サバデル

CEサバデルはオロットとの親善試合に3-0で完勝し、プレシーズンを好調のまま締めくくりました。31歳の最年少指揮官フェラン・コスタ監督率いるサバデルは、開始9分にシャビ・モレノが左足で強烈なシュートを放ってオロットゴールを脅かすと、前半14分に相手ディフェンダーのハンドによるペナルティキックを獲得。これをエースのミゲレテが沈めて先制に成功しました。続く30分にはミゲレテの極上のアシストからジョエル・プリエゴが冷静に決めて2-0で前半を折り返しました。後半の48分にはトン・リポールのクロスにミゲレテが頭で合わせて3-0と引き離し、オロットのウォリドがラフプレーで一発退場となってからは完全にサバデルがゲームを支配しました。この試合ではエドガル・ゴンサレス、新加入のロシア人フォワードであるニコライ・オボルスキーが実戦デビューを果たし、テスト生のアメリカ人フォワードのニコラス・ジョアキーニも先発するなど新戦力の発掘も進んでいます。プレシーズン全体では、カステリョンに2-0で敗れた初戦を除いては、エスパニョール、アンドラ、ジローナと引き分け、マンレザ、インテル・エスカルデス、オロットに勝利を収めるなど、3勝3分け1敗と高い完成度を示しています。8月17日(月)にアウェイで行われるスポルティング・ヒホンとの2部リーグ開幕戦に向け、2028年まで契約延長したミゲレテを中心に高い攻撃力と得点力、そして確かな守備の連動性という明確な果実を手に入れたチームは自信に満ちあふれています。(via SPORT)

またサバデルはオロット戦において、後半から出場したエスクデロが何度も強烈なシュートやミゲレテのクロスからチャンスを演出するなど、交代選手も含めた選手層の厚さも際立たせました。コスタ監督による一貫したチーム構築が実を結び始めており、ファンにとっても非常に大きな期待を抱かせる仕上がりとなっています。(via MARCA)

オロット戦で見せた支配的な試合内容と、新加入選手たちがすんなりとフィットしている現状は、サバデルが2部リーグ復帰のシーズンで旋風を巻き起こすに十分なポテンシャルを持っていることを雄弁に証明しています。(via AS)

スポルティング・ヒホン

ニコラス・ラルカモン新監督率いるスポルティング・ヒホンは、8月17日の月曜日にホームのエル・モリノンにサバデルを迎えてリーグ開幕戦を戦います。年間シートの新規販売は上限の24,000人に迫る勢いで販売されており、スタジアムは超満員になることが確実視されています。チームは週に7セッションの練習をこなし、火曜日には毎年恒例となっている夏の主要イベントである見本市への訪問を控えています。(via SPORT)

ラルカモン監督が導入した新たな3-3-2-2(または3バックと2ウイングバック)の戦術は、攻撃時にはギジャモン、ヘラベルト、コレデラ、ギジェが中盤で連動し、エースのオテロへ流れるようにボールが供給され高い破壊力を見せます。一方で守備面には深刻な課題があり、バジャドリード戦とレーシング戦でそれぞれ4失点を喫し、プレシーズンで計8失点と脆さを露呈しました。中央のスペースでの切り替えが遅く、中央の守備陣が広大なスペースでの一対一に弱いという懸念があります。なお、プレシーズン期間中、怪我からの回復を目指したウル、ホルヘ・サエンス、フェラーリは、集中リハビリを経てコンディション調整に励みました。今後チームは、ホームのエル・モリノンを強固な要塞とするべく、エルデンセ戦などの序盤戦を戦い抜く予定です。(via SPORT)

レアル・オビエド

レアル・オビエドはサンプドリアから22歳のウイング、エストニス・ペドロラを90万ユーロの完全移籍で獲得しました。ペドロラは昨季後半戦にラス・パルマスで印象的な活躍を見せており、チームにとって13人目の新戦力となります。なお、前所属クラブのバルセロナが将来の売却益の50%を確保しているものの、今回の移籍金が基準を下回っているため、今回の取引による分配金は発生しません。(via Mundo Deportivo)

また、セウタからモロッコ代表ミッドフィールダーのユネス・ラシャブも加入。ラシャブは強靭なフィジカルと高い戦術眼を持ち、守備の要としてジュリアン・カレロ監督の信頼を掴むことが期待されています。さらに、ウイングのアイセム・ハッサンにはセルティックから800万から1000万ユーロのオファーが届いており、この交渉の行方に注目が集まっています。ハッサンが売却された場合、その40%の権利を保有しているビジャレアルに320万ユーロから400万ユーロの移籍金が還元されることになります。(via Mundo Deportivo)

一方で、U19スペイン代表でも経験を持つ18歳の若手有望株パブロ・メネンデス・アグディンについては、出場機会を確保させるために3部リーグのUEサン・アンドレウへ1シーズンのレンタル移籍で送り出すことが決定しました。(via MARCA)

コルドバCF

コルドバは左サイドバックの絶対的レギュラーだったイグナシ・ビララサをブルゴスへ放出したため、同ポジションの補強を最優先事項として動いていました。しかし、第一候補として交渉を進めていたラス・パルマスのクリスティアン・グティエレスをカディスCFに強奪され、獲得に失敗しました。現在はダニ・タセンデが唯一の選択肢となっており、早急に代役を確保する必要があります。(via SPORT)

コルドバのスポーツディレクションは、獲得候補としてマラガのダニ・サンチェスをリストアップしています。サンチェスはマブダ(マラガ)の1部昇格に伴い出場機会が激減することが確実視されており、コルドバでの出場機会を求めて移籍に合意する可能性が高いとされています。なお、ゴールキーパーの補強としては、ベティスBからギジェルメ・フェルナンデスを完全移籍で獲得しており、着実にポジションの強化を図っています。(via SPORT)

ブルゴスCF

ブルゴスはコルドバから左サイドバックを務める26歳のイグナシ・ビララサを獲得し、1年間の契約(2年目のオプション付き)を締結しました。ビララサはブルゴスの左サイドの主力としての役割が期待されています。(via Mundo Deportivo)

一方で、チームの左サイドバックおよびセンターバックをこなす19歳のホルヘ・サリナスの去就を巡り、大きな動きが起きています。バルセロナがサリナスの獲得に向けて600万ユーロを提示したものの、スポーツディレクターのチェマ・アラゴンは、1600万ユーロの契約解除金が満額支払われない限り放出に応じない姿勢を強調しています。さらに、ルイス・ホールの獲得に失敗したマンチェスター・ユナイテッドが代替案として、この1600万ユーロの解除金を一括で支払ってサリナスを引き抜く準備を進めていることが明らかになりました。(via AS)

カディスCF

カディスは左サイドバックの補強として、ラス・パルマスから25歳のクリスティアン・グティエレスを1年間の買い取りオプション付きレンタルで獲得することに成功しました。これはコルドバとの争奪戦を制した形となります。イマノル・イディアケス監督は、マリオ・クリメントがFCアロウカへ去った後、セルヒオ・アリバスしかいなかった左サイドバックに強力な実力者を加えることができました。(via MARCA)

一方で、プレシーズンマッチではラス・パルマスに1-3で敗れ、サポーターに課題を突きつけました。特にムサ・ディアキテとホアキン・ゴンサレスのダブルピボットは相手に主導権を握られ、連携不足を露呈。しかし、ディアキテに対する海外クラブからのオファーは沈静化しており、今季もチームに残る見込みです。また、テスト生としてプレシーズンを戦ったホセ・カンパーニャの獲得は見送られる方向で、構想外となっているボルハ・バスケスの退団も濃厚です。クラブは引き続き、右サイドバック(ベニャト・デ・ヘスス、フアン・ディアス、ケナン・トイビブが在籍)と中盤の補強を画策しています。開幕戦では2部昇格のセルタ・フォルトゥナと対戦することが決定しています。(via MARCA)

テネリフェ

テネリフェはプレシーズン中に計7試合の親善試合(テネリフェBに3-0、ヘタフェに1-2、マリーノに6-0、アニャサに2-0、カディスと2-2、タマラセイテに3-2、レガネスと0-0でPK勝)を行い、28人の選手を起用してプレシーズンを無さに消化しました。新加入のクロアチア人DFロコ・ユレシキンは合流が遅れて親善試合に出場しなかったものの、アルバロ・セルベラ監督は他の新戦力や下部組織の若手を積極的にテストし、深刻な負傷者を出すことなく調整を終えました。(via SPORT)

プレシーズンでは新加入のウイング、ビクトル・モレノがマリーノ戦のハットトリックを含む4ゴールで最多得点を記録。さらにイバン・チャペラが3ゴール、ノエル・ロペスが2ゴールを挙げました。一方で、FWフラン・サビナはレンタルでの放出が決定しており、恥骨結合炎からの回復を続けていたヘスス・デ・ミゲルも今月中の売却が濃厚です。長期離脱中のアラサン・グティエレスとサリフォ・カロピチェは引き続きリハビリに努めます。セルベラ監督は今季の戦いに向けて、『実際のリーグ戦では思い通りにいかない局面が多い。相手のミスを突き、自らミスを誘発させるしたたかな戦いが必要だ』と現実的な戦い方を予告し、エイバル(イプルア)での開幕戦に挑みます。(via SPORT)

エルデンセ

エルデンセは、ビジャレアルから21歳のFWパウ・カバネスを完全移籍で獲得し、2028年6月までの契約を結びました。(via Mundo Deportivo)

さらに、中盤の強化としてレガネスから23歳のMFカルロス・ギラオを2027年6月30日までの期限付き移籍で獲得しました。ギラオはレガネスの下部組織出身で、今季の飛躍が期待されています。(via Mundo Deportivo)

また、マジョルカの19歳DFハビエル・オライソラ(前季トップチームで139分間出場)をレンタルで獲得することがほぼ確実視されており、さらなる守備の補強が進行しています。(via Mundo Deportivo)

アルメリア

アルメリアは、コンゴ共和国出身のウイング、ブライアン・シペンガのスピードと卓越した一対一の突破力に今季の期待を寄せています。シペンガはワールドカップでの大舞台でも大活躍し、今季の昇格への起爆剤としてサポーターの希望を背負う存在です。(via Mundo Deportivo)

その一方で、チームの絶対的な主力であったセネガル代表MFディオン・ロピのサウジアラビアのアル・イテハドへの完全移籍が決定しました。ロピはマルベージャでのプレシーズン合宿からすでに離脱しています。また、DFエドガル・ゴンサレスがサバデルへレンタル移籍したことも決定しており、一部主力の入れ替わりが発生しています。(via Mundo Deportivo)

カステリョン

カステリョンは、オーストラリア代表としてワールドカップに出場し、メルボルン・シティへ完全移籍が決定したウイングのアウェル・マビルの退団を発表しました。(via Mundo Deportivo)

中盤の要であるパブ・サンティアゴ(25歳、2000年生まれ)は、プレシーズン終了に伴い、チームの特殊なプレースタイルへの適応について語りました。サンティアゴは『監督の戦術は簡単ではなく、最初は苦労する。しかし全員で戦い続ければ必ず良い結果が生まれる』と話し、新加入選手へのサポートを行う姿勢を強調しました。(via SPORT)

エイバル

エイバルは、レバンテから33歳のバスク出身センターバック、ウナイ・エルゲサバルを獲得しました。エルゲサバルはプロとしてのキャリアをスタートさせた古巣への復帰となり、今季の5人目の補強としてチームの守備陣を引き締めることが期待されます。(via Mundo Deportivo)

一方で、ユース出身の23歳FWアンヘル・トロンチョとの契約解除が正式に発表されました。トロンチョは昨季、アモレビエタとアレナス・クルブへレンタル移籍していました。(via Mundo Deportivo)

レーシング・サンタンデール

レーシング・サンタンデールは、ユヴェントスから22歳のブラジル人DFペドロ・フェリペを2030年6月30日までの4年契約で獲得しました。(via Mundo Deportivo)

若手有望株の去就については、クラブ側は断固とした強硬姿勢を維持しています。バルセロナが獲得を熱望している19歳の左サイドバック/センターバックのホルヘ・サリナス(バルサ提示は600万ユーロ)について、ディレクターのチェマ・アラゴンは、1600万ユーロの契約解除金が満額支払われない限り移籍を認めない意向を示しました。これに対し、マンチェスター・ユナイテッドが1600万ユーロを一括で支払って獲得する動きを見せています。(via AS)

さらに、19歳のミッドフィールダーであるセルヒオ・マルティネス(昨年11月に2029年まで延長、解除金300万ユーロ)に対してもバルセロナが強い関心を示しており、獲得レースをリードしています。マルティネスは前季、トップチームで13試合に出場し、フィジカルと対人能力に秀でたアンカーとして評価を高めています。一方で、24歳のウイング、スレイマン・カマラのスロバキア1部スロヴァン・ブラチスラヴァへの完全移籍が発表されました。また、17歳のウイング、ブラディミル・シウバ(ギニアビサウ代表)をセルタのセグンダ所属リザーブチームにレンタルで放出しています。(via SPORT)

カルタヘナ

FCカルタヘナは得点力不足を解消すべく、アルバセテから22歳の若きフォワード、マルコス・モレノのレンタル獲得に迫っています。モレノは昨シーズン、タラベラ・デ・ラ・レイナ(3部リーグ)にレンタル移籍し、39試合に出場して6ゴール2アシストを記録。それ以前はアルバセテのBチームで23-24シーズンに19ゴール、その翌シーズンに20ゴールを挙げて頭角を現したカンテラ出身の注目株です。アルバセテのスポーツディレクターがカルタヘナのレジェンドであるトチェ氏(元フォワード)であることも移籍交渉の後押しとなっています。また、昨季6ゴールを挙げていたクリスティアン・ボレゴはインド1部のFCゴアへの移籍が決定しました。現在カルタヘナはYeclano戦(0-0)を含め、プレシーズン4試合で未だ得点がなく、得点力不足の解消が急務となっています。(via SPORT)

リアル・マジョルカ

マジョルカは今夏のラ・リーガ2部降格を受け、主力選手の整理と補強を急ピッチで進めています。33歳のコロンビア代表左サイドバック、ヨハン・モヒカにはヘタフェが関心を示し、移籍金約50万ユーロでの獲得を交渉中。さらに1200万ユーロでヤン・ビルヒリをクラブ・ブルッヘに売却しました。一方で、2部の戦いに向けてアンゴラ代表フォワードのジト・ルブムボを死守することは絶対条件であり、プレシーズンではPSG戦での素晴らしいゴールを含む計4得点をマークして絶対的エースとしての存在感を示しています。また、アンドラからフォワードのジョセップ・セルダを2030年までの完全移籍で獲得、若きDFハビエル・オライソラ(19)をエルデンセにレンタル移籍させることで合意しています。さらに、ポルトガル人ミッドフィールダーのサム・コスタが2200万ユーロでサウジアラビアのアル・ナッスルへ完全移籍しました。(via Mundo Deportivo)

マジョルカは2部での戦いを見据え、昨季2部で主力として活躍した選手たちの慰留に全力を尽くしています。サム・コスタの移籍に伴い、アルメリアに対して20%のプラスバリア(転売利益の一部)が支払われる予定です。アンゴラ代表ルブムボの引き留めは、1年での1部復帰を目指すマジョルカにとって最大のミッションとなっています。(via AS)

ジローナ

ジローナは、想定外のラ・リーガ2部降格から1部復帰を目指してキケ・アルバレス監督のもとでチームを再建中ですが、プレシーズンマッチではナスティックに1-1で引き分けるなど、わずか1勝しか挙げられず大きな不安を残しています。この危機を脱するべく、サウジアラビアのアル・イテハドに所属する元下部組織出身の21歳、ウナイ・エルナンデスの買い取りオプション付きレンタル移籍を画策しており、現在交渉がテーブルの上に載せられています。エルナンデスはジローナのユースからバルセロナへ渡り、その後サウジアラビアのアル・イテハドへ移籍していました。チーム編成を早期に固めることが、2部リーグでの過酷な戦いを勝ち抜くための鍵となります。(via SPORT)

レアル・サラゴサ

昨シーズンにレアル・サラゴサからGetafeにレンタルされ大活躍していたフォワードの去就に注目が集まっています。現在、スペインとイタリアの強豪クラブがこのフォワードをめぐり、サラゴサと非常にアドバンスドな交渉を行っていると伝えられており、アラベスやエルチェも獲得レースに割り込もうと待機している状態です。(via MARCA)

また、昨シーズンにサラゴサにレンタル移籍していた33歳のフォワード、ケナン・コドロ(昨季サラゴサで33試合に出場し8ゴール、うち3ゴールは当時首位のレーシング戦で記録したハットトリック)が、現所属のフェレンツヴァーロシュの一員として親善試合でレアル・マドリードからゴールを奪う活躍を見せ、改めてその得点力の高さを示しました。コドロの去就やサラゴサが今季擁する攻撃陣の仕上がりは、昇格争いに直結する重要な要素となります。(via SPORT)

セルタ・フォルトゥナ

今シーズンに悲願の2部(LALIGA Hypermotion)昇格を果たしたセルタ・フォルトゥナ(セルタB)は、プレシーズンで抜群のパフォーマンスを見せた司令塔ウーゴ・ゴンサレスやアレックス・フェバス、ミゲル・ロマンといった選手たちが1部へ昇格する中、新たにパソス・デ・フェレイラから17歳のウイング、ブラディミル・シウバを買い取りオプション付きレンタルで獲得しました。シウバはギニアビサウ代表としても経験があり、圧倒的な一対一の突破力を持っています。カディスCFとのリーグ開幕戦に向けて、この新星をリザーブチームの主軸として据えて戦い抜く構えです。(via MARCA)

【本日の総括】

今季のLALIGA Hypermotion(スペイン2部リーグ)は、1部から降格したマジョルカやジローナの再建、昇格組であるセルタ・フォルトゥナの台頭、そしてサバデルやレーシング・サンタンデールといった実力派クラブの積極的な戦力補強が絡み合い、近年稀に見る大混戦の様相を呈しています。

特に、新監督就任による戦術の刷新や、移籍市場最終盤における左サイドバックをはじめとする各ポジションの激しい争奪戦は、各チームの完成度に直結しています。

バルセロナやマンチェスター・ユナイテッドといったメガクラブが熱視線を送るサリナスやマルティネスのように、2部リーグに身を置きながら世界中から注目される若き至宝たちの去就や、実力派ベテラン勢の動向も含め、1部昇格への切符をかけた熱い戦いから今シーズンも一瞬たりとも目が離せません。