新指揮官ラミス体制の初陣は悔しい0-0ドロー!本拠地エル・サダールでレバンテと勝ち点1を分け合う
⚽️ 第1節のセルタ・デ・ビーゴ戦が相手本拠地バライードスの芝生コンディション不良(深刻な生育上のトラブル)によって延期されたため、オサスナにとっては今シーズン(2026/27)が実質「2週間遅れ」での待望の開幕戦となりました。
新指揮官ルイス・ミゲル・ラミス監督が率いる新生オサスナは、本日(2026年8月24日、月曜日)、本拠地エル・サダールにレバンテUDを迎えて記念すべき今季の初陣に臨みましたが、終始攻め込みながらも決定力を欠き、0-0のスコアレスドローに終わりました。
試合開始からオサスナが圧倒的なインテンシティで主導権を握り、ひさびさの公式戦にスタンドのサポーターは大いに湧き上がりました。しかし、時間の経過とともに相手の組織的なパス回しとプレッシングに苦しめられ、ボールポゼッション率は42%と相手の58%に下回る時間帯もありました。それでも試合を通じて創出した決定機の数や攻撃の鋭さでは間違いなくオサスナが上回っており、勝ち点3を取りこぼしたという悔しい結果となりました。 (via SPORT / via Estadio Deportivo)
カンテラーノ5名が先発の快挙!タホナルが誇る若き血潮がピッチで躍動
🌱 ラミス監督は就任公式戦の初戦となるこの大事な一戦で、クラブが誇る名門育成組織「タホナル」出身の生え抜き選手を5人も先発メンバーに並べるという素晴らしいサプライズを敢行しました。
今回スタメンに名を連ねたカンテラーノは、右サイドバックのイニゴ・アルギビデ、センターバックのホルヘ・エランド、ミッドフィルダーのイケル・ムニョス、アイマル・オロス、そしてキャプテンマークを巻いたルベン・ガルシアの5名です。
これほど多くの若い生え抜きたちがピッチ上で躍動する姿は近年でも珍しく、エル・サダールのスタンドからは大いに温かい拍手と期待が寄せられました。特に10代のアルギビデは右サイドで非常にアクティブにプレーし、積極的な攻め上がりから幾度となくチャンスを演出してポテンシャルの高さを示しました。 (via AS / via MARCA / via ElDesmarque)
相手GKライアンの「神セーブ連発」に沈黙した攻撃陣、ブディミルの決定機もゴールライン上で防がれる
🧤 この試合の真の主役となってしまったのは、対戦相手であるレバンテの守護神、オーストラリア代表GKマシュー・ライアンでした。オサスナの攻撃陣は彼の驚異的なセーブの数々に完全にシャットアウトされる形となりました。
試合開始わずか1分、コーナーキックからセンターバックのチモ・カテナが鋭い叩きつけのヘディングシュートを放ちましたが、ライアンにセーブされます。さらに開始数分後、今度はホルヘ・エランドが放った決定的ヘディングもライアンがコーナーへと弾き出しました。
前半30分には、ルベン・ガルシアがペナルティエリア手前28メートルの距離から、急激に落ちる無回転のドライブシュート(Folha Seca)でゴールを脅かしましたが、ライアンの安定したキャッチに阻まれ、前半終了間際のモンカヨラによるコントロールシュートもセーブされました。
後半54分には、エースのアンテ・ブディミルがゴール前で完璧なクロスに合わせて放った渾身のヘディングシュートを、ライアンが超人的な反射神経で阻止。さらにその数分後、ブディミルがエリア内でこぼれ球を拾ってライアンをかわし、無人のゴールへシュートを放ちましたが、相手ディフェンダーのアイッサ・マンディにゴールライン寸前でクリアされ、ボールはポストを叩きました。
レバンテにも前半34分にブルゲのシュートがクロスバーを直撃するピンチがありましたが、決定機の数ではオサスナが圧倒していただけに、ゴールをこじ開けられなかった悔しさが残ります。 (via SPORT / via Estadio Deportivo / via Mundo Deportivo / via MARCA)
守護神エレーラがエリア内で痛恨の「間接FK献上」ミス、一転してピンチを招くも全員守備で死守
⚠️ 試合が膠着していた後半、エル・サダールが一時騒然とするショッキングなハプニングがありました。オサスナの守護神セルヒオ・エレーラが、バックパスの処理を巡ってまさかの痛恨の判断ミスを犯したためです。
ディフェンダーのエランドからのバックパスをエレーラが足元でコントロールしようとした際、相手FWのプレスをまともに受けてトラップが流れてしまいました。相手にボールを奪われることを恐れたエレーラは、咄嗟にエリア内でボールを手で触ってキープ。これが「味方からのバックパスを手で触る」反則(セシオン)とみなされ、レバンテにペナルティエリア内からの「間接フリーキック」という絶体絶命のピンチをプレゼントしてしまいました。
キックの瞬間までスタジアムには緊迫した空気が走りましたが、オサスナはゴールライン上に全員で壁を作って対抗。レバンテのシュートを壁が泥臭くブロックし、こぼれ球をイケル・ムニョスが執念でクリアしてファウルを誘い、エレーラの痛恨の失態をチーム全体のカバーで守りきりました。 (via MARCA / via AS)
ラミス監督が語る「流動性と決定力不足」への課題とエル・サダールに響いたサポーターのブーイングへの覚悟
🗣️ 試合後の記者会見で、ラ・リーガ1部での監督デビューを果たしたルイス・ミゲル・ラミス監督は、チームの現状とパフォーマンスについて非常に明確で現実的な分析を語りました。
『シーズンのこの早い段階において、選手たちは非常に大きな精神的、肉体的な努力をしてくれた。ただ、攻撃の局面において流動性やパス循環のスピードが少し欠けていたのは冷酷な事実だ。ピッチに砂が多く、ボールが思うように走らなかったことも私たちのプレーに影響を与えた。それでも組織的な守備は素晴らしく、セルヒオ・エレーラが致命的なピンチを防ぐ場面はほとんどなかった。相手GKのライアンが極めて優れたパフォーマンスを発揮した。今日のゲームは本来であれば私たちの勝利で終わるべき内容だった。この組織とアイデアを継続し、ステップアップしていく必要がある』
また、終盤に決定的なシーンを作れず、スタジアムから不満のブーイングが上がったことについても、ラミス監督は言い訳せず次のように語りました。
『スタンドからの厳しい反応は、私たち自身がピッチ上のパフォーマンスで変えていかなければならない。サポーターには抗議する権利があるし、それを受け入れる。何より重要なのは、そのようなブーイングに惑わされず、試合のやるべきことに集中できる精神力を持つことだ』 (via MARCA / via Mundo Deportivo / via SPORT)
期待の星アイマル・オロスの「筋肉のけいれん」による交代とチームを牽引したイケル・ムニョスの誇り
💪 今シーズンから背番号10番を背負い、チームの攻撃を牽引することが期待されているアイマル・オロスですが、後半早々にピッチを後にすることになりました。
ラミス監督によると、オロスは筋肉の軽いけいれん(calambre)を起こしていたとのことで、以下のように交代劇の裏側を説明しました。
『ハーフタイムに彼と話し合った際、彼は最後までプレーを続けたいという非常に強い意欲を持っていた。しかし、後半に入って筋肉に違和感があることに気づき、自ら大事をとって賢明な判断で交代を申し出た』
大事には至らない見込みであるものの、過密日程を前に無理をさせない配慮がなされました。
一方、中盤の底で抜群のポジショニングとボール回収を見せ、フル出場を果たしたカンテラーノのイケル・ムニョスは、自身の出来とチームについて次のように誇らしげに語りました。
『チーム全体が非常にタフで引き締まった、真剣なゲームを見せることができたと思っている。まだいくつかの時間帯においてボールを持った時の明快さが足りないのは事実だが、これからの日々のトレーニングでビルドアップやパスワークを確実に磨き上げていく自信がある。個人的にはコンディションがとても良く、こうしてチームが素晴らしいインテンシティを示した時に、自分自身もピッチ上でより輝くことができると感じている』 (via MARCA / via Estadio Deportivo)
ビクトル・ムニョスのリバプール流出を乗り越え、新加入ジョナタン・デュバシンが待望の公式戦デビュー
👟 オサスナは今夏、昨シーズンまで前線で決定的な働きを見せ、ワールドカップ王者のタイトルも獲得した絶対的ウイングのビクトル・ムニョスをイングランドの名門リバプールへと売却するという大きな痛手を経験しました。
この穴を埋めるべく、新プロジェクトを立ち上げたラミス監督のもと、新戦力であるジョナタン・デュバシンが後半79分にブディミルに代わってピッチへと投入され、オサスナでの公式戦デビューを飾りました。
わずかな出場時間ではあったものの、デュバシンは精力的な動き出しを見せ、これからの攻撃オプションとしての可能性を証明。前監督アレッシオ・リッシのもとで最終節まで降格の恐怖に怯えた昨シーズンの「冷や汗」を繰り返さないため、新たな補強組とカンテラーノの融合が着実に進んでいます。 (via SPORT / via AS)
次戦は早くも木曜日!第1節延期分の敵地バライードスでのセルタ戦に向けた過酷な連戦ロード
📅 エル・サダールでのレバンテ戦を終えたばかりのオサスナですが、ゆっくりと引き分けの余韻に浸っている暇は全くありません。
今週の木曜日(8月27日)には、延期されていた第1節、アウェイでのセルタ・デ・ビーゴ戦(バライードス)が早くもキックオフされます。この試合が終われば、中1日ほどで次の公式戦へと突入する、極めてタイトで厳しい「過密日程」が待ち受けています。
ラミス監督も、短期間での連戦に向けて、まともに練習に負荷をかける時間などない、と漏らしており、いかに選手のコンディションを素早く回復させ、戦術を浸透させられるか、チーム全体の総合力が試される非常に重要な試練の1週間となります。 (via AS / via SPORT / via MARCA)
【本日の総括】
オサスナは新監督ラミスの公式戦初陣を0-0のスコアレスドローで終えました。決定力不足や芝生の悪条件、守護神エレーラの間接FK献上というハプニング、そしてエル・サダールに一時響いたサポーターのブーイングなど課題も散見されましたが、タホナル出身の5名のカンテラーノたちの先発や、デュバシンのデビューなど新たな希望が芽吹く一戦となりました。木曜日の過酷なセルタ戦へ向けて、チーム全体の完成度が試されています。
