ダビド・オトルビ 2031年までの長期更新と初先発での負傷交代という試練

バレンシアCFに所属する19歳のスペイン人ウイング、ダビド・オトルビが、2031年6月までの長期契約更新に署名した。しかし直後の初先発試合で重い筋肉障害を負い、暗転した状況の中でリハビリに挑んでいる。パテルナの育成が生んだ逸材として期待される一方、トップチーム定着への過酷な現実と向き合う日々が始まった。

パテルナの育成カテゴリーで順調にステップを上り、スピード溢れるドリブルで頭角を現した。カデテ時代にミゲル・アンヘル・アングロ監督率いるバレンシア・メスタジャの練習へ引き上げられると、一気に潜在能力を開花させていった。今季から指揮を執るハビエル・アギーレ監督からも絶大な信頼を獲得し、トップチームでの経験を蓄積してきた経緯がある。

先日のビジャレアル戦では念願のトップチーム初先発に抜擢された。ところが、試合途中で脚の痛みを訴えて無念の負傷交代を余儀なくされた。メスタジャのピッチを後にする際、涙を流す姿が捉えられている。失意の中で提示された2031年までの契約延長は、クラブが彼の将来性をいかに高く評価しているかを示す証拠に他ならない。

オトルビ自身はVCFメディアラジオの取材に対し『とても嬉しいし、家族も喜んでいる。デビューすることは簡単だが、生き残り続けることは全く別の話だ』と冷静に語った。さらに『アギーレ監督は熱量を伝えてくれる。パテルナの後輩たちには焦らず努力を続けてほしい』と力強いメッセージを残している。この悔しさを糧に怪我を克服し、激しい定位置争いへ勝ち残れるかが今後の成長を左右する。 (via ElDesmarque)