エルチェCF
エルチェのペーニャ連合は、新たな公式ファンクラブ「Peña Franjiverde La Familia 1923」の加入を正式に承認しました。このグループは約50名の熱狂的なサポーターで構成されており、生涯にわたってクラブを応援し続け、現在ではその情熱を子供たちなど新たな世代へと受け継いでいます。長年非公式に集まっていた彼らですが、今回正式なペーニャとして発足する決断を下しました。このペーニャの名誉ゴッドファーザーには、クラブの元キャプテンであるアドルフォ・ソト・ビジェナが就任しており、チームへの強い帰属意識と誇りを象徴しています。 (via SPORT)
ジローナFC
昨季はチャンピオンズリーグを戦ったジローナですが、2025/2026シーズンは厳しい結果に終わり、2部リーグ(LaLiga Hypermotion)への降格を喫しました。1部復帰を至上命題とするクラブは、7月8日からビラブラレイスにあるGirona Football Academy by Pumaでプレシーズンを始動します。最初のメディカルチェックとトレーニングを経て、7月20日から25日までVall d'en BasのRoyalverd Training Centerで合宿を行い、戦術と体力の向上を図ります。親善試合の日程も決定しており、7月22日にUEオロト、7月29日にCDカステリョンと対戦。そして8月1日には、本拠地モンティリビで開催される第49回コスタ・ブラバ杯(Estrella Damm150周年記念)で、プレミアリーグ王者でありチャンピオンズリーグ準優勝のアーセナルを迎え撃つ予定です。 (via SPORT)
選手編成においては、キケ・アルバレス新監督がベテラン勢のリーダーシップを高く評価しており、クリスティアン・ストゥアーニとダビド・ロペスに対して契約延長オファーが提示されました。間もなく40歳を迎えるストゥアーニは今季公式戦22試合(先発2試合)に出場し、469分間で6得点を記録。37歳のロペスは怪我の影響で6試合(先発3試合、293分間)の出場にとどまりました。両者ともに2部リーグの経済事情に合わせた減俸と、パフォーマンスや出場時間に応じたボーナスを含む条件となっており、最終的な決断は選手自身に委ねられています。 (via MARCA)
一方で、退団が決定した38歳のGKフアン・カルロス・マルティンは、怪我でほぼ全休したラストシーズンを振り返り、『みんなでチャンピオンズに行き、みんなで降格した。私自身もその責任を感じている』と苦しい胸の内を明かしました。ミチェル前監督の下で出場機会を得られなかった不満はあったものの、常にチームの利益を最優先に行動してきたと語り、ジローナの街とサポーターへの深い愛情と感謝の意を述べてクラブを去ります。 (via Esport3)
CDカステリョン
カステリョンは歴史的な昇格プレーオフ進出を果たし、競技面だけでなくスペインサッカー界の視聴率記録においても大きな存在感を示しました。LaLiga Hypermotionの今シーズン総視聴者数は276万人を超え、前年比59%増という現在の放映権サイクルにおける最高記録を樹立しました。特にプレーオフは180万人以上が視聴し、クラブの競技力、メディア力、テレビ的な価値が飛躍的に向上したことが証明されています。ハララボス・ヴルガリス会長の野心的なプロジェクトは、プロサッカー界で新たな次元へと突入しました。 (via SPORT)
補強の動きとして、最前線の強化を目指すクラブはレアル・オビエドのFWウスマン・カマラをリストアップしています。プレシーズンでは7月29日にジローナとの親善試合も控えており、新シーズンに向けた準備が着々と進められています。 (via ElDesmarque)
レアル・オビエド
フエデ・ビニャスの退団が確定したレアル・オビエドは、フリアン・カレロ監督の戦術にフィットし、将来的な市場価値の高騰が見込める若手ストライカーの獲得を目指しています。現在の最優先ターゲットはCDカステリョンのFWウスマン・カマラ(24歳)ですが、カステリョン側との移籍金交渉が必要です。代替案として、アスレティック・ビルバオでエディン・テルジッチ新監督の構想外となっている若手FWウルコ・イセタや、デポルティーボのザカリア・エダチュリもリストアップしています。 (via La Nueva España)
放出面では、ブルゴスにレンタルされていたCBオイエル・ルエンゴが6月30日をもって復帰しますが、ミチュSDの目利きで加入したものの出場機会に恵まれず、オビエドの構想からも外れています。クラブは急がず、新たなCBを獲得した後にルエンゴの放出を進める方針です。また、昨季レンタルで26試合(1769分間)に出場した左SBハビ・ロペスは、レアル・ソシエダのペジェグリーノ・マタラッツォ監督からプレシーズンへの参加要請を受けたため、所属元へ復帰することが確定しました。 (via ElDesmarque) (via Estadio Deportivo)
ブルゴスCF
冬の移籍市場でレアル・オビエドからCBオイエル・ルエンゴをレンタルで獲得していましたが、シーズンを通じて出場機会を確保できず、同選手はオビエドへ復帰します。契約には1部昇格時の買い取り義務条項が含まれていましたが、目標を達成できなかったためこのオプションは発動しませんでした。 (via ElDesmarque)
レアル・サラゴサ
トップチームの1RFEF(3部相当)降格という悲劇に見舞われたレアル・サラゴサは、大幅な減収によりインフラ整備計画の変更を余儀なくされました。フェルナンド・ロペス元GDが掲げていた「サラゴサ2027」プロジェクトの柱の一つであったCiudad Deportiva(シウダ・デポルティーバ)の全面改修は、無期限の延期が決定しました。建設から半世紀が経過した施設は老朽化が著しく、ロッカールームのお湯が出ない、雨漏り、食堂の浸水など深刻な問題を抱えていますが、ジョルジュ・マス会長ら経営陣はトップチームのプロ復帰を最優先事項とし、資金をそちらに集中させる方針です。 (via SPORT)
移籍市場において、ラロ・アランテギSDはイバイ・ゴメス新監督の戦術に合わせた補強を急ピッチで進めています。攻撃陣では当初CDテネリフェのヘスス・デ・ミゲルを狙っていましたが、移籍金が障壁となり方針を転換。現在はアンドラとの契約が6月30日で満了し、フリーとなるFWマルク・カルドナの獲得を事実上確実なものとしています。また、左サイドの補強としてジローナのジャスティン・ガルシアをメインターゲットにしていますが、競争が激しいため、ベティス・デポルティーボの左WGボルハ・アロンソ(22歳、昨季31試合7G1A)やDFダーリン・ブラディにも問い合わせを行い、プランBを確保しています。右サイドバックには、マラガを契約満了で退団したホキン・ガビロンドをリストアップ。さらに、アスレティック・ビルバオを退団したアンデル・エレーラの復帰の可能性も浮上しており、大きな注目を集めています。 (via ElDesmarque) (via Estadio Deportivo) (via El Periódico de Aragón)
一方、放出面では、正GKディエゴ・フオリの退団が大きな焦点となっています。契約解除金は80万ユーロに設定されており、獲得を狙うサバデルの会長は『大金が必要になる。安売りはしない』と明言し、サラゴサ側を牽制しています。 (via ElDesmarque)
マラガCF
8年ぶりの1部リーグ(LaLiga EA Sports)復帰を果たしたマラガCFは、スポーツ面だけでなく経済面でも巨大な恩恵を受けることになります。専門家の分析によると、テレビ放映権、スポンサー収入、チケット売上、そして観光や飲食業への波及効果を合わせると、年間で最大1億2000万ユーロの経済効果が見込まれています。アルメリアとの昇格プレーオフ決勝戦は48万2800人の視聴者を集めました。 (via Mundo Deportivo) (via SPORT)
クラブの急激な成長に伴い、スタジアム問題が浮上しています。現在のラ・ロサレダ・スタジアム(収容人数4万3000人)は構造上これ以上の拡張が不可能であり、シーズンチケットの販売は2万6550人で上限に達しました。現在1万5000人以上が待機リストに名を連ねており、クラブは5万5000人規模の新スタジアム建設を検討しています。候補地として、大学周辺やサン・カジェタノ(プエルト・デ・ラ・トーレ)が有力視されています。 (via SPORT)
選手編成においては、長年チームを支えてきたベテランMFダルコ・ブラシャナツの退団が濃厚です。昇格時の自動更新オプションは出場時間不足で発動せず、クラブからの新たなオファーも提示されていません。また、右SBのホキン・ガビロンドも契約満了でチームを去ります。今季はカルロス・プガらとのポジション争いに敗れ、約500分の出場にとどまりました。一方、セルタからレンタル加入していたFWカルロス・ドトールは、1部昇格を果たしたマラガでのプレー継続を強く望んでおり、セルタ側の判断が待たれています。 (via ElDesmarque) (via MARCA)
CEサバデル
数年前の消滅の危機を乗り越え、LaLiga Hypermotion(2部)への復帰を果たしたCEサバデルは、大きな喜びに包まれています。シーズンチケット保持者は7000人に達し、ユニフォームの販売数も史上最多の4000枚を超えるなど、クラブの経営状態は非常に良好です。パウ・モリージャ=ヒネル会長は『我々は長い間泥水をすすってきたが、再び地図に載ることができた。1300万ユーロの付加価値を生み出している』と誇らしげに語りました。 (via Esport3)
しかし、昇格の祝賀ムードに水を差す事件も発生しています。市庁舎での祝賀会中、GKディエゴ・フオリがペドロ・サンチェス首相に対する侮辱的なチャントを観衆に煽ったとして、近隣住民の団体からヘイトクライムで告発されました。これを受け、クラブは内規に基づく厳格な処分を科すことを発表。同時に、同選手の獲得を狙うレアル・サラゴサに対し、『彼を獲得したいなら高額な移籍金が必要だ。交渉の余地はない』と強硬な姿勢を示しています。 (via ElDesmarque)
ラシン・サンタンデール
1部リーグ(LaLiga EA Sports)への昇格を果たしたラシン・サンタンデールは、ホセ・アルベルト・ロペス監督の下、セルヒオ・カナレスの復帰というビッグニュースと共に新シーズンへ向かいます。プレシーズンではレアル・ソシエダ、オサスナ、アスレティック・ビルバオといった強豪とのテストマッチが組まれています。 (via ElDesmarque)
一方、市場価値が高まった選手たちの去就が注目されており、19歳の左SBホルヘ・サリナスのバルセロナ移籍が暗礁に乗り上げています。サリナスの契約解除金は本来800万ユーロでしたが、1部昇格に伴い1600万ユーロに倍増しました。ラシン側は倍額を要求していますが、バルセロナ側は『公式なシーズン切り替えは7月1日であり、それ以前の取引である』と主張。解釈の違いから交渉は停滞しており、バルセロナの若手有望株をレンタルで譲渡するなどの代替案が模索されています。 (via SPORT)
アルバセテ・バロンピエ
アルバセテ・バロンピエは、GKの補強としてアスレティック・ビルバオのBチームからトップ昇格予定のミケル・サントスに強い関心を示しています。ビルバオはトップチームのGKを3名体制にする方針であり、若手GKの出場機会を確保するための移籍先としてアルバセテが浮上しています。 (via AS)
ピッチ外のニュースとして、クラブの主要株主であるカブチ(Kabchi)ファミリーが、母国ベネズエラで発生した大地震の被災者に対し、クラブを通じて連帯と哀悼のメッセージを発信し、深い絆を示しました。 (via MARCA)
レバンテUD
レバンテは、セルタからのレンタルで今季素晴らしいパフォーマンスを見せた左SBマヌ・サンチェスについて、再レンタルの手続きを最終調整しています。サンチェスはセルタのクラウディオ・ヒラルデス監督の構想外となっており、レバンテでのプレー継続が確実視されています。 (via COPE)
また、昨季レバンテからバレンシア・メスタージャ(Bチーム)へレンタルしていた18歳の攻撃的MFビクトル・フェルナンデス・ジュニア(元名選手の息子)について、バレンシアCFが10万ユーロの買い取り条項を行使しました。同選手は完全移籍となり、バレンシアのトップチームのプレシーズンに参加することが決定しています。 (via ElDesmarque)
CDテネリフェ
CDテネリフェに所属する主力FWヘスス・デ・ミゲルの去就について、レアル・サラゴサが獲得に動いていましたが、テネリフェ側の要求する移籍金が高額であったため、サラゴサは獲得を断念しました。デ・ミゲルは引き続きテネリフェでプレーする公算が大きくなっています。 (via ElDesmarque)
レアル・ソシエダB (サンセ)
2部リーグに所属するレアル・ソシエダのBチーム(サンセ)は、優秀な若手選手たちのトップチームへの挑戦と契約延長が相次いでいます。今季ミスが皆無で圧倒的な安定感を見せたCBルケン・ベイティアと、38試合で15得点を叩き出したFWゴルカ・カレーラは、トップチームのプレシーズンへの帯同が決定しました。彼らはトップチームへの定着を目指しつつ、状況次第では引き続きサンセの主力として2部でプレーすることになります。 (via MARCA)
また、18歳の有望な左WGアレックス・マルチャルと2029年までの契約延長で合意しました。今季は怪我に苦しみながらも2部で32試合に出場し、1ゴール2アシストを記録。アスレティック・ビルバオからの引き抜き工作を阻止するための素早い対応でした。さらに、出番に恵まれなかった20歳のアタッカー、ダニ・ディアスもトップチームのプレシーズンに招集されました。国内外から多数の獲得オファーが届いていますが、クラブは放出を完全拒否し、彼のポテンシャルに強い期待を寄せています。 (via Mundo Deportivo) (via ElDesmarque)
スポルティング・ヒホン / レガネス / バジャドリード / カディス 等
各クラブは戦力補強に向けて活発に動いています。スポルティング・ヒホン、レガネス、バジャドリード、カディスなどは、クルトゥラル・レオネサでのレンタルを終えてデポルティーボに復帰したアタッカー、ルイス・チャコンの獲得を狙っています。本人は1部でのプレーを望んでいますが、出場機会を求めてこれらのクラブへレンタルされる可能性があります。また、スポルティングやバジャドリードは、ジローナからアンドラへレンタルされていたジャスティン・ガルシアの獲得にも動いており、激しい争奪戦が展開されています。 (via ElDesmarque) (via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
本日は、1部への昇格組(マラガCF、ラシン・サンタンデール)や2部への昇格組(CEサバデル)の歓喜と経済効果、そしてスタジアム問題などのインフラ課題が浮き彫りになりました。一方で、3部へ降格したレアル・サラゴサは施設の改修を諦め、限られた予算で必死のチーム再建を図っています。移籍市場では、若手有望株の違約金解釈を巡るトラブル(サリナス)や、ペドロ・サンチェス首相への侮辱騒動に端を発するGKフオリの移籍金牽制など、ピッチ外の要因が交渉に大きく影響を与えています。トップチームからBチームまで、各クラブがそれぞれの事情と経済力に合わせて、新シーズンに向けた生き残りと飛躍をかけた熾烈な駆け引きを繰り広げています。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
昇格や降格といった結果の裏で、各クラブの戦術的な「出口」と「入り口」が明確に分かれています。特にジローナのキケ・アルバレス新監督がベテランのリーダーシップを重視しつつ、2部仕様の現実的な条件を提示している点は興味深い。戦術の浸透には、ピッチ上の配置だけでなく、こうしたベテランの献身が不可欠だからです。一方で、レアル・オビエドがカレロ監督の戦術に合致する若手ストライカーをピンポイントで狙う動きは、チームの構造を再定義しようとする明確な意志を感じさせます。戦術的整合性は、補強の優先順位に如実に表れるものです。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
昇格による経済的恩恵と、降格によるインフラ整備の凍結という対照的な現実が、クラブの体力を浮き彫りにしています。マラガが新スタジアム構想を掲げる一方で、サラゴサが老朽化した施設の改修を断念せざるを得ない状況は、まさに天国と地獄です。また、サバデルのGKフオリによる不適切な言動へのクラブの厳格な対応は、地域社会との関係性を重視する現代のクラブ運営において、競技力以上に重要な「品格」を問う姿勢として評価できます。クラブの空気感は、こうした危機管理の積み重ねで決まるものです。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
移籍市場では、昇格に伴う契約解除金の解釈を巡るトラブルが目立ちます。ラシン・サンタンデールのサリナスを巡るバルセロナとの交渉は、契約上の「日付」という形式的な解釈が、いかに実務的な移籍を停滞させるかの好例です。また、サラゴサがテネリフェのデ・ミゲル獲得を断念したように、移籍金と予算のバランスが編成の成否を分けています。若手の囲い込みとベテランの減俸交渉が同時進行するこの時期は、各クラブの財務健全性が最もシビアに試されるタイミングと言えるでしょう。