コモカップの総括とモウリーニョの決意

イタリアで行われたコモカップに参加し、チャンピオンズリーグ出場クラブであるフランスのランスと対戦したものの敗北を喫した。しかし、ロッカールームの雰囲気は依然として前向きなままだ。ディフェンダーのサンティアゴ・モウリーニョは試合後、次のように試合を振り返った。

『チャンピオンズリーグに出場するような相手であり、私たちに最大限の要求をしてくることは分かっていました。良い時間帯もありましたが、相手がリードを奪ってからは引いて守りを固められたため、崩すのが難しくなりました。ただ、全体的に見ればチームとして良い試合ができたと評価しています。』

また、疲労が蓄積するプレシーズン合宿全体についても前向きなコメントを残している。

『とても良い1週間でした。脚に疲労は感じていますが、非常に良い軌道に乗っており、正しい形で物事を進められていると思います。チームは満足しており、この良い流れを続けていきたいです。』

(via SPORT)

ラ・リーガ開幕へ向けた次戦の予定

ランス戦を終えたチームの次のテストは、ホセ・マヌエル・ジャネサ・スポーツシティで行われる水曜日のレバンテ戦となる。ラ・リーガ開幕に向けた最終調整の場として重要な一戦となる。モウリーニョも『今は水曜日のレバンテ戦を待つばかりです』と、すでに次の試合へ視線を向けている。

(via SPORT)

イニゴ・ペレス新監督の戦術とチームの適応

新たに就任したイニゴ・ペレス監督の下、チームはボールとの新しい関わり方や、集団でのプレー構築といった新しいプレースタイルを吸収している最中だ。昨シーズンからの主力メンバーが多く残っていることが、新監督の戦術適応をスムーズにしている。

これについてモウリーニョは『グループは新しいプレーの形と連携の仕方を見つけつつあります。ほぼ全員が昨年と同じメンバーなので、新しい監督の下でもすべてがやりやすくなっています』と語り、チームの連携が深まっていることを強調した。

(via SPORT)

26/27シーズンの理想のスタメンと激しいポジション争い

8月16日土曜日17時に予定されているラシン・サンタンデールとのラ・リーガ開幕戦まで2週間を切り、イニゴ・ペレス監督の構想するスタメンの輪郭が見えてきた。ラージョ・バジェカーノ時代と同様に、フィジカルとテクニックを融合させたシステムを採用する見込みだ。

ゴールキーパーは、昨季マルセリーノ体制で定着したブラジル人のルイス・ジュニオールが基本線となる。

ディフェンスラインは若手主体で構成される予定だ。右サイドバックにはサンティアゴ・モウリーニョ、左サイドバックにはエスパニョールで素晴らしいシーズンを過ごしたカルロス・ロメロが配置される。センターバックの左はレナト・ベイガが当確だが、その相棒については大きな悩みの種となっている。フアン・フォイスが怪我がちで今夏のプレシーズンにまだ出場していないため、昨季終盤に好プレーを見せたパウ・ナバロにチャンスが巡ってきている。

中盤の底は、サンティ・コメサーニャとパプ・ゲイェのダブルボランチが計画されているが、プレシーズンで起用され続けているカンテラ出身のカルロス・マシアが抜擢される可能性も残っている。

その前線にはジェラール・モレノが配置され、自由に動き回りながらアルベルト・モレイロと連携をとる。モレイロはペナルティエリア手前での突破力とビジョンをもたらす重要な役割を担う。右サイドではニコラ・ペペが攻撃の基準点となり、控えにはタジョン・ブキャナンやイリアス・アコマシュといった才能豊かな選手が控えている。

最大の懸念事項はセンターフォワードだ。ジョルジュ・ミカウタゼと、退団濃厚と見られていたもののベストな状態を取り戻しつつあるアジョセ・ペレスの間で激しいポジション争いが繰り広げられている。タニ・オルワセジはやや遅れをとっており、第3フォワードの立ち位置となっている。

(via ElDesmarque)

守護神ペーテル・グラーチの獲得が目前に

新シーズンのゴールキーパーのポジションに、強力なライバルが加わることになりそうだ。ライプツィヒで11シーズンにわたりゴールを守り、クラブのレジェンド的存在となっていた36歳のハンガリー代表GK、ペーテル・グラーチのビジャレアル加入が確実視されている。チャンピオンズリーグでベスト4進出の経験も持つベテランの加入により、ルイス・ジュニオールとの間でハイレベルなレギュラー争いが予想される。

(via SPORT / ElDesmarque)

クラブの財政状況と移籍市場の動き

クラブの財政事情により、今夏の移籍市場での動きは限定的なものになりそうだ。ビジャレアルは2年連続でチャンピオンズリーグに出場しているものの、スカッドにかかる費用(給与と償却費)がラ・リーガの定めるサラリーキャップの制限とほぼ同額に達している。そのため、大型の選手売却が行われない限り、ペーテル・グラーチの獲得(固定100万ユーロ+変動100万ユーロ)と、カルロス・ロメロのレンタルバックのみで夏の補強を終了する可能性が高いと見られている。

(via Estadio Deportivo)

功労者ダニ・パレホの退団と新たな挑戦

6シーズンにわたってクラブに在籍し、ヨーロッパリーグ優勝という歴史的快挙にも貢献した37歳のダニ・パレホが、ビジャレアルを退団することになった。昨シーズンは公式戦41試合に出場し、1689分間プレーしたものの、近年はパフォーマンスの低下が見られ、クラブからの戦力外通告をパレホ自身も受け入れた形だ。

現在はフリーエージェントとして新天地を探している。サウジアラビアやバレンシア復帰の噂もあるが、本人は家族が快適に暮らせる都市であることを条件に挙げており、焦って決断を下すつもりはないという。一方で、プリメーラ・ディビシオンに昇格したばかりのラシン・サンタンデールが獲得に動いている。ラシンはすでにセルヒオ・カナレスの復帰を決めており、バレンシア時代にコンビを組んだパレホとカナレスの再タッグ結成を夢見てオファーを出している。パレホは引退の可能性も完全には否定していないが、プレーを続ける意欲は十分に持っている状態だ。

(via MARCA / Estadio Deportivo)

アレックス・フォレスのスポルティング移籍の噂

25歳のフォワード、アレックス・フォレスにスポルティング・ヒホンへの移籍の可能性が浮上している。昨シーズンはオビエドでプレーしたものの、プリメーラ・ディビシオンではほとんど出場機会を得られなかった。

しかし、ビジャレアルBや昇格シーズンのレバンテでの活躍により、ラ・リーガ・ハイパーモーション(2部)での実績は高く評価されている。ビジャレアルとの契約が残り1年となっているため、スポルティングは移籍金を抑えられると踏んでおり、完全移籍での獲得を目指してすでにオファーを提示した。フォレス自身、直近のプレシーズンマッチ2試合を欠場しており、今後の動向が注目されている。

(via ElDesmarque)

【本日の総括】

コモカップでの敗北から課題を見出しつつも、新監督の戦術浸透には手応えを感じているビジャレアル。財政的な制限がある中で、グラーチのようなベテランの補強とパレホの退団という新旧交代が進んでおり、開幕に向けたスタメン争いも最終局面に突入しています。