1部残留の確定とヨーロッパ進出のわずかな希望

🛋️ アスレティック・クラブは、ラ・リーガ第36節の結果を受けて数学的に1部残留を確定させました。チームはエスパニョール戦での敗北により最悪の雰囲気に包まれていましたが、ジローナとレアル・ソシエダが1対1で引き分けたこと、そして今後の日程で下位チーム同士の直接対決(レバンテ対マジョルカ、ジローナ対エルチェ)が組まれていることで、現在44ポイントのアスレティックが降格圏に沈む可能性は完全に消滅し、自宅のソファで安堵の時を迎えました。

一方で、ヨーロッパの大会への進出の望みはほぼ絶望的と言われていましたが、数学的な可能性はかすかに残っています。現在7位でカンファレンスリーグ出場圏内にいるヘタフェとは残り6ポイントの争いの中で4ポイント差、6位でヨーロッパリーグ出場圏内にいるセルタとは6ポイント差です。セルタにはバライードスで2対0で敗れているため直接対決の成績で劣っていますが、アスレティックが最終節のレアル・マドリード戦を含めた残り2試合に勝利し、セルタが両方の試合に敗れた上で得失点差をひっくり返すという奇跡が起きれば順位を逆転できます。極めて困難な道ですが、まずはシーズンの最後まで有終の美を飾ることが求められています。(via Mundo Deportivo)

エスパニョール戦の敗北と深刻なチーム状況

📉 コルネジャでのエスパニョール戦では、ペレ・ミジャのゴールによって痛恨の敗北を喫しました。これにより、2026年に入ってから一度も勝利がなかったエスパニョールに1部残留に向けた決定的な勝ち点を与え、相手監督のマノロ・ゴンサレスが歓喜の涙を流すという結果を招いてしまいました。

現在のアスレティックは今シーズン最悪のダイナミクスに陥っており、プレーの質においても、闘争心というエネルギーの面においても、ヨーロッパの舞台を争うレベルに達していません。リーグ戦でのパフォーマンスは急激に落ち込んでおり、試合を重ねるごとに不安が増しています。この状況に対し、エルネスト・バルベルデ監督は『心配のレベルは非常に高い』と発言し、強い危機感を露わにしています。この言葉は現在のビルバオの惨状を完璧に描写しています。また、ミゲル・キンタナも試合分析のなかで『成長するどころか、悪化している』と鋭く指摘しており、チームは深刻な状態にあります。(via MARCA)

歴史的ワースト記録に並ぶ今季18敗目とスタッツの低迷

📊 エスパニョール戦の敗戦は、チームに重い現実を突きつけました。これで今季のリーグ戦での敗北数は18に達し、クラブの歴史上1シーズンにおけるワースト敗戦記録に並んでしまいました。過去に18敗を喫したのは、イニャキ・サエス監督からチュチ・アラングレン監督へ交代した1991-92シーズン、最終節レバンテ戦で劇的な残留を決めた暗黒の2006-07シーズン、そしてホアキン・カパロス監督のもとでコパ・デル・レイ決勝に進出した2008-09シーズンの3回のみです。もし残り2試合で再び負けることがあれば、クラブ史上単独ワーストという不名誉な記録を作ることになります。

さらに、得点力と守備力の両面でデータが危機的状況を示しています。アラベス戦の後半に4ゴールを奪って以降、バレンシア戦とエスパニョール戦では連続して無得点に終わりました。エスパニョール戦では2度もシュートがポストに嫌われる場面があったものの、今季の全36試合中、なんと13試合で1ゴールも奪えていません。守備に関しても、今季クリーンシート(無失点)で終えた試合はわずか6試合にとどまり、2026年に入ってからはオサスナ戦での1回だけです。攻守のバランスが崩壊していることが、この低迷の最大の要因となっています。(via Mundo Deportivo)

セルヒオ・アセンホが語る旧サン・マメスの思い出

🏟️ 現在のチーム状況からは少し離れますが、元ビジャレアルなどのゴールキーパーであるセルヒオ・アセンホが、アウェーでプレーした中で最も印象的だったスタジアムとして旧サン・マメスを称賛しています。

アセンホはラジオ番組に出演した際、カンプ・ノウやサンティアゴ・ベルナベウの巨大さについて触れた後、旧サン・マメスでの忘れられない特別な経験について次のように長く熱く語りました。

『あのロッカールーム、まだ完全に進化しきっていなかったあのサッカー…ロッカールームでは、一部の選手が着替えた後に、控え選手たちが入ってきて着替えなければなりませんでした。あの壁がとても近くにある感じ、そしてアスレティック・クラブのファンが作り出すあの雰囲気…とてもクールなものとして、より昔ながらのヴィンテージなサッカーとして私の記憶に残っています』

2013年6月に取り壊されて新スタジアムへと生まれ変わりましたが、当時の熱狂的でクラシカルなサッカーの空気感は、対戦した選手の心にも今なお深く刻み込まれています。(via SPORT)

【本日の総括】

今季18敗目という歴史的ワースト記録に並び、攻守のスタッツも極端に低迷するなど、チームは今季最悪の状況にあります。他力によって1部残留は確定したものの、バルベルデ監督も強い危機感を抱いています。奇跡的なヨーロッパ進出の可能性は残されているため、残り2試合で意地を見せ、来季への希望を繋ぐ戦いが求められます。