新監督イニゴ・ペレスの戦術と10番を巡る激しいポジション争い

ビジャレアルは過去2年半にわたり、マルセリーノ・ガルシア・トラル監督のもとで不動の4-4-2システムを採用し、多くの成功を収めてきました。しかし、新たに就任したイニゴ・ペレス監督のもとでチームは新たな章を迎えます。新体制ではハイプレスを主体とし、より勇敢に戦う4-2-3-1へとシステムが移行します。そこで最大の焦点となっているのが、誰が新しいイエローサブマリンの10番(トップ下)を務めるのかという点です。イニゴ・ペレス監督はラージョ・バジェカーノ時代にイシ・パラソンをこの役割で起用しており、リンクマンとして中盤に下りてボールを受け、反転してウイングを活性化させる自由な動きを求めています。

現在のスカッドには、この重要なポジションを担う候補がひしめいています。まず筆頭に挙がるのがクラブのレジェンドであるジェラール・モレノです。年齢を重ねて完全なチャンスメイカーへと進化を遂げた背番号7は、エリアから離れてボールを受け、攻撃の起点となるプレースタイルを確立しており、彼の特性を考えれば最も理にかなった選択肢の一つとなります。

次にアジョセ・ペレスです。オーガナイザーというよりもフィニッシャーの毛色が強いものの、9番の背後でプレーするだけの確かなクオリティとインテリジェンスを備えています。加入初年度にはティエルノ・バリーの後方でプレーし、19ゴールという素晴らしい結果を残した実績があります。昨季は難しいシーズンを過ごしたものの、今季は名誉挽回に燃えており、監督がよりパンチ力のあるトップ下を求めるならば完璧な解決策になり得ます。

また、ニコラ・ペペも候補に挙がります。現在開催中のワールドカップでも9番の背後で自由を与えられてプレーしており、狭いスペースでのチャンスメイクは本職ではないものの、オープンスペースを駆け抜けて突破する際の破壊力は抜群です。右サイドから中央へカットインしてシュートを狙う動きを得意としており、古典的なトップ下ではないにせよ、中央でプレーする資質を十分に持っています。

さらに、アルベルト・モレイロの存在も見逃せません。ストリートサッカーの基準であれば、ドリブル、ラストパス、ターン、連携、そしてシュート技術の全てを兼ね備える彼がおそらくトップ下に選ばれるだろうと評されています。しかし現実には、モレイロは左サイドをスタート位置として最も輝きを放っており、中央への配置転換は考えにくい状況です。

豊富な戦力を誇るチームにおいて、候補はこれだけにとどまりません。ジョルジュ・ミカウタゼも純粋なストライカーの背後で自由に振る舞う役割をこなすことができます。イリアス・アコマックはイニゴ監督の戦術を完璧に理解しており、突破力のあるウインガーでありながら中央に入り込むプレーを得意としています。ティアゴ・フェルナンデスも反対側のサイドから同様のアプローチで攻撃に厚みをもたらします。そしてカンテラ出身の若手、ウゴ・ロペスは9番の背後で水を得た魚のように躍動し、エリア内に飛び込んでフィニッシュに絡む抜群の嗅覚を持っています。チャンピオンズリーグレベルの選手たちが揃う中、新監督がどのようなパズルを組み上げるのかに大きな注目が集まっています。(via SPORT)

若手有望株ホルヘ・サリナスへの熱視線

ラシン・サンタンデールでプリメーラ昇格に貢献した注目の若手ディフェンダー、ホルヘ・サリナスに対して、ビジャレアルは強い関心を示しています。現在バルセロナが獲得を急いでいるものの、ビジャレアルはアトレティコ・マドリードとともにいかなる動きにも注意を払っており、スペインサッカー界で最も将来を嘱望される若手の一人から決して目を離していません。(via SPORT)

夏の移籍市場での動きはまだ静観の構え

他クラブが続々と補強を進める中、ビジャレアルはまだ夏の移籍市場で具体的な動きを見せていません。レアル・ソシエダ、オサスナ、マラガ、エスパニョール、レアル・ベティス、アトレティコ・マドリード、アスレティック・ビルバオなどと同様に、焦ることなく慎重に市場の動向を窺っている段階です。(via ElDesmarque)

ギリシャ代表GKブラホディモスの代理人がクラブを訪問

ニューカッスル・ユナイテッドに所属し、昨季はセビージャでプレーしてチームの1部残留に大きく貢献したギリシャ代表GKオディッセアス・ブラホディモスに関して、彼の代理人がバレンシアとともにビジャレアルを訪問したことが確認されています。ブラホディモス自身はセビージャへの復帰を強く望んでおり、ニューカッスルに対して他のオファーは一切受け入れないと最後通牒を突きつけている状況ですが、代理人は様々な可能性を探るためにビジャレアルのオフィスにも足を運んでいました。(via Estadio Deportivo)

ギド・ロドリゲスの去就を最後まで注視

ビジャレアルは、アルゼンチン人MFギド・ロドリゲスの動向を最後まで注意深く見守っていました。ギド・ロドリゲスは最終的にバレンシアと2年間の固定契約に加えて1年のオプション延長という条件で合意に達する見込みとなりましたが、ビジャレアルもこの経験豊富なミッドフィルダーの獲得の可能性を探っていたクラブの一つでした。(via Estadio Deportivo)

W杯でセネガル代表の所属MFがゴラッソを記録

現在開催中のワールドカップのグループステージにおいて、ビジャレアルに所属するセネガル代表のミッドフィルダーが素晴らしい活躍を見せました。イラク代表との一戦で、チームのリードを広げる見事なゴラッソを叩き込み、セネガルの次ラウンド進出に大きく貢献する決定的な仕事をしてのけました。(via MARCA)

昨季最終節でアトレティコの新ユニフォームがお披露目されていた

ピッチ外の小ネタとして、アトレティコ・マドリードの今季の第2ユニフォームは、実は昨シーズンのラ・リーガ最終節となったビジャレアルとの試合ですでに初披露されていたことが明らかになっています。(via MARCA)

【本日の総括】

マルセリーノ体制からイニゴ・ペレス新体制へと移行し、戦術の大きな転換期を迎えているビジャレアル。特に新システムにおける10番の座を巡る争いは非常に熾烈で、ジェラール・モレノをはじめとする豪華なアタッカー陣が定位置を狙っています。移籍市場ではまだ大きな動きを見せていないものの、サリナスなどの有望株や即戦力の動向を鋭くチェックしており、今後の補強展開から目が離せません。