戦力不足の限界 急務とされる補強とアンセルミ監督の「ポジション適性」に関する嘆き
ラシン戦での敗北は、エルチェCFの現スカッドにおける選手層の薄さと、適正ポジションの不足という極めて深刻な課題を浮き彫りにしました。
アンセルミ監督は試合後、システム変更や戦術調整を行うにあたっての制約について、極めて具体的な例を挙げて語りました。
『私たちは状況を打開するためのツールを探しているが、いま持っている選択肢はあまりにも限定的だ。例えば、今日の試合でも後半にテテ・モレンテを右サイドバックに、ルカス・セペダも右サイドバックに、そしてヘルマン・ヴァレラを左サイドバックに配置せざるを得なかった。しかし、言うまでもなくテテは純粋な右サイドバックではないし、ヘルマンも左サイドバックではない。純粋な適性を持つ選手がベンチにいないため、試合が難しくなった時に即座に効果的な調整を施すことが非常に困難になっている。この移籍市場が閉まるまでに、こうした異なる戦術を可能にするための専門的なポジションの選択肢、オルタナティブを必ず獲得しなければならない』
クラブのスポーツ部門を率いるシノッカらフロント陣も、この戦力不足を痛感しています。移籍期限は来週の9月1日(火)23:59に迫っており、時間は一刻を争います。特に、バルセロナへ移籍したイニャキ・ペーニャの退団によって空白が生じているGK陣には、ディトゥロの今回の致命的なミスも相まって、実力派の第二キーパー、あるいは競争を促せる守護神の補強が最優先事項となっています。さらに、指揮官が強く望んでいる本職のサイドバック、そして中盤でゲームを組み立てられるクリエイティブなプレイメーカーの獲得交渉を急ピッチで進める必要があります。この残された短い時間でフロントが実力者を連れてこられるかどうかが、今シーズンのエルチェの運命を左右することになります (via MARCA)。
【本日の総括】
前半のあまりにもお粗末な自滅劇から、ハーフタイムの指揮官の激怒を経て、後半は怒涛の追い上げを見せたエルチェCF。しかし、前半にプレゼントしたゲームをひっくり返すには時間が足りず、3対2で苦渋をなめました。新戦力のブバ・サンガレとフェル・ニーニョの初ゴールという収穫はあったものの、アンセルミ監督の言葉通り「適正ポジションの選手層不足」は致命的です。9月1日の移籍期限まで残りわずか。フロントは一刻も早く実力派のGK、サイドバック、プレイメーカーを補強し、チームを立て直す必要があります。