会長選挙:フロレンティーノ・ペレスがソシオへの経済的財産譲渡と一部売却案を発表
6月7日に控えた20年ぶりの会長選挙に向け、現会長のフロレンティーノ・ペレスが自身の計画を明らかにした。ペレスはインタビューで『私が再選されたら、ソシオがクラブの感情的な所有者であるだけでなく、経済的な所有権も持てるようにする。死ぬまでにクラブの経済的資産がソシオのものになるようにしたい』と熱弁した。現状ではソシオが亡くなるとクラブとの関わりが途絶えてしまうが、この新モデルにより、クラブの資産を子供や孫に相続できるようにするという画期的な構想だ。
同時に、クラブの真の価値を市場で確定させるため、約5%の株式を少数投資家に売却する考えも示し、『そうすれば残りの95%はソシオの手元に残り、何か決める場合は住民投票が必要になる。誰かお金を持たない通りすがりの人間が、高利のローンを借りてマドリードを乗っ取ろうと考えることはできない』と、外部からの買収を防ぐ防波堤になると主張した。さらに、今年のクラブの収入が12億5000万ユーロに達する見込みであるとし、長期的には20億ユーロを目指すと豪語した。ベルナベウでのコンサート再開や、Appleとの提携によるバーチャルな無限スタジアムの展開も公約に掲げている。
また、ヴィニシウスの契約更新が間近であることを明かし、『ヴィニシウスはここ2回のチャンピオンズリーグ優勝をもたらし、クラブと非常に一体化している。彼を愛していないのはマドリードのファンではない人たちだ。多額の金を要求しているという話は嘘だ』と擁護。ムバッペの不調については『PSGで本来のポジションではない場所でプレーしていたため、少し戸惑っていた』と庇い、現在のスカッドへの絶対的な信頼を口にした。
さらに、ネグレイラ事件については『サッカーの歴史でこれほど深刻なことを見たことがない。体系的な腐敗だ』と改めて怒りを露わにし、来季の監督として噂されるモウリーニョについては『彼とは話していないが、かつて我々に恐ろしい競争力をもたらしてくれた』と含みを持たせた。また、選挙活動でライバルのリケルメがペレスへの批判を強めていることに対し、『彼らの提案は破滅だ。嘘をついている。あの不吉な時代(ラモン・カルデロン時代)の同じ人間たちが再びクラブを乗っ取ることを許すわけにはいかない』と牽制した。(via MARCA)
会長選挙:エンリケ・リケルメがペレスのクラブ私物化を猛烈に批判し反撃
対立候補であるエンリケ・リケルメは、フロレンティーノ・ペレスの一部売却案に猛反発し、選挙本部前で熱烈な演説を行った。『フロレンティーノが仮面を脱いだ日だ。彼はクラブの約5%を海外のファンドに売り、選挙の直後にコントロールされた総会を開き、クラブの社会モデルを変更しようとしている。クラブは100%ソシオのものでなければならない。彼が素晴らしい会長だったからといって、クラブを売却する権利はない。誰もレアル・マドリードより大きくはない』と、クラブの民営化を断固として阻止する姿勢を鮮明にした。
リケルメはさらに、『今週、公証人のもとへ行き、レアル・マドリードの一部を第三者に絶対に売却しないという公約を公正証書にする。ペレスにも一緒に来て署名するよう公に招待する』と挑発。また、『ペレスはテレビ討論を恐れている。20年前の彼なら決して逃げなかったはずだ』と、ペレスが討論会を拒否している状況を非難し、ペレスの側近であるアナス・ラグラーリとの討論でも構わないと迫った。
リケルメは具体的な補強策についても言及し、『私が会長になれば、ロドリ(マンチェスター・シティ)のような選手がレアル・マドリードでプレーすることになる』と公言。来週の水曜日には、さらに世界的なサッカースター1名の獲得と、信頼できる新たな監督の招聘を発表すると予告している。選挙日は6月7日で、バルデベバスにあるバスケットボールパビリオンで9時から20時まで投票が行われる予定だ。(via Estadio Deportivo)