降格圏脱出への過酷なロードマップと残留決戦
レアル・マドリードへの完敗により、バレンシアは12試合を終えて2勝3分7敗の勝ち点9にとどまり、19位(首位と大きく離れた降格圏)という極度の泥沼から抜け出せずにいます。特に本拠地メスタージャでの弱体化は深刻で、今季はホームでいまだ勝利がなく(2分4敗)、最後にホームで勝ち点3を獲得したのは2023年のディエゴ・ロペスのゴールによる試合まで遡らなければなりません。2014年にピーター・リム氏がオーナーに就任して以降、かつて欧州最高峰の舞台で争っていたクラブは年々競争力を失い、2020年を最後に欧州カップ戦から遠ざかった末、ついに残留争いが定位置となるまでに没落しました。
しかし、これまでの12節はリーグ屈指の過酷な日程だったという側面もあります。バレンシアはバルセロナ、レアル・マドリード、ベティス、レアル・ソシエダ、アスレティック、セルタ、ビジャレアルをホームに迎え、アウェイではセビージャ、デポルティーボ、サンタンデールと対戦。アトレティコ・マドリードを除く上位12チーム中11チームとの対戦をすでに消化しました。
インターナショナルマッチウィーク明けの11月21日からは、いよいよバレンシアにとっての「本当の戦い」が始まります。前半戦終了までの残り7試合のうち、6試合が欧州カップ戦圏外の直接のライバルたちとの対戦です。
・11月21日: ラージョ・バジェカーノ (14位) アウェイ
・11月29日: オサスナ (16位) ホーム
・12月6日: ヘタフェ (15位) アウェイ
・12月13日: アトレティコ・マドリード (3位) ホーム
・12月20日: エスパニョール (13位) ホーム
・1月3日: レバンテ (18位) アウェイ
・1月10日: マラガ (20位) ホーム
新スタジアム「ノウ・メスタージャ」への移転を控える今季、ラージョ、オサスナ、ヘタフェ、エスパニョール、レバンテ、マラガといった降格ライバルたちとの直接対決で確実に勝ち点を積み重ねられるかが、バレンシアの残留と未来を左右することになります。(via Superdeporte)
【本日の総括】
レアル・マドリード戦の惨敗劇は、ピッチ上の完敗にとどまらず、ブラウリオSDの警察拘束騒動や審判報告書によるレアル陣営の暴力隠蔽疑惑など、ピッチ外でも激震をもたらしています。主将ガヤやギド・ロドリゲスが判定基準に怒りを募らせる中、アギーレ監督はミスによる自滅を猛省。しかし、強豪との連戦という地獄のスケジュールを終えたバレンシアには、11月21日のラージョ戦から残留をかけた直接対決7連戦が待ち受けています。ここからのライバル対決こそが、名門バレンシアがラ・リーガに踏みとどまれるかの運命の分かれ道となります。