エルネスト・バルベルデ監督とイニゴ・レクエのサン・マメス最終戦

アスレティック・ビルバオにとって、本日のセルタ・デ・ビーゴ戦は本拠地サン・マメスでの今シーズン最終戦となります。クラブの近代史において最も重要な監督であるエルネスト・バルベルデが、アスレティックの指揮官として503試合目の公式戦を率い、この試合を最後に退任します。同時に、11シーズンにわたりワン・クラブ・マンとして活躍し、ファンの間で様々な評価を受けながらも常に献身的だったキャプテンのイニゴ・レクエも今シーズン限りでスパイクを脱ぎます。試合開始前の18時50分頃から、2人のレジェンドに対してスタジアムでふさわしいお別れと敬意を表するセレモニーが予定されています。(via MARCA)

カンファレンスリーグ出場に向けた厳しい条件とセルタ戦の展望

ジローナとレアル・ソシエダが引き分けたことにより、アスレティック・ビルバオは勝ち点44で今シーズンの1部リーグ残留を数学的に確定させました。しかし、ヨーロッパの舞台を目指していた目標から残留へと目標変更を余儀なくされたシーズンは、ファンに大きなフラストレーションを残しています。バレンシア戦とエスパニョール戦で数日の間に2連敗を喫し、直近のエスパニョール戦では0-2で敗れるなど、チームの状況は悪化しています。現在、カンファレンスリーグ出場圏内の7位ヘタフェとは勝ち点4差です。アスレティックが出場権を獲得するためには、本日のセルタ戦で勝利し、ヘタフェがエルチェ戦でつまずくのを待ち、さらに来週土曜日にサンティアゴ・ベルナベウで行われる消化試合のレアル・マドリード戦で勝利するという奇跡的な条件が必要です。さらに、セルタとの直接対決の得失点差を上回るため(前回アウェイで0-2の敗戦)、本日2点差以上で勝利し、セルタが最終節のセビージャ戦で敗れ、他のライバルも失敗すれば6位浮上の可能性すら残されています。ホームでの失望を払拭し、ファンと和解するためにも勝利が絶対条件です。(via Estadio Deportivo)

ダニ・ビビアンの負傷と2026年ワールドカップ出場の危機

スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督が発表する2026年アメリカワールドカップの事前メンバーリストに名を連ねていたダニ・ビビアンが、セルタ戦の招集メンバーから外れました。ビビアンはコルネジャ・エル・プラットで行われたエスパニョール戦の前半に足首の捻挫を負っていました。土曜日にレサマで最終テストを行いましたが、バルベルデ監督は彼をメンバーに含めることができませんでした。この負傷により今シーズンは終了となり、サンティアゴ・ベルナベウでのレアル・マドリード戦も欠場が濃厚です。デビュー当初の集中力や鉄壁のオーラが失われ、パフォーマンスが著しく低下していたビビアンにとって、今回の負傷はワールドカップ出場の夢を絶つ致命的なものとなる可能性が高い状況です。(via ElDesmarque)

悲運の若手ウナイ・エギルスの再負傷とその他の欠場者情報

デュランゴ出身の若手センターバックであるウナイ・エギルスに再び悲劇が襲いました。CDミランデスで素晴らしいシーズンを送り、2028年までの契約を結んで期待されていましたが、今シーズンは公式戦で1分も出場しておらず、レサマの練習にすらほとんど参加できていませんでした。そして今週、右膝の前十字靭帯形成術部分を再び断裂する大怪我を負い、さらに何ヶ月もの長期離脱を余儀なくされます。また、チームの攻撃の要であるニコ・ウィリアムズとオイアン・サンセもそれぞれ筋肉系のトラブルから回復中であり、欠場が確定しています。(via Mundo Deportivo)

セルタ戦の予想スタメンと招集メンバー

セルタ戦に向けて23人のメンバーが招集されました。腓骨の打撲から回復したユーリ・ベルチチェがリストに復帰し、ホキン・アランバリ監督のリザーブチームで数週間プレーしていた若手のセルトン・サンチェス・スエドも再びトップチームに招集されています。

予想される先発メンバーは以下の通りです。

ゴールキーパー:ウナイ・シモン

ディフェンダー:レクエ、パレデス、ラポルテ、アダマ

ミッドフィルダー:ルイス・デ・ガラレタ、レゴ

フォワード:イニャキ・ウィリアムズ、ベレンゲル、ナバーロ、グルセタ

リーグ戦9ゴールを含む公式戦16ゴールでチーム得点王のグルセタが攻撃を牽引します。エスパニョール戦から大きくメンバーが入れ替わる見込みです。試合は19:00キックオフで、Movistar+ LaLiga、DAZN、Teledeporte、RTVE Playなどで中継されます。(via Estadio Deportivo)

新監督エディン・テルジッチの就任予定

エルネスト・バルベルデ監督の退任に伴い、来シーズンからはドイツ人のエディン・テルジッチ監督がアスレティック・ビルバオの新たな指揮官として上陸することが予定されています。テルジッチ新監督には、チームの立て直しと、パフォーマンスが低下しているダニ・ビビアンなどの選手たちの状態を改善するミッションが託されることになります。(via ElDesmarque)

クラブ栄養士トスカナ・ビアールが明かす食事管理アプローチ

アスレティック・ビルバオとサッカースペイン代表の栄養部門の責任者を務めるトスカナ・ビアールが、プロサッカー界における栄養管理の重要性について語っています。彼女は20年以上にわたりこの分野で活動しており、選手を単なるアスリートではなく一人の人間として捉えるアプローチを実践しています。ビアールは試合でのパフォーマンス維持について次のように語っています。

『炭水化物の質と量を試合前後に適切に管理することが非常に重要です。また、忘れられがちですが、水分補給、つまり水分や電解質、ミネラルの補給は疲労や試合中の筋肉のトラブルに直結します。さらに、これらを消化不良を起こさないように管理しなければなりません。試合中に消化不良で実力を発揮できなかったり、ピッチで嘔吐してしまう選手を何度も見てきました』

また、週に3試合があるような過密日程での回復については、複雑な戦略よりも基本的なことを徹底することが大切だと強調しています。

『終わった瞬間に消費したエネルギーを補給するための炭水化物、筋肉のダメージを修復するための十分なタンパク質を摂取し、しっかり水分補給して電解質を取り戻し、正しく休むことです。オメガ3などのサプリメントも使いますが、基本を完璧にこなすことが最も重要です』(via Mundo Deportivo)

残留争いクラブとの直接対決成績と小ネタ

リーグの下位では歴史的な大混戦が繰り広げられており、他チームの残留条件にアスレティックとの直接対決の成績(得失点差)が影響しています。アスレティックはジローナとエスパニョールに対して直接対決で負け越していますが、レバンテ、エルチェ、アラベス、オサスナに対しては直接対決で勝ち越しています。バレンシア、セビージャ、マジョルカとは五分の成績です。

その他の小ネタとして、バレンシアのレンソ・サラビアがアスレティック戦で先発出場したことや、バレンシアのウマル・サディクがアスレティック相手にヘディングでゴールを決めていることなどが挙げられます。さらに歴史を遡ると、1981年10月にセビージャのピンチーニョがデビューした試合は、アスレティックを相手にした2-0の勝利でした。(via MARCA)

【本日の総括】

バルベルデ監督とレクエのサン・マメスでのラストマッチを控え、チームは不本意なシーズンからの名誉挽回とわずかなカンファレンスリーグ出場の可能性にかけてセルタ戦に臨みます。新監督テルジッチの就任が控える中、勝利でファンに報いることが求められています。