スーパーコンピューターの予測

Optaのスーパーコンピューターによる最新の予測シミュレーションが実施され、セルタはヨーロッパカップ戦の出場権を争うグループに位置付けられました。シミュレーションによると、セルタがトップ4でフィニッシュする確率は16.3パーセント、トップ5に入る確率は22.7パーセントとなっています。リーグ全体の中では8番目の本命候補として評価されており、レアル・ソシエダやアスレティック・クラブを上回る期待値を得ています。一方で、今夏の初めに数々の問題を抱えるラージョ・バジェカーノや、過去2シーズン連続でセルタより下位に沈んだバレンシアの後塵を拝する形となっている点には議論の余地があります。このシミュレーションは移籍市場が閉まる20日前の8月11日時点のデータを基準としており、今後の戦力変動で結果が変わる可能性があります。(via SPORT)

待ちに待った開幕戦

セルタの今シーズンの開幕は、予期せぬアクシデントによって予定が変更されました。本来であれば前週末にデポルティーボ・アラベスとの開幕戦が予定されていましたが、ホームスタジアムであるバライードスのピッチにカビが発生したことで試合は延期を余儀なくされました。このトラブルにより、チームは今週土曜日の19時30分からメスタージャで行われるバレンシアとのアウェイゲームが今季の初戦となります。ヒラルデス監督のもと、イレギュラーなスタートにも屈せず初戦での勝利に向けて調整が続けられています。(via Estadio Deportivo)

マティアス・ベシーノの放出交渉と今夏の退団ラッシュ

クラブは給与総額の削減に向けて人員整理を精力的に進めています。その筆頭が今年1月にラツィオから加入した34歳のウルグアイ代表MFマティアス・ベシーノです。彼は膝の怪我によりプレシーズンに一切参加しておらず、ウルグアイでの報道によると膝のクリーニング関節鏡手術を受ける予定で、実戦復帰は2027年初頭までずれ込む見通しとなっています。ヒラルデス監督の構想外となっていることもあり、2027年6月まで残っている契約を解除し、フリーで退団させる方向でクラブと選手側の交渉が進められています。さらに中盤では昨季主力だったイライクス・モリバも、財政的な理由から売却候補リストに載っています。今夏のセルタはすでにマーク・ビダル、リスティッチ、アイドゥー、ダミアン・ロドリゲス、カルロス・ドミンゲス、フランコ・セルビ、オスカル・ミンゲサ、ウゴ・ソテロ、ウナイ・ヌニェスの9選手をレンタルや完全移籍、契約満了に伴い放出しています。(via Estadio Deportivo)

ウクライナ代表ツィガンコフ獲得への熱視線とアンドレ・アルメイダ合意の裏側

クラウディオ・ヒラルデス監督は3つのコンペティションを戦い抜くためにさらなる補強を公に求めており、スポーツディレクターのマルコ・ガルセスは新たな右サイドアタッカーの確保を急いでいます。ボカ・ジュニアーズのエセキエル・セバジョス獲得が個人合意に至りながらもボカとの契約更新へと傾いたため、現在の最優先ターゲットはジローナのウクライナ代表FWビクトル・ツィガンコフとなっています。ジローナの降格に伴い解除金が1000万ユーロに下がったツィガンコフは、2部でのプレーを拒否して開幕戦の出場を辞退したため、所属クラブから規律処分を科されるなど泥沼化しています。キケ・アルバレス監督は試合後の会見で『ツィガンコフは招集メンバーに入っており、プレー可能な状態だったが、自らユニフォームを着ることを拒み、観客席から試合を観戦した』と説明しています。ジローナは移籍金800万ユーロを要求していますが、半年後には他クラブと自由交渉が可能になるためセルタは引き下げを求めており、選手自身もサラリーキャップに収まるよう減給を受け入れる意思を示しています。これと並行して、セルタはバレンシアのMFアンドレ・アルメイダの獲得について移籍金約300万ユーロで大筋合意しており、土曜日の直接対決の後に獲得が完了する予定です。(via ElDesmarque)

セットプレー改革

セルタにとって、セットプレーでの守備と攻撃の構築は過去15年近くにわたり最大の弱点となってきました。ヒラルデス監督就任後の2シーズン強でもこの課題は解決しておらず、セットプレーから奪った得点が7ゴールに対し、奪われた失点は14ゴールと、被ゴール数が2倍に達する深刻な事態が続いています。この状況を劇的に改善するため、クラブはユースチームを3年間指導し実績を残したアルベルト・スアレスをセットプレー専任コーチとしてトップチームに招き入れました。クラブは昨季からセットプレーのオフェンスとディフェンスの世界的権威であるジャンニ・ヴィオ、そしてスローインのスペシャリストであるトーマス・グロンネマルクを招いてベースを構築しており、スアレス専任コーチの入閣はそのノウハウを定着させるための本気の施策です。(via SPORT)

新たなプレースキッカー

プレシーズンの親善試合4試合を見る限りでは、セットプレーのデータ(1得点2失点)に劇的な改善はまだ見られませんが、いくつかのポジティブな収穫も得られています。今シーズンのコーナーキックのキッカーとしては、プレシーズンで非常に高いキック精度を示したミゲル・ロマンが右足の能力を買われて指名される見込みです。また、直接フリーキックに関しては、長年キッカーを務めてきたイアゴ・アスパスが2020年9月のバレンシア戦を最後に直接FKから得点を挙げておらず、昨季担当していたミンゲサもチームを去りました。しかし今季は、昨季の直接フリーキックから4得点を叩き出した新加入のウゴ・ゴンサレスがフリーキックの新たなスペシャリストとして大きな期待を背負っています。(via SPORT)

開幕戦の対戦相手バレンシアの状況

開幕戦で対戦するバレンシアの状況もセルタにとって重要な要素です。バレンシアを率いるカルロス・コルベラン監督は、右サイドバックの補強が進んでいない現状に対応するため、従来の4-4-2ではなく、守備の負担を減らす5-3-2のシステムをテストしています。右ウイングバックには Jesús Vázquez が起用される可能性が高く、怪我から復帰したナイジェリア代表FWサディク・ウマルも出場可能と見られています。一方で、バレンシアはディミトリ・フルキエ、ホセ・コペテ、セルジ・カノス、ディエゴ・ロペスといった選手たちを怪我で欠いており、万全ではない状態でセルタを迎え撃ちます。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

カビ問題による試合延期という異例のスタートとなったセルタですが、今週末のバレンシアとの初戦に向けて急ピッチで調整が進んでいます。セットプレーの劇的な改善と、移籍市場閉幕に向けたツィガンコフやアンドレ・アルメイダの獲得など、クラブを大きく変える改革が進行中であり、新シーズンの躍進に高い期待が寄せられています。