アラベスとの開幕戦で3-0の大敗
ラ・リーガ26-27シーズンの開幕戦で、ヘタフェは敵地でアラベスと対戦し、3-0の完敗を喫しました。前半から試合は非常に荒れた展開となり、前半だけで18個のファウル、3枚のイエローカード、そして1枚のレッドカードが飛び交う激しい戦いとなりました。ヘタフェは前半42分、キコ・フェメニアが相手のレバシュに対する危険なタックル(足の裏を見せたプランチャッソ)を仕掛け、一度は退場を免れたものの、VARの介入によって一発レッドカードで退場処分となりました。これにより後半の全時間を10人で戦うことになりました。前半、若手のダビンチが非常に不安定な守備を見せ、相手のアンヘル・ペレスに右サイドを何度も突破されて守護神ダビド・ソリアのゴールを脅かされました。攻撃陣は、最も才能あふれるラモン・テラッツと、決定力のあるウルグアイ人FWサトリアーノに託され、サトリアーノは何度か良い形を作りましたが、ゴールには至りませんでした。後半にボルダラス監督はダビンチを下げて、大きな期待を背負う新加入のエネス・ウナルを投入する大胆な采配を見せましたが、今度はザイド・ロメロが守るエリアから失点し、アラベスのマリアノ・ディアスに1ゴール2アシストの大暴れを許して万事休すとなりました。(via Mundo Deportivo)
審判組合がボルダラス監督を厳しく非難
審判組合であるAESAFは、アラベス戦後に審判のマヌエル・オレジャーナや審判団に対して不満をぶちまけたヘタフェのホセ・ボルダラス監督に対し、厳しい内容の公式声明を発表しました。声明では、ボルダラス監督が審判団の公平性を欠いていると非難したことや、キコ・フェメニアの退場処分に対するピッチ脇での大げさな抗議ジェスチャーを激しく批判しています。AESAFは、『最初の試合終了後、審判マヌエル・オレジャーナに対して不敬な発言を繰り返し、審判団の公平性を欠いていると訴えたヘタフェCFのホセ・ボルダラス監督の反応に対し、スペインサッカー審判協会(AESAF)は、審判への敬意を呼びかけるとともに、健全でリスペクトのある大会を共に築くよう改めて求める』と発表しました。また、ボルダラス監督が判定をやり玉に挙げて自チームの敗戦の責任を審判陣に押し付けようとした態度(過剰な演出)を非難し、審判は客観的かつ公平な基準で判断していると強く擁護しました。なお、AESAFは彼のジェスチャーを正式に提訴することは行わない方針です。(via Mundo Deportivo)
サラゴサの象徴フランチョ・セラーノを獲得
ヘタフェは中盤の新たな補強として、レアル・サラゴサから24歳のミッドフィールダー、フランチョ・セラーノを完全移籍で獲得しました。契約期間は2029年6月30日までの3シーズン(3年契約)で、メディカルチェックを通過して正式に青いユニフォームを身にまといました。フランチョはサラゴサのユースから育ち、ファーストチームで160試合以上、公式戦通算200試合に出場してキャプテンまで務めたクラブの象徴的な存在でした。しかし、サラゴサの3部(Primera RFEF)への降格に伴い、新オーナーグループが彼の高額な給与を支払いきれず、減給交渉も合意に至らなかったため、経済的な理由から移籍が決まりました。当初サラゴサのスポーツ部門は画策段階で彼を右サイドバックとして構想していましたが、本人は中盤でのプレーを望んでいました。フランチョ自身は初の地元を離れる移籍に対し、『キャリアで最も困難なシーズンを経てヘタフェのようなチャンスを拒むことはできなかった。人生のクラブを離れるのは非常に辛い決断だったが、これがクラブの存続にとっても最善の解決策だ。頭を高く上げ、すべてを捧げた誇りを持って去る』と涙ながらにメッセージを残しています。(via ElDesmarque)
カンファレンスリーグ・プレーオフ開幕
ヘタフェは今シーズン、ヨーロッパカップ戦であるカンファレンスリーグに出場します。明日21:00より、本拠地コリセウムにてプレーオフ予選第1戦が行われ、セルビアの古豪パルチザン・ベオグラードと対戦します。パルチザン側には、元サラゴサのSDであるラドサヴ・ペトロヴィッチがおり、さらに昨日、パルチザンは元サラゴサのセルビア人アタッカー、ニコラ・チュミッチ(27歳)と2年契約を結んだことを公式発表しました。これにより、ヘタフェのフランチョとパルチザンのチュミッチという、かつてのチームメイトによる「サラゴサ同門対決」がカンファレンスリーグの舞台で実現する可能性があります。ヘタフェは、ルイス・ミジャやアランバリが去り、ウチェが重傷を負っているため中盤の台所事情が非常に厳しく、ボルダラス監督が新加入のフランチョを本来の中盤として起用するのか、あるいはサイドバックとして起用するのか注目が集まっています。初戦をホームで迎えるヘタフェにとって、グループステージ進出に向けてこの第1戦で良い結果を残すことが極めて重要です。(via SPORT)
本拠地コリセウムの劇的な改修工事の現状
ヘタフェのホームスタジアム「コリセウム」は、現在大規模な改修工事の真っ只中にあります。クラブはカンファレンスリーグのプレーオフ・パルチザン戦に先立ち、火曜日の練習をファンやメディアに公開し、スタジアムの進捗状況をお披露目しました。昨シーズン中に南スタンド、北スタンド、そしてラテラルが段階的に解体され、今夏はこれら3つのエリアの上部スタンドの建設が急ピッチで進められました。しかし、まだ完成にはほど遠く、木曜日の試合では以下のような異例の仮設状態での開幕となります。メインスタンドは解体工事中で最初の数列しか使用できず、プレス席(記者席)は屋根のない状態でこの数列に設置されるため、メディアは直射日光や雨に直接さらされることになります。ロッカールーム(控室)は南スタンドに仮設され、選手はゴール裏の中央からピッチに出入りします。さらに、大統領席(VIP席)も屋根のないバックスタンドに一時的に移されるため、アンヘル・トーレス会長をはじめとする両クラブの幹部たちも、天候不順に備えなければならない驚きの環境となっています。(via ElDesmarque)
今夏の移籍市場と中盤の刷新
ヘタフェは今夏の移籍市場で中盤の顔ぶれを一新しています。長年チームを支えてきた主力MFルイス・ミジャとマウロ・アランバリが今夏にチームを去り、中盤の層が大幅に薄くなっていました。クラブはこの穴を埋めるため、フランチョ・セラーノをはじめ、マリオ・マルティン、オレル・マンガラ、ラモン・テラッツといった実力派を相次いで獲得しました。さらにボルダラス監督は、プレシーズン中に目立った活躍をアピールできなかったハビ・ムニョスやイバン・ネユの2選手について、移籍市場の残り2週間で売却・放出を進めたい考えを持っています。新加入のエリアカン・マンガラは、過去の長い怪我を経て再びピッチで戦うために、『長い怪我の後に自分の実力を取り戻し、愛情を感じるためにヘタフェを選んだ』と、クラブからのサポートに感謝する言葉を寄せています。(via ElDesmarque)
【本日の総括】
リーグ開幕戦での完敗、審判団との衝突、本拠地コリセウムの不便な仮設状況など、多難な船出となったヘタフェCF。しかし、中盤の刷新に向けて獲得したレアル・サラゴサの元主将フランチョ・セラーノをはじめとする新戦力たちが、これらの課題を跳ね返す起爆剤となるか注目です。明日に迫ったカンファレンスリーグ・プレーオフのパルチザン戦は、新生ヘタフェの真価を占う極めて重要な一戦となります。
