サン・マメスのスタンドに響いたレアル・ソシエダの被害者アイトール・サバレタへの追悼と過激派への告発

今回の激闘の最中、サン・マメスのスタンドからは、ピッチ上の戦いとは一線を画す「バスクの結束」を示すコールが響き渡りました。

ビルバオサポーターたちが陣取るエリアから沸き起こったのは、25年以上前にアトレティコ・マドリードの過激派サポーター(ウルトラスグループ「バシオン1903」)によって、旧ビセンテ・カルデロン周辺で刺殺されたレアル・ソシエダのファン、アイトール・サバレタ(当時28歳)を追悼するチャントとコールでした。

犯人のリカルド・ゲラ・クアドラードは2000年に禁錮17年の実刑判決を受けていますが、この悲劇的な殺人事件は、バスク地方の全サッカーファンにとって今なお癒えない深い爪痕となっています。

宿敵アトレティコを迎えた特別なこの日、バスクのライバル同士の垣根を越え、スタジアムが一体となってサバレタへの哀悼の意を表すると同時に、アトレティコのサポーター内に今なお存在する暴力的で過激な一部セクターに対する強い抗議と非難のメッセージを突きつけました。

(via ElDesmarque)

【本日の総括】

前半の圧倒的なゲーム支配力を活かせず、後半開始の「魔の2分間」に起きた一瞬の気の緩みから3失点を喫し、今季初の黒星を浴びたアトレティコ。シメオネ監督が「すべて自分の責任」と認めるなど、チームの構築プロセスにおける手痛い教訓となりましたが、クティ・ロメロのデビューや、フリアン・アルバレスが敗戦後にサポーターへ見せた誠意ある挨拶など、未来に向けたポジティブな光も見えました。水曜日に控えるアンフィールドでのリヴァプール戦で、この悪夢を完全に払拭する戦いを期待しましょう。