ビセンテ・イボラのコーチキャリアとレバンテへの深い愛情
2025年7月に現役を引退したばかりのビセンテ・イボラは、昨シーズン、レバンテで第2監督を務めました。シーズンを通して、最初はフリアン・カレロ監督の下で、次にアルバロ・デル・モラル監督、そして最後はルイス・カストロ監督の下でアシスタントとしてチームを支えました。さらに、ポルトガル人のルイス・カストロ監督がイエローカード5枚の累積でベンチ入り停止処分を受けた際には、イボラ自身が第1監督としてチームを指揮する経験もしています。彼のベンチでの指導者としてのキャリアはまだ短く、20年近くに及ぶ選手としての輝かしい経歴に比べれば始まったばかりです。
37歳でプロサッカー選手としてのキャリアに幕を下ろしたイボラは、引退時に当時のトップチーム監督であったフリアン・カレロの主要アシスタントとしてクラブに残ることを発表していました。スペインU-21代表経験もある彼は、セビージャとビジャレアルで合計4度のヨーロッパリーグ制覇(セビージャで3回、ビジャレアルで1回)を経験し、オリンピアコスではカンファレンスリーグで優勝を果たしました。そして自身のキャリアの締めくくりとして、今シーズン、レバンテで自身2度目となる1部リーグへの昇格を成し遂げ、有終の美を飾りました。
レバンテの下部組織で育ったイボラは、2008年にコパ・デル・レイでプロデビューを果たし、その後リーグ戦でもデビューしました。それからの5シーズンはグラノータ(レバンテの愛称)のトップチームで重要なピースとして活躍し、2010年の1部昇格や、その後のクラブ史上最高とも言える1部での充実した数シーズンを支えました。2013年にセビージャに移籍して4つの成功に満ちたシーズンを過ごした後、レスターで2シーズン、ビジャレアルで4シーズンをプレーし、レバンテに最初の復帰を果たしました。その際は土壇場で1部昇格を逃してしまい、その後オリンピアコスへ移籍しましたが、昨夏再び人生のクラブであるレバンテに復帰し、今度こそチームを1部の舞台へと導きました。
波乱万丈なキャリアの中で、実はイボラにはバレンシアCFへ移籍するチャンスもありましたが、倫理的な理由からそれを拒否していました。イボラは当時の状況について次のように語っています。
『それは2012年のことで、セビージャに引き抜かれる数ヶ月前でした。もう1年待って、フリーでバレンシアCFに移籍することもできたんです』
『ですが、そうはしませんでした。私にはそれが倫理的だとは思えませんでしたし、そのような去り方は正しいとは思えなかったからです。私にとってレバンテは非常に重要な存在でしたから。幸運なことにセビージャがやって来て契約解除金を支払ってくれましたし、セビージャで経験したことは素晴らしいものでした。私にとってレバンテは非常に重要でしたから、もしクラブを去るとしても、あのような形は最善の去り方ではなかったのです』
(via ElDesmarque)
イケル・ロサダの去就とベティスのレンタル状況
レアル・ベティスからレバンテにレンタル移籍し、1部の舞台でプレーしていたイケル・ロサダの今後の去就に注目が集まっています。スペインサッカー連盟が国内クラブ間のレンタル移籍を、放出・獲得ともに最大6人までとする新たな制限を設けたため、ベティスはレンタル選手の整理を余儀なくされています。今シーズンのレバンテでのプレーを終えたイケル・ロサダについては、来シーズン構想には入っておらず、再び別のクラブへレンタルに出されるか、あるいは完全移籍でクラブを離れることになると見られています。
(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
レバンテを愛し、レバンテに愛されたビセンテ・イボラの指導者としての第一歩と、現役時代から貫かれたクラブへの忠誠心が改めて浮き彫りになりました。また、レンタルで加入していたイケル・ロサダはクラブを離れる可能性が高まっています。