クラブの降格とモロッコ代表MFアゼディン・ウナヒを巡る争奪戦の勃発

ジローナは昨シーズンに屈辱的な降格(カタロニアのクラブとしてのセグンダ降格、あるいはラ・リーガからの降格)を喫したため、今夏の移籍市場で中盤の主力であるモロッコ代表MFアゼディン・ウナヒの放出・退団が確実視されています。ウナヒは非常に高い技術と創造性を兼ね備えたミッドフィールダーであり、ジローナのシステムに完全に適合していた逸材です。

現在、ウナヒを巡っては多くの強豪クラブが獲得調査に乗り出しています。バルセロナが、負傷したフレンキー・デ・ヨングの代役として関心を示しているほか、レアル・ベティス、デポルティーボ・ラ・コルーニャ、セルタ・デ・ビゴ、そしてジローナの元指揮官であるミシェル監督率いるアヤックスなどが彼の獲得を狙っています。

しかし、ウナヒが先のワールドカップ2026においてモロッコ代表として6試合に出場し2ゴールを挙げるなど大ブレイクしたことで、市場価値が一気に2500万ユーロ(約40億円)前後にまで急騰しました。ジローナは、この高騰した2500万ユーロ前後の移籍金収入と、彼の高額な給与負担の完全な解消を狙っており、今後の交渉が極めてシビアに展開される見通しです。(via SPORT)

バレンシアが狙う右サイドバックのアルナウ・マルティネスとアーセナル戦での意地のゴール

右サイドバックのレギュラーとしてジローナを支えるアルナウ・マルティネスに対し、同じラ・リーガのバレンシアCFが獲得に向けた本格的なアプローチを開始しています。バレンシアは右サイドバックの補強を最優先の課題としており、アルナウ・マルティネスを最有力ターゲットとしてリストアップ。彼の移籍金は、将来的な出来高ボーナスを含めて約600万ユーロ(約9億6000万円)と評価されています。

そのアルナウ・マルティネスはプレシーズンでの調整を順調に進めており、先週末に行われたイングランドの強豪アーセナルとのプレシーズン親善試合に出場しました。試合自体はカイ・ハヴァーツやガブリエル・ジェズスらにゴールを許し、1-4という大差でジローナが敗北を喫したものの、チームとしての意地を見せるジローナ側の唯一のゴールをアルナウ・マルティネスが叩き出し、その高い攻撃センスとクオリティを世界的な舞台で改めて証明しました。(via Estadio Deportivo / Mundo Deportivo)

元指揮官ミシェル監督とテア・シュテーゲンのアヤックスでの再会にみるジローナでのかつての悪夢

バルセロナのドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンのアヤックスへのレンタル移籍が公式に決定したことで、ジローナでのかつての悪夢と、昨季ジローナを率いた恩師ミシェル・サンチェス監督との絆が再び脚光を浴びています。

テア・シュテーゲンは昨季の冬の移籍市場でジローナへ期限付き移籍したものの、オビエド戦で左太もも裏の筋肉(いすきおてぃびある)を負傷して手術を余儀なくされ、わずか2試合の出場でシーズンを終え、ワールドカップ出場さえも逃すという最悪の悪夢をモンティリビで経験しました。しかし、今夏からアヤックスの指揮官に就任したミシェル監督は彼のクオリティを非常に高く評価しており、同じく今夏に獲得したユリアン・ブラントとともに獲得を熱望しました。ミシェル監督は『彼ら(テア・シュテーゲンやブラント)が加われば、アヤックスはより優れたチームになるはずだ。彼らは我がチームをさらに強くしてくれる素晴らしい2選手であり、一緒にトレーニングを開始できることを本当に嬉しく思う』とコメントし、絶大な信頼を寄せています。(via SPORT / MARCA)

【本日の総括】

ジローナは、クラブの降格に伴い、ワールドカップで大ブレイクを遂げて市場価値が2500万ユーロに急騰したモロッコ代表MFアゼディン・ウナヒの売却を急ピッチで進めているほか、右サイドバックの主軸であるアルナウ・マルティネスにバレンシアからの約600万ユーロに及ぶ引き抜き交渉が迫るなど、主力の去就を巡って緊迫した動きを見せています。元指揮官ミシェル監督がテア・シュテーゲンをアヤックスへと引き抜くなど、過去のジローナでの出来事や絆が、今夏の欧州全体の移籍ドミノ倒しにおいて非常に大きな影響を及ぼしています。