バレンシアCF
ボカ・ジュニアーズとの契約を双方合意で解除しフリーエージェントとなった39歳のエディンソン・カバーニに対し、ストライカーを求めるクラブとして獲得の選択肢に挙がっている。カバーニ自身は引退を考えておらず、オプションBとしての役割を担うことができる。しかし、バレンシアは現在のところ高い給与コストを評価していない。(via Estadio Deportivo)
また、カルロス・コルベラン監督率いるチームは7月2日に始動し、プレシーズンのスケジュールを確定させた。7月6日から12日までパテルナで練習を行った後、13日からジローナのロイヤルベルド・トレーニング・センターで合宿を行い、18日にペトロ・デ・ルアンダと親善試合を行う。その後、パテルナのアントニオ・プチャデス・スタジアムで22日にCDエルデンセ、25日にCDカステリョンと対戦する。27日からはイングランドのセント・ジョージズ・パークで第2次合宿を実施し、28日にダービー・カウンティ、8月1日にストーク・シティと対戦。最後は8月8日にメスタージャでオレンジトロフィーを戦う。(via SPORT)
一方で、プレシーズン開始10日前にもかかわらず、トップチームの選手が15人ほどしかおらず、全ポジションに補強が必要な深刻な状態にある。右サイドバックはディミトリ・フルキエが10月まで負傷離脱しており、トーマス・ムニエと交渉中。センターバックもホセ・コペテが秋まで離脱し、ムクタル・ディアカビもリハビリ中で、セサル・タレガと新加入のジュスティン・デ・ハースしか起用できない。中盤はギド・ロドリゲスの去就が不透明で、アリウ・ディエンが加入予定。攻撃陣では、コルベラン監督の構想外であるダニ・ラバがチーム残留を希望しており、クラブは退団を促すしか手がない状況である。サンタマリアも戦力外となっている。さらに、アンドレ・アルメイダにはセルタが関心を示している。(via ElDesmarque)
レアル・ベティス
セルジ・アルティミラのRBライプツィヒへの移籍を加速させるため、選手と代理人に正式なオファーを持ってくるよう圧力をかけている。クラブは6月30日までに3000万ユーロの収益を上げる必要があり、当初2500万ユーロを要求していたが、現在は2000万ユーロ程度まで譲歩する姿勢を見せている。また、スポルティング・ポルトガルからも2000万ユーロを超える2度目のオファーが届いているが、アルティミラ本人はライプツィヒの動向を待ちたいと考えている。(via Estadio Deportivo)
ネルソン・デオッサのヴァスコ・ダ・ガマへの移籍も間近に迫っている。ヴァスコ・ダ・ガマは約1300万ユーロ(即金100万ユーロ、2027年6月までに固定800万+変動300万ユーロ)の買い取り義務付きレンタルで合意に達しており、正式な文書の到着を待っている状態である。パナシナイコスとハル・シティからも土壇場の関心が寄せられているが、ヴァスコ・ダ・ガマ行きが濃厚である。この売却は、ラ・リーガのサラリーキャップ制限(LCPD)においても直接の売却と同等に扱われる。(via ElDesmarque)
来季のチャンピオンズリーグ出場に向けたストライカー獲得資金として、クラブは1500万ユーロを確保している。現在、シンシナティで17試合13得点を記録しているケビン・デンキー(市場価値1200万ユーロ)が最も条件に合致しており、選手側もベティス行きを『素晴らしい選択肢』と前向きに捉えている。一方、ローマのアルテム・ドフビク(約2000万ユーロ)やミッティランのフランクリノ・ジュ(約2000万〜2500万ユーロ)は現時点では予算をオーバーしている。ドフビクについては買い取りオプション付きのレンタルを狙い、移籍市場の終盤まで粘る構えである。(via Estadio Deportivo)
さらに、レアル・マドリードのフラン・ガルシアを左サイドバックの補強ターゲットとして狙っている。レアル・マドリードの要求額次第だが、現在最も獲得に近いポジションにいる。(via SPORT)
若手選手では、コモ1907で活躍しCL出場権を獲得したヘスス・ロドリゲスが、将来的にベティスと対戦する夢を語り、『自分の家に戻って家族に見てもらうのは夢だが、ベティスからゴールを奪うのは辛い』と古巣への愛情を口にしている。また、バルセロナとの契約が切れるキム・ジュニェンの獲得を狙っていたが、選手はトップチーム定着を約束したアルメリアを選んだ。(via Estadio Deportivo)
アルゼンチン代表としてW杯に参加しているジオバニ・ロ・チェルソはここまで出場機会がなく、リーベル・プレートが獲得を狙っているが、ベティスは移籍金として1500万ユーロを要求しており、選手のW杯後の返答を待っている。また、ベティスの若手パブロ・ガルシアに対し、マラガのカルロス・ルイス・ルビオ(チュペ)がSNSで反応したことが話題になっている。パブロ・ガルシアには移籍金1000万ユーロ(契約解除金3000万ユーロ)が設定されており、国内外の複数クラブが注目している。(via Estadio Deportivo)
医療部門では大規模な再編が行われており、過去8年間トップチームの医療責任者を務めたホセ・マヌエル・アルバレス医師が家族の理由で退任を発表した。さらに、リハビリ部門の責任者であるエネコ・アングロも退団し、アーセナルへの移籍が決定している。クラブは新たな医師の選定を進めている。また、半月板の手術を受けて離脱中のアイトール・ルイバルに対し、クラブはSNSで『彼はまだ知らないが、ベティスの欧州大会最多出場選手になる』というメッセージを送り、CLでの復帰を激励している。(via Estadio Deportivo)
アトレティコ・マドリード
アルゼンチン代表としてW杯に参加中のフリアン・アルバレスが、オーストリア戦の勝利後に『移籍が全員にとって最善。夢を叶えたい』と公言した。この発言はクラブに大きな衝撃を与え、アトレティコは激怒している。アトレティコはバルセロナが水面下でアルバレスと接触していると見ており、契約が2030年まで残る選手への不正な交渉として、FIFAへの提訴を真剣に検討している。(via Estadio Deportivo)
アトレティコはバルセロナへの売却を断固として拒否しており、獲得を望むなら5億ユーロの契約解除金を満額支払うよう求めている。レアル・マドリードからの1億5000万ユーロのオファーも拒否したクラブは、アルバレスを海外クラブへ売却する計画を立てている。具体的にはアーセナルやパリ・サンジェルマンへの移籍を模索しており、アーセナルに対しては移籍金4000万〜6000万ユーロに加えて、ヴィクトル・ギョケレスをトレードに含める大型オペレーションを画策している。(via ElDesmarque)
アルバレスの公の発言に対し、アトレティコのファンはSNSで怒りを爆発させており、アルバレスのユニフォームを燃やす動画を公開し、『一部の選手は足跡を残し、他の選手は教訓を残す』と痛烈に批判している。クラブのSNSアカウントも、オーストリア戦後のアルゼンチン代表選手の活躍を祝う投稿からアルバレスの名前と写真を意図的に外す対応を見せた。(via Mundo Deportivo)
また、アレクサンダー・セルロートはユベントスとの個人合意に達しているが、アトレティコはより高額な移籍金オファーが届くのを待っており、アルバレスの去就に関わらずこの方針を維持する予定である。これに伴い、マテウ・アレマニーSDは短期間で攻撃陣を再構築する重責を担うことになった。(via ElDesmarque)
セビージャFC
クラブの主要株主であるデル・ニド・ベナベンテと現経営陣が、長年にわたる法的な争いを停止することで合意に達した。この合意により、クラブの株式売却に向けた緊張が緩和され、将来的な売却プロセスがスムーズに進む可能性が開かれた。(via ElDesmarque)
ルイス・ガルシア・プラサ新監督の構想外となったバティスタ・メンディについて、クラブはトラブゾンスポルからの買い取りオプション(700万ユーロ)の行使および減額交渉を断固として拒否した。メンディ本人はラ・リーガでのプレー継続を希望しており、ヘタフェが約400万ユーロでの獲得に関心を示している。(via Estadio Deportivo)
プレシーズン合宿のスケジュールも確定し、7月30日から8月7日までオランダのロッテルダムでキャンプを行う。7月31日にゴフェルトスタディオンでNECナイメヘンと、8月2日にハルヘンワールト・スタジアムでFCユトレヒトと親善試合を行い、その後ドイツへ移動して8月8日にバイ・アレーナでバイエル・レバークーゼンと対戦する。(via ElDesmarque)
ゴールキーパーの補強においては、オディッセアス・ブラホディモスの復帰を目指している。パナシナイコスがイニャキ・ペニャの獲得を決めたことでライバルは減ったが、ニューカッスルが移籍金として1000万ユーロ以上を要求しており、資金不足のセビージャにとっては非常に厳しい状況である。クラブはアコール・アダムス(約2000万ユーロ)やルベン・バルガス(約1500万ユーロ)の売却による資金調達を目指している。ブラホディモス獲得が難航する場合に備え、ビジャレアルのディエゴ・コンデやレアル・マドリードのフラン・ゴンサレスもリストアップされている。(via Estadio Deportivo)
新加入のフアン・イグレシアスは、自身のSNSで筋力トレーニングの様子を公開し、『セビージャFC、これから起こることへの準備はできている』と強烈なメッセージを発信した。過去数シーズン、ヘタフェで負傷や出場停止なくコンスタントに出場してきた無尽蔵のスタミナをアピールしている。(via Estadio Deportivo)
ラファ・ミルの裁判に関しては、バレンシア県地方裁判所が判決文の誤記を修正し、最高裁への上告だけでなくバレンシア州高等裁判所への控訴が可能であると明記した。これにより、ミルの弁護士は7月3日のプレシーズン開始前に控訴状を提出し、無罪または減刑を求める新たな法的ステップに進む予定である。(via ElDesmarque)
ビジャレアルCF
フェルナンド・ロイグ・ネグエロレスCEOが、クラブの経済状況について語る中で、『これ以上借金を重ねれば、名前は出さないが今現在借金まみれで老朽化したチームで、対応する経済力を持たないクラブのようになってしまう』と発言した。名前こそ出さなかったものの、これは明らかにセビージャFCの現状を指した皮肉であると受け止められている。両クラブは現在、GKディエゴ・コンデの移籍交渉でも接触しており、ビジャレアルはセビージャに対して容易に交渉を妥協しない姿勢を見せている。(via ElDesmarque)
若手ウインガーのイリアス・アコマシュに対して、エスパニョールのモンチSDが獲得に動いており、移籍金1000万ユーロでのオペレーションが報じられている。イニゴ・ペレス新監督の構想に入るかは不透明であり、ニコラ・ペペやタジョン・ブキャナンといった選手が攻撃陣にいるため、出場機会を求めて移籍する可能性が浮上している。(via ElDesmarque)
RCDエスパニョール
攻撃陣のスピードと打開力を高めるため、バイエルン・ミュンヘンに所属するブライアン・サラゴサのレンタル獲得を目指している。モンチSDは、ハビ・プアドの負傷離脱やジョフレ・カレーラスらのパフォーマンス不足を補うため、サラゴサを重要ターゲットに設定。バイエルンでの出場機会が少ないことを交渉の武器にする構えだが、高額な給与が障壁となっており、バイエルンに給与の一部負担を求めるなど工夫が必要となっている。(via ElDesmarque)
同時に、ビジャレアルのイリアス・アコマシュもリストアップしており、移籍金1000万ユーロでの獲得を検討している。両ウイングの補強を狙い、積極的な市場の動きを見せている。(via ElDesmarque)
セルタ・デ・ビーゴ
マルコ・ガルセスSDが静かに補強を進める中、ガラタサライからイライクス・モリバに対して届いた2000万ユーロ未満のオファーを拒否した。クラウディオ・ヒラルデス監督の下で本来の輝きを取り戻したモリバを容易には手放さない方針だが、将来的な大型売却に備え、バレンシアのアンドレ・アルメイダを代役候補としてリストアップしている。また、モロッコ代表のアゼディン・ウナヒも候補に挙がっている。(via ElDesmarque)
来シーズン、トップチームのリーグ戦とヨーロッパリーグに加え、2部に昇格したセルタ・フォルトゥナ(Bチーム)もバライードスで全試合を開催することになった。これにより、バライードスは年間最低44試合を開催することになり、週に3試合行われる時期もあるため、芝生の徹底した管理が大きな課題となっている。(via MARCA)
レアル・ソシエダ
ジョキン・アペリバイ会長は、新駅の工事視察の際に移籍市場について問われ、『トップチームにもBチームにも十分な選手がいる。落ち着いている』と語った。アレックス・レミロやアルセン・ザハリャンに対する放出の動きはなく、彼らが退団を申し出たこともないと断言した。また、W杯で2ゴールを挙げたミケル・オヤルサバルを称賛し、『彼がW杯で多くのゴールを決めると信じていた。怪我なく活躍を続けてほしい』とエールを送った。マルティン・スビメンディやミケル・メリーノの活躍にも触れた。
さらに、日本代表としてW杯に出場し、初戦で負傷した久保建英について、『クラブの医師が連絡を取っており、発表された通りの怪我だが、特別な懸念はない。早く回復して可能な限り多くの試合に出場してほしい』と述べ、状況を冷静に見守っていることを明かした。(via ElDesmarque)
一方で、ペレグリーノ・マタラッツォ監督や選手たちがバカンスに入ってから1ヶ月が経過したものの、未だに新加入選手が一人もいない状況が続いている。クラブはセンターバックとストライカーの獲得を計画しているが、サンセ(Bチーム)の若手の台頭にも期待している。(via MARCA)
RCDマジョルカ
マルティン・デミチェリス監督がRBライプツィヒに引き抜かれ、電撃退任した。クラブは『RBライプツィヒが契約解除金を支払ったため、退任する』と非常に短く冷ややかな声明を発表した。デミチェリスは2部に降格したにもかかわらず契約を更新していたため、この突然の別れにファンはSNSで怒りを爆発させている。(via ElDesmarque)
その後任として、UDラス・パルマスを退任したばかりのルイス・ガルシア・フェルナンデスが新監督に就任することが公式に発表された。契約は2027年6月までで、さらに1年のオプションが付いている。ルイス・ガルシアは選手時代にマジョルカでプレーした経験があり、古巣での指揮となる。(via Mundo Deportivo)
UDラス・パルマス
マジョルカの新監督に就任したルイス・ガルシア・フェルナンデスが、ラス・パルマスのファンに向けて感動的な別れの手紙を公開した。『熟考の末、来季は指揮を執らないことを決断した。この島での経験やファンからの愛情、ホセ・フアン(エリアス)やカナリア諸島の文化は決して忘れない』と感謝の意を綴った。(via SPORT)
一方、ルイス・エルゲラSDは過去の移籍市場での失敗を率直に認めつつ、ヘセ・ロドリゲスとの和解と契約延長を発表した。『ヘセは素晴らしい年を過ごした。彼のパフォーマンスには非常に満足している』と称賛。また、セルヒオ・ルイスや宮代大聖など、複数選手の契約延長も明らかにした。(via SPORT)
CDレガネス
デポルティボ・ラ・コルーニャのルイス・チャコンの獲得競争において、スポルティング・ヒホンやカディスといったライバルを抑えて優位に立っている。昨季8ゴール3アシストを記録したアタッカーの補強に向け、交渉を大きく前進させている。一方で、レアル・オビエドが狙っていたミゲル・アンヘル・アティエンサ(ブルゴス)の獲得にも強引に介入し、契約をまとめようとしている。(via ElDesmarque)
デポルティボ・アラベス
レアル・ベティスで活躍が期待される若手アタッカー、パブロ・ガルシアの獲得に興味を示しているクラブの一つとして名前が挙がっている。完全移籍ではなく、買い取りオプション付きのレンタル移籍を希望している。(via Estadio Deportivo)
CAオサスナ
デポルティボ・アラベスと同様に、レアル・ベティスのパブロ・ガルシアの動向を注視しており、獲得に向けたレンタル移籍の可能性を探っている。(via Estadio Deportivo)
ヘタフェCF
セビージャが買取オプションの行使を見送ったトラブゾンスポル所属のミッドフィールダー、バティスタ・メンディの獲得に乗り出している。移籍金は約400万ユーロと見られており、中盤の要を失う予定のヘタフェにとって、ラ・リーガでのプレーを希望するメンディは格好のターゲットとなっている。(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
フリアン・アルバレスの爆弾発言がアトレティコとバルセロナ間に激震を走らせる一方で、各クラブは新シーズンに向けた陣容整理やプレシーズン計画を急ピッチで進めています。ベティスやセビージャが資金確保と戦力補強のバランスに苦心する中、マジョルカの監督電撃交代などベンチの動きも活発です。久保建英の負傷状況に安堵するソシエダなど、W杯の熱狂の裏でラ・リーガ各チームの思惑が激しく交錯する一日となりました。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
バレンシアの現状は、戦術以前に『配置の崩壊』が深刻です。プレシーズン開始直前で稼働可能な選手が15名程度という状況は、戦術的な積み上げを不可能にします。特にセンターバックと右サイドバックの欠員は、守備の連動性を構築する上で致命的です。一方、ヘタフェが狙うメンディのような、特定の役割を遂行できる実力者を安価に確保する動きは、限られたリソースで戦術的基盤を整えるための現実的な解と言えます。各クラブとも、まずはピッチ上の穴を埋める作業から始めざるを得ないのが実情でしょう。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
アトレティコ・マドリードとフリアン・アルバレスの対立は、クラブの威信をかけた争いに発展しています。選手が公の場で移籍を直訴し、クラブがそれを不正な接触と断じる構図は、サポーターの感情を逆なでし、組織の結束を揺るがしかねません。また、マジョルカの監督電撃退任に見られるような、契約解除金を支払えば引き抜けるというドライな動きは、クラブの長期的なビジョンを軽視しているようにも映ります。フロントの判断一つで、クラブの温度感やファンとの信頼関係が大きく左右される時期です。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
ベティスの動きは、サラリーキャップ制限下での苦肉の策と戦略的投資のバランスが顕著です。アルティミラやデオッサの売却で即座に資金を捻出し、その一部をストライカー獲得に充てる手法は、編成上の整合性を保つための定石です。一方、アトレティコがアルバレスの売却先として海外クラブを優先する姿勢は、国内ライバルへの戦力流出を避けるための防衛策と言えます。移籍市場では、単なる選手の入れ替えではなく、契約年数や移籍金の回収効率を考慮した『出口戦略』の巧拙が、来季の順位を左右するでしょう。