとても成熟した大人たちであり、ここの価値観に強く共感しています。彼らは本当に素晴らしい人々であり、彼らのそばで毎試合戦えることは私にとって特権です』
また、この日は左サイドバックのフラン・ガルシアと先発を共にし、素晴らしい連携を披露しました。
『プレシーズンに彼が加入してきた際、お互いをよく理解し合えるようによく話し合いました。コミュニケーションは非常に重要です。それに、以前レアル・マドリードとアトレティコ・マドリードのユース世代で対戦していたので、すでにお互いを知っていました。フランは本当に働き者で、まるで野獣のような選手です。彼が後ろに控えていると感じられるだけで、私は本当に助けられています。もちろんジュニオールも素晴らしい選手です』
ベティスは後半、交代出場のイスコが追加点のチャンスを迎えましたが、相手GKレミロに阻まれました。しかし、守備陣が集中力を発揮し、見事にクリーンシートでの開幕勝利を飾りました。(via Estadio Deportivo / via Mundo Deportivo / via ElDesmarque)
移籍市場の超目玉!2031年までの超長期契約を結んだ新FWパロットの獲得発表とFBI風パロディ動画の反響
レアル・ベティスは、オランダのAZアルクマールからアイルランド代表の24歳FWトロイ・パロットを完全移籍で獲得したことを正式に発表しました。移籍金は固定1600万ユーロに加え、インセンティブが300万ユーロ、さらに前所属のAZアルクマールに対して将来の売却額の10%を支払うという内容での取引です。パロットは2031年までの超長期契約を締結し、大きな期待とともにチームへ加入しました。
この新エース獲得に際し、クラブのクリエイティブチームが制作した発表動画がSNS上で爆発的な話題となっています。アメリカの有名ドラマ「マインドハンター」をオマージュしたもので、アイトール・ルイバルとエズ・アブデがFBI捜査官に扮し、指名手配中のストライカーであるパロットを追い詰めるという、3分を超える本格的なドラマ仕立てです。この完成度の高さには、チームメイトのフラン・ガルシアやベジェリン、バルトラらも「映画だ」と大絶賛。さらにイスコの妻であるサラ・サラモ氏も、このクラブのプロモーションのセンスを絶賛し、ベティスへの深い愛を表明しています。元所属のAZの公式アカウントからも『彼をよろしくお願いします』と温かいメッセージが送られました。(via ElDesmarque / via Mundo Deportivo)
パロットは昨シーズン、AZでの活躍で31ゴール12アシストという圧巻のスタッツを残し、その前シーズンを含めたAZでの2年間で公式戦95試合に出場し51ゴール14アシストを記録している本物の点取り屋です。彼のキャリアはアイルランドのダブリンにあるベルベデーレで始まり、ユース時代にイングランドのトッテナムに加入。その後、ミルウォール、イプスウィッチ、MKドンズ、プレストン・ノース・エンドなどへのレンタルを経験し、2023/24シーズンにオランダのエクセルシオールで17ゴールを挙げたことでAZに引き抜かれました。
ソシエダ戦では、契約手続きの関係でベンチ外となり、スタジアムのVIP席でスポーツディレクターのマヌ・ファハルド氏、アンドレス・フェルナンデス氏、アルバロ・ラドロン・デ・ゲバラ氏らとともに観戦。スタンドが一体となって歌うクラブの公式アンセムを初めて体験しました。プレシーズンを完全にこなした状態で加入しているため、次節の敵地バレンシア戦やレバンテ戦で早くもラ・リーガデビューを飾る可能性が極めて濃厚です。(via ElDesmarque / via Mundo Deportivo)
涙のスタジアム1周で去就が噂されるパブロ・ガルシア、ハル・シティのオファーをベティス幹部が牽制
ソシエダ戦の終了直後、スタジアムを驚きと寂しさで包み込む光景が目撃されました。試合終了間主に途中出場した下部組織出身の若きアタッカー、パブロ・ガルシアが、仲間たちが引き上げる中で一人ピッチに残り、涙を浮かべながら客席に手を振り、投げキッスを送りながらスタジアムを1周しました。この行動は、イングランド移籍への別れの挨拶ではないかという憶測を瞬く間に広げました。ベティスは9月4日までホームゲームがないため、これが最後のホーム戦になる可能性がありました。
現在、イングランドのハル・シティが、ガルシアの獲得に向けて非常に強い関心を示しており、500万ユーロで50%の保有権を獲得するオファーを提示しています。しかし、ベティス側はこれを簡単には認めない構えを見せています。クラブ側が求めている取引の条件は、500万ユーロに加えて将来的な20%の買い取りを義務づけ(300万ユーロ)、さらに将来売却時の30%の権利をベティスが保持するという、合計約1000万ユーロ相当のパッケージです。ハル・シティは、この強制的な買い取り枠の義務をオプションにしたいと望んでおり、交渉の摩擦となっています。(via ElDesmarque / via Estadio Deportivo)
このため、ベティス側はハル・シティのオファーが条件を満たしておらず、現状では移籍の合意からは非常に遠いと説明しています。
試合後の記者会見で、マヌエル・ペジェグリーニ監督はこの件についてコメントし、去就に関する過度な憶測を牽制しています。
『特定の名前や憶測について、これ以上深く言及するつもりはありません。配置されたメンバーで戦うのみであり、今後の推移を見守るだけです』
また、ガルシアの売却による利益はクラブの会計上はプラスになりますが、現在のラ・リーガが定めるサラリー上限枠を広げる効果はほとんどないため、他の大物補強への直接的な引き金にはならないと分析されています。交渉は来週中にも再開される見込みですが、選手は次なるバレンシア戦の招集リストにも入ることが想定されています。(via ElDesmarque / via Estadio Deportivo)
ポルトガルへ旅立ったアルティミラの激白!ベティス退団とペジェグリーニ監督への率直な想い
今年7月にベティスからポルトガルのSporting CPへ移籍金1825万ユーロ(さらに250万ユーロの変数、ただし将来の売却における権利は残さない形で、保有権の85%を売却)で完全移籍したMFセルジ・アルティミラが、移籍後の現在の心境と、ベティスを去るに至った裏事情を明らかにしました。
アルティミラは現在、Sporting CPにおいて絶対的な主力として開幕3試合連続先発出場を飾り、早くもゴールを決めるなど目覚ましい活躍を見せています。彼はラジオ局『Radio Marca』のロングインタビューにおいて、自身の退団について以下のように語りました。
『私は自分がどのようなクラブにいるのか、人々が自分に何を期待しているのかをよく理解しています。チームから重要な選手が去れば、別の選手が加わってその穴を埋めようとするものです。私自身、これまでにセグンダBなどの苦しいリーグで泥をすすりながら、一歩ずつ階段を上ってきました。ベティスでは公式戦110試合に出場し、6,000分以上を戦って全力を尽くしてきました。自分自身がコントロールできる範囲についてはすべて最善を尽くしていましたが、起用法など、一部には自分ではどうすることもできない監督に依存する領域がありました。自分が成長を止めず、停滞しないためには、あのタイミングでクラブを出ることが必要だったと感じています。ただ、クラブ側も私の放出によって経済的な助けになるということで合意してくれましたし、結果的には双方にとってウィンウィンの素晴らしい取引だったと満足しています。恨みは全くありません』(via Estadio Deportivo)
アルティミラは自身のロールモデルとして、マンチェスター・シティのロドリの名前を挙げており、そのインテリジェンスと守備での貢献に憧れていることも明かしています。また彼の売却による利益は、ベティスが昨季の収支予算において目標としていた特別な利益の確保に多大な貢献をもたらしたとされています。(via Estadio Deportivo)
決定的な守備でチームを救ったGKアルバロ・バジェスの熱い誓いとCLへの大きな夢
この試合の完封に最も貢献したのが、ゴールマウスを守ったアルバロ・バジェスでした。
バジェスは試合中、足元のボール処理やポジショニングにおいて一部で不安定さを見せ、サポーターをハラハラさせる場面もありました。しかし、後半82分に訪れた最大のピンチにおいて、ソシエダのオヤルサバルからの完璧なラストパスをゴール至近距離で受けたオスカルソンの一対一のシュートを、驚異的な反応でブロック。チームの最大の窮地を救ってみせました。
試合後、自身の守備での大仕事とこれからの目標について、バジェスは次のように熱い気持ちを明かしています。
『まさに夢に描いていたような試合になりました。勝ち点3を掴み、ホームの皆さんの前でクリーンシートを達成できたのは最高の気分です。7月のプレシーズンからチーム全体で懸命に汗を流してきた成果が、ピッチの上での一人ひとりの強烈なインテンシティと勝利への渇望に現れていました。何年も離れていたチャンピオンズリーグというヨーロッパ最高峰の舞台に復帰できる今シーズンは、ファンだけでなく選手にとっても特別な期待感に満ちあふれており、その美しい1年に向けてチームは全力で準備しています。自分自身のポジションが不動のスタメンかどうかは、フットボールの世界では一晩でひっくり返る可能性があるため、一切気にしておらず、日々のトレーニングに100%で取り組むだけです。キーパーにとって重要なセーブを決めることは、フォワードがゴールを決めるのと全く同じ価値があり、大きな精神的エネルギーを与えてくれます。来週にはチャンピオンズリーグのグループステージ抽選会も控えていますが、まずはそれより前に、順位表を駆け上がるために非常に重要となる、アウェイでのバレンシア戦に全身全霊を注ぎ、勝ち点3を積み重ねることだけを考えています』(via Estadio Deportivo)
ペジェグリーニ監督が語る開幕戦の手応えと新戦力ベルナルへの高い評価
レアル・ベティスを率いるマヌエル・ペジェグリーニ監督は、開幕戦で見事な勝利を飾り、公式記者会見で以下のように語りました。
『前半は非常に高いインテンシティと機能性を持って戦うことができ、相手の危険な攻撃をカウンターの1本に抑え込みました。危険なエリアまで入り込みましたが、ラストパスの精度を少し欠いていたのは事実です。後半はさらにチャンスを作ることができ、イスコの決定機もありました。ソシエダにも1度、アルバロが素晴らしいセーブで防いでくれた決定機がありました。今日のピッチ上のチームのイメージと結果には非常に満足しています。私たちのチームはプレシーズンと同じ姿勢、つまり主役となりボールを保持するという精神を公式戦でも保つことができました』(via ElDesmarque)
指揮官は、今夏新加入した選手たちの活躍にも大きな信頼を寄せています。特に、ウルグアイのフルミネンセから獲得されたMFファクンド・ベルナルについて、以下のように称賛しました。
『彼がピッチ上で見せたパフォーマンスは本当に素晴らしかったです。後半に足の疲れを感じていた様子だったため交代させましたが、非常に戦術理解度が高く、インテリジェンスを備えた選手であり、これからのチームにとって本当に心強い選択肢になってくれるでしょう』(via ElDesmarque)
また、決勝点を挙げたリケルメの成長については、次のように注文もつけています。
『彼は並外れたポテンシャルを持っていますが、ピッチ上でもう少し冷静さを保ち、プレーの回転数を抑える必要があります。彼にはゴールを奪う力と強いシュートがあります。今日の攻撃の多くのチャンスは彼から生まれました。彼は非常に素真面目で、自己批判を受け入れることのできる素晴らしいメンタリティを持った選手です』(via ElDesmarque)
新加入フラン・ガルシアのスローイン5秒ルール違反と今季の背番号最新動向
この試合では、2026/27シーズンから適用された新ルール「スローイン5秒ルール」の適用第一号となる珍事も発生しました。前半35分過ぎ、ベティスの新加入左サイドバックのフラン・ガルシアが、スローインの動作で時間をかけすぎたため、審判から即座に相手ボールへと権利を移される事態となり、新規則の厳格な運用に会場は騒然としました。(via DiarioVasco)
また、新シーズンの開幕に伴い、チーム内での選手登録と背番号の最新状況も明らかになっています。新加入のパロットは「19」の背番号を与えられ、それに伴い昨年まで19番を背負っていたクチョ・エルナンデスは、チミ・アビラの退団によって空いたエースナンバー「9」を引き継ぎました。その他、カンテラから昇格して第一チーム入りを果たしたアンヘル・オルティスが「12」、新加入のファクンド・ベルナルが「6」、フラン・ガルシアが「11」、Diego Condeが「13」を背負うことになりました。現在、登録可能な空き番号は「14」と「25」のみとなっています。Gonzalo Petitは背番号なしで、Iker Losadaは「14」で招集リストに入りましたが、引き続き去就に注目が集まっています。パブロ・ガルシアは、昨季の「52」から「33」を着用しています。(via ElDesmarque)
ラ・カルトゥハを襲った深刻なシステム障害と年間シートホルダーへのクラブ特別謝罪
ソシエダとの素晴らしい一戦の裏で、スタジアムのアクセス環境において非常に深刻なトラブルが発生していました。
金曜日の試合当日、多くのファンがスタジアム「ラ・カルトゥハ」の入場ゲート前やチケットのトラブル対応窓口で、果てしない大行列を強いられる事態となりました。これはクラブの公式チケットアプリのシステム障害が原因であり、特にシーズンチケット(カーネット)のデジタル譲渡を利用していたファンや、郵送分の物理カードを未だ受け取っていないためアプリで入場を試みたファンが、入場時にコードを正しく検証できない状態に陥りました。入場遅れに対する怒りの声が大きくなる中、クラブは急遽座席無指定の仮入場券を発行する対応に追われました。(via Estadio Deportivo)
これを受け、クラブの「Office de Atención al Bético」(ベティスファン窓口)は土曜日に公式な謝罪声明を発表しました。
『金曜日のアクセスシステムダウンにより、多くのサポーターの皆様にご不便とご迷惑をおかけしましたことを心より深くお詫び申し上げます。この事態を極めて重く受け止め、今回の初戦については、スタジアムへの入場データに関わらず、すべての年間シート保持者を「出席扱い」として記録いたします。これにより、来シーズン(2027/28)のシーズンチケットの価格割引を適用するための条件である「今季の年間80%の出席率義務」に不利益が生じることは一切ありません。今後二度とこのような不手際が発生しないよう、システムの完全な改善に努めます』(via Estadio Deportivo)
いよいよ今週火曜日に開催!ワールドカップの影響で延期されていたバレンシアとの第1節
今週火曜日(8月25日)の21時、ベティスはいよいよ敵地メスタージャでバレンシアとのリーグ戦を戦います。この一戦は、本来はラ・リーガの第1節に組み込まれていましたが、ワールドカップの決勝戦に選手を送り出したクラブは開幕日程を延期できるという特別規則に基づき、日程が延期されていました。アルゼンチン代表のジオヴァニ・ロ・セルソがワールドカップ決勝でスペインと激突したため、ベティスにはこの延期ルールが適用されました。すでに開幕節を消化している他のクラブとは異なり、ベティスとバレンシアにとってはこれが実質的な第2戦となりますが、日程上は第1節の扱いとなります。ソシエダ戦を制したペジェグリーニ監督率いるチームは、勢いそのままにメスタージャでのビッグマッチに臨み、リーグ連勝を狙います。(via SPORT / via Superdeporte)
【本日の総括】
レアル・ベティスは、ラ・リーガ開幕戦において強豪レアル・ソシエダを1-0で破り、最高のスタートを切りました。ロドリゴ・リケルメの魂のダイレクトボレー弾に、守護神アルバロ・バジェスの驚異的なビッグセーブが融合し、スタジアムに詰めかけた多くのサポーターに大きな感動をもたらしました。新戦力のパロットやベルナル、フラン・ガルシアらの合流により戦力が整いつつある一方、パブロ・ガルシアの去就問題やペジェグリーニ監督が要求する「さらなる微調整」など、移籍市場閉幕に向けた動きからも目が離せません。
