マラガ対フルハムの親善試合でフルハムがPK戦を拒否してそのまま帰国した前代未聞の珍事

🇪🇸🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿 マラガCFの本拠地ラ・ロサレダで行われた、夏の伝統の親親善テストマッチ「コスタ・デル・ソル杯(Trofeo Costa del Sol)」。マラガCFと、イングランド・プレミアリーグのフルハムとの対戦は、熱戦の末に同点のままタイムアップを迎えました。

スタジアムに集まった大勢のファン、そしてピッチ上のマラガの選手たちは、この伝統あるトロフィーの勝者を決定するために、当然のように「ペナルティキック(PK)戦」がスタートするものと信じて、ペナルティエリアの周りに整列していました。

しかし、その瞬間、信じられないような前代未聞の surreal (シュール)な事件が発生しました。フルハムの監督、選手、そしてスタッフ陣は、PK戦の準備を一切拒否。審判団に背を向け、ピッチから一瞬にしてロッカールームへと引き上げると、そのまま着替えを済ませ、手配されていたチームバスに乗り込んでスタジアムを完全に撤退(強行出発)してしまいました。

後にフルハム側が公表した言い訳は、

『今回の親善試合の契約書(コントラクト)において、引き分け時のPK戦の実施については公式に一切明記(合意)されていなかった。もしここで長々とPK戦を戦い、さらにセレモニーに出席していれば、選手たちがロンドンへ帰るためにチャーターしていた深夜のフライト(飛行機)の出発予定時刻に絶対に間に合わなくなり、全員が帰国できなくなるリスクがあったため、撤退せざるを得なかった』

という、あまりにも一方的で身勝手なものでした。

この置き去りにされた前代未聞の事態に対し、マラガの選手たちは、呆れ半分、そしてユーモアを交えて対応することを決断。誰もいない、敵のいないフルハムの無人のゴールマウスに向けて、マラガの選手が一人、おどけたようにPKを蹴り込み、ゴールネットが揺れた瞬間、スタンドのファンとともに大爆笑しながら、自ら「コスタ・デル・ソル杯の王者」であることをオフィシャルに宣言(自称)し、トロフィーを掲げてピッチを1周するシュールなセレモニーを強行しました。

フルハムの選手として出場していた元マドリード・カンテラのセサール・パラシオス、ゴンサロ、そしてマラガのラモン・エンリケスらは試合後、インタビューに対し、苦笑いを浮かべながら困惑を語りました。

『何が起きているのか、本当に私たちの誰も1ミリも分かっていなかった。一部のスタッフは「PKをやる」と言い、別の人は「バスに乗るぞ」と絶叫しており、私たちはただ普通にPKを蹴りたかっただけなのに、ピッチから連れ戻されてしまった。こんなバカげた、奇妙極まりない体験は、私のフットボール人生の中で初めての出来事だ。まあ、プレシーズンの最後のテストマッチとして、非常に良いトレーニングができたことだけを今は前向きに捉えたい』 (via ElDesmarque)

【本日の総括】

ラ・リーガ各クラブは、新シーズンの公式戦初陣を目前に控え、ピッチの上での調整以上に、サポーターの生活やクラブの尊厳を巡る「オフ・ザ・ピッチ」の激しいドラマに包まれることになりました。

ラミネ・ヤマルの華やかな19歳の誕生日パーティーや、ペドリが初任給で父親に車をプレゼントした温かい家族の思い出、さらにはC・ロナウドが極貧時代を支えた母親への不滅の愛を語るなど、フットボーラーたちの人間味溢れる温かい素顔がファンの心を打っています。

しかし一方で、安全性や衛生面を巡る監査によって聖地バジェカススタジアムが一時閉鎖され、プレサ会長の杜撰な管理に対するサポーター連合の怒りのボイコット宣言が起きたラージョ、さらにはソシエダのプライベートな発言やSNSでの記述までを監視し、重大なペナルティを科す新規律規則の検閲条項に対し、フロレンティーノ・ペレス会長の告訴を辞さない構えを見せるマドリードのソシオたちなど、クラブの支配的な姿勢と、街のコミュニティ、そしてファンの尊厳を守るための毅然とした法廷闘争への動きが交錯し、ピッチ外での緊迫した戦いもまた熱烈に本格化しています。