開幕Celta戦でのほろ苦いドローとMestallaに響いた初のブーイング:Corberán体制の5バック戦術と決定力不足への批判

⚽ 新しいシーズンへの大きな希望とともに幕を開けたホーム開幕戦でしたが、Valencia CFはRC Celta de Vigoを相手に0-0のスコアレスドローに終わり、Mestallaのサポーターからは早くも厳しい口笛(ブーイング)が鳴り響くほろ苦い船出となりました。

この試合は本来の開幕節であるBetis戦が延期されたため、チームにとって今シーズン最初の公式戦となりました。Carlos Corberán監督は、右サイドバックの絶対的な不在を考慮し、プレシーズン後半からテストを繰り返していた5バック(1-3-5-2)システムを本番でも採用しました。守備面では一定の堅牢性を示し、Celtaの攻撃を効果的に制限したものの、攻撃の局面ではアイディアとアジリティが著しく欠如。前後半を通じて枠内シュートがわずか2本(2本目はアディショナルタイム95分)というあまりにも寂しい攻撃内容に、Mestallaのスタンドの我慢は限界に達しました。

試合の終了を告げるホイッスルが吹かれた瞬間、スタジアムからはチームに対して激しいブーイングが送られただけでなく、一部のサポーターからは前シーズンと同様に『Corberán dimisión(コルベラン、辞任しろ)』という厳しいチャントも飛び出しました。これに対しては、他のスタンドのファンからそれらをかき消すようなブーイングが返されるなど、Mestallaは早くもピッチの内外で非常に張り詰めた緊迫した雰囲気に包まれています。 (via Mundo Deportivo / ElDesmarque)

日本の超新星・佐藤龍之介選手の鮮烈ラ・リーガ公式戦デビュー:Mestallaを魅了した10分の大チャンス演出と交代劇を巡るスタンドの疑問

🇯🇵 今夏のプレシーズンで2ゴールを挙げ、Valenciaのファンにとって唯一無二の希望の光となっていた19歳の日本代表MF佐藤龍之介選手が、Celta戦において先発メンバーに名を連ね、日本人として初めてValencia CFの公式戦のピッチに立つ歴史的なデビューを飾りました。

佐藤選手はインサイドハーフ、あるいはシャドーの位置で持ち前の優れた連動性、アグレッシブなポジショニング、そして卓越した戦術眼を発揮し、攻撃の絶対的な牽引車として躍動しました。最大の見せ場は開始早々の10分、Pepelu選手からのロングパスに絶妙な動き出しで抜け出し、エリア内で相手ディフェンダーを背負いながらも抜群のボディコントロールでキープ。そこから反転してエリア内のDanjuma選手へ完璧なラストパスを配給しました。この大チャンスはDanjuma選手のシュートミスによって得点には繋がらなかったものの、佐藤選手の類稀なクオリティを証明するには十分なシーンでした。

その後も随所で素晴らしい攻撃の起点となり、サポーターの心を完全に掴み取っていた佐藤選手でしたが、Corberán監督は後半56分、チームの攻撃に変化を加えるために佐藤選手を下げてUmar Sadiq選手を投入する決断を下しました。この納得のいかない交代劇に対し、Mestallaのスタンドからは佐藤選手への絶大な称賛の拍手と同時に、監督の采配に対する非常に大きな不満のブーイングが響き渡りました。佐藤選手自身は試合後、自身のSNSで次のように喜びを語っています。

『Valenciaの公式戦でデビューできたことを心から幸せに思います。この素晴らしいMestallaのピッチに立てた瞬間は、私のこれまでの人生の中でも最も特別で誇らしい瞬間です。これからも日々ハードに練習に励み、大好きなチームの勝利に貢献できるように全力を尽くします』。 (via Superdeporte / ElDesmarque)