新監督就任
前ラージョ・バジェカーノ監督のイニゴ・ペレス氏が、シーズン終了後にビジャレアルの新たな指揮官として就任することが公式に発表されている。イニゴ・ペレス監督は昨シーズン、ラージョをUEFAカンファレンスリーグ決勝に導くという歴史的な快挙を成し遂げており、その卓越した手腕が新たな舞台であるビジャレアルでも大いに期待されている。
(via ElDesmarque)
スタジアム動員
エスタディオ・デ・ラ・セラミカの観客動員数は引き続き好調を維持している。昨シーズンのラ・リーガでの総観客動員数は341,787人で、前年(347,057人)からわずかに減少したものの、23/24シーズン(341,190人)とほぼ同等の素晴らしい数字を記録した。スタジアムの収容人数は21,332人でプリメーラで5番目に小さい規模だが、平均占有率は84.3%に達し、ラ・リーガで8位の好成績である。また、シーズンチケット保持者数は19,500人に制限されているが、ソシオのホームゲーム出席率は驚異の94%でプリメーラトップ(全国平均は78%)を誇っている。
最も観客が集まったのはFCバルセロナ戦の20,701人で、次いでマンチェスター・シティ戦(チャンピオンズリーグ)の20,539人、レアル・マドリード戦の20,432人だった。逆に最も少なかったのは、消化試合となったアヤックス戦(チャンピオンズリーグ)の14,023人や、日曜14時キックオフのエルチェ戦(16,301人)となっている。
(via Estadio Deportivo)
スタジアム改修
クラブは創設100周年を迎えた2023年から始まったエスタディオ・デ・ラ・セラミカの改修工事の新たなフェーズに今週から着手している。今回はアクセスの改善、新しい通路の建設、北ゴール裏とトリブナのエリアへの別棟建設(新しいスポーツ用スペース、駐車場、スタジアムのサービス強化を含む)が行われており、この一環としてスタジアムの変革プロセスの一部として「カサルス・ブラウス」の撤去も進められる。
この大規模工事の影響で、8月中旬の開幕時にはスタジアムが100%完成しないため、クラブはラ・リーガに対し、2026-27シーズンの最初の3試合をアウェイで開催するよう要請する予定である。スタジアムへの帰還は9月中旬を見込んでいる。この新しいスタジアム構成により一部の座席配置に変更が生じる可能性があるため、影響を受けるソシオには個別で連絡が行われ、複数の代替案が提示される。
(via SPORT)
クラブランキング
ビジャレアルCFは現在、さまざまな国際的なデータサイトで世界30〜40位前後にランクインしており、世界のエリートクラブとしての地位を確固たるものにしている。
FootballDatabaseのランキングでは世界33位(欧州31位)で、スペイン国内ではレアル・マドリード、アトレティコ・マドリード、FCバルセロナに次ぐ4位という高評価を受けており、レアル・ベティスやバレンシア、さらにはACミランをも上回っている。ClubEloでは世界37位、UEFA係数では40位に位置している。一方で、過去12ヶ月の成績のみを対象とするIFFHSのランキングでは、昨季のチャンピオンズリーグでの不振が響き81位に留まっているが、主要な各種ランキングの平均では約35位となり、予算や都市の規模を大きく超える競争力を長年維持していることがデータでも証明されている。
(via Estadio Deportivo)
移籍の噂
セビージャがビジャレアルのGKディエゴ・コンデの獲得に向けて本格的に動いている。コンデはイニゴ・ペレス新監督の構想に入っておらず、現在は2人のGKの控えとなっているが、ビジャレアル側は彼をフリーで放出したり、レンタルで出したりする意思は全くない。2年前にレガネスから獲得した際の400万ユーロの投資を回収するため、減価償却の残額に相当する200万ユーロ弱の移籍金をセビージャ側に要求している。
ビジャレアルとセビージャのクラブ間関係は非常に良好であり、交渉の余地は十分にある。しかし、コンデ本人はセビージャへの移籍に際して、控えに回ることを良しとせず、スタメンとしてスタートすることを保証するという条件を提示している。
(via Estadio Deportivo)
移籍市場の恩恵
ビジャレアルは、2024年夏に150万ユーロでレアル・オビエドへ売却したアイセム・ハッサンの今後の移籍から、思わぬ数百万ユーロ規模の臨時収入を得る可能性が浮上している。ビジャレアルは彼の将来の売却益または売却額の40%を受け取る権利を保持しており、プリメーラから降格したオビエドは彼を売却せざるを得ない厳しい経営状況にある。
今年1月の冬の移籍市場では、トルコのトラブゾンスポルから600万ユーロのオファーがあったもののオビエドは拒否していた。もし今回同等の金額で売却されれば、ビジャレアルには約240万ユーロが転がり込む計算となる。現在エジプト代表としてワールドカップに参加しているハッサンは、自身の去就について『オビエドにはとても満足している。常に良くしてくれたし、キャリアで最高の瞬間を過ごした。オビエドは常に私の心の一部であり続けるだろうが、何が起こるか見てみよう』と述べたうえで、『残るかどうかは分からない。このようなクラブにアンタッチャブルな選手はいないからだ。サッカーはビジネスであり、私の年齢ならクラブに資金を残せると思う』と退団を示唆している。
(via Estadio Deportivo)
所属選手関連
昨シーズン、ビジャレアルでプレーしていたガーナ代表MFトーマス・パルティは、ワールドカップのグループステージ初戦であるパナマ戦(カナダのトロント開催)に出場できない事態となっている。彼はイギリスでのレイプ疑惑の裁判を控えており、カナダ当局から入国ビザの発給を拒否された。ガーナ側はカナダの連邦裁判所に上訴したものの棄却され、アメリカ国内で開催される次の2試合からの参加となる。パルティ本人は法廷に提出した声明の中で『私は何の犯罪でも有罪判決を受けていない。無罪を主張したし、今も無実だ』と強く語っている。
(via MARCA)
小ネタ
セビージャとの契約延長に向けて交渉中のアレクシス・サンチェスに関する話題の中で、昨シーズンの彼の活躍のハイライトとして、ビジャレアル戦での決定的なプレーが挙げられている。サンチェスはビジャレアル戦でアコル・アダムスのゴールの起点となる重要なボール奪取を記録しており、この献身的なプレーが彼のセビージャ残留を後押しする確かな評価材料の一つとなっている。
(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
イニゴ・ペレス新監督の就任やスタジアムの継続的な改修など、来季に向けた変革が着実に進むビジャレアル。世界トップクラスのクラブランキングと驚異的なスタジアム占有率が、クラブの安定した基盤を証明しています。ディエゴ・コンデの売却交渉やハッサンの連帯貢献金など、移籍市場での賢い立ち回りにも注目が集まります。