ジョナタン・デュバシンの加入プレゼンテーションと給与カットの裏話

🦁 スポーツディレクターのブラウリオ・バスケスは、新加入のフォワードであるジョナタン・デュバシンの入団発表記者会見を行いました。デュバシンはすでにルイス・ミゲル・ラミス監督が率いるチームでデビューを果たしています。

バスケスは、デュバシンがチームに加わったことについて『ジョナタンはこのチームがまさに必要としていた特徴を持っている。深さ、スピード、スペースを突く能力をもたらしてくれる。これらは現在のスクアッドにおいてそれほど多く備わっていなかった要素だ。彼がここに来るために払ってくれた努力を高く評価したい』と称賛しました。

特に、契約成立の裏側でデュバシン自身が金銭的な犠牲を払ったことが明かされました。オササナが合意していた経済的条件と、前所属のスポルティング(Sporting CP)が求めていた金額との間に開きがあったため、デュバシンはオササナへの移籍を熱望するあまり、自らの希望年俸・給与を削減することを受け入れました。バスケスは『彼自身が受け取る給与を減らすことを承諾してくれた。その姿勢こそが、彼がどれほどオササナに来たがっていたかという熱意を証明している。人間的なレベルにおいても、私たちは素晴らしい獲得に成功したと確信しているし、私たちを信じて挑戦してくれたことに深く感謝している』と、その自己犠牲と熱い忠誠心に最大の感謝を表明しました。(via Estadio Deportivo / via ElDesmarque)

ヴィクトル・ムニョス売却益の使途と現実的なクラブ財政

💰 イングランドのプレミアリーグ、リバプールへの移籍が決定し、すでに現地でトレーニングを開始しているヴィクトル・ムニョスの売却について、ブラウリオ・バスケスSDは『スポーツの観点から言えば非常に大きな痛手であることは間違いないが、経済的な面を考慮すれば、クラブの歴史に残る信じられないほど素晴らしい大売却である』と評価しました。

しかし、サポーターの間でこの巨額の売却益がそのまま今夏の補強資金に充てられるのではないかという期待が高まっていることに対しては、冷静な見解を示しました。『ヴィクトル・ムニョスの売却によって得られた資金のすべてが、そのままピッチ上の新戦力獲得に使えるわけではないと理解しなければならない。クラブには果たさなければならない他の義務が存在している』と明かしました。

具体的には、前所属クラブであるレアル・マドリードに対して支払うべき移籍金の未払い残高の決済や、現在抱えている特定の未払い負債の返済、国税庁への消費税(IVA)などの支払い、さらに下部組織のトレーニング施設であるタホナル(Tajonar)の改修・近代化事業にかかるインフラ費用などに、売却益の大部分が充てられる予定です。バスケスSDは『私たちは現実的な経済状況の中で計画的に作業を進め、限られたリソースを責任を持って適切に活用しながら、チームの強化を目指す必要がある』と、健全経営を重視する姿勢を強調しました。(via Estadio Deportivo / via ElDesmarque)

アルメリアのチリーノ獲得オファー拒絶と守備陣の補強優先

🛡️ ディフェンスラインの層を厚くすること、および質を向上させることが今夏の最大の課題となっています。クラブは現在、3人から4人の獲得候補選手をリストアップして極秘裏に交渉を重ねています。バスケスSDは『守備陣においては、質と量の両面においてチームを確実に改善できると確信している。私たちは現在、複数の選択肢を扱いながら懸命に取り組んでいる。シーズン全体を通じてチームの力になってくれる選手を確実に見極めることが最も重要だ』と語りました。

その補強の一環として、UDアルメリアに所属する右サイドバックのダイジロ・チリーノに対して600万ユーロ(約6ミリオンユーロ)の移籍金を提示して獲得交渉に臨みましたが、アルメリア側からこのオファーを即座に拒否されました。アルメリア側は、これまでにバレンシアから届いた複数回にわたる同額(ボーナスや将来の転売権利を含めた形)の獲得打診もすべて断っており、チリーノの市場価値を約1500万ユーロと極めて高く評価しているため、その金額に届かない交渉は時間の無駄であると突っぱねています。

オササナは引き続き守備ラインの補強に全力を注ぐ一方で、前線についても『もし私たちのチームを確実に向上させ、他とは異なる特徴をもたらしてくれるアタッカーが市場に現れれば、獲得に動く準備は常に整っている』と、攻撃陣の緊急補強の可能性も排除していません。(via MARCA / via Estadio Deportivo)

イケル・ベニトのメキシコ移籍とアレックス・リザンコスの交渉破談

✈️ 若手アタッカーのイケル・ベニトの退団が確実となりました。ベニトは現在、メキシコのクラブへの完全移籍に向けて合意を完了させており、メキシコ行きのフライトに乗るために空港へと向かっています。

バスケスSDは彼の去就について『イケル・ベニトの移籍手続きはほぼ完了している。彼はオササナにおいて右サイドバックとして起用されることにどうしても馴染めず、居心地の悪さを感じていた。今回、彼にとって最も自然なポジションであるウイング(extremo)としてプレーできる非常に魅力的なチャンスがメキシコのクラブから舞い込んだ。この取引は、オササナとベニト本人の双方にとって極めて理想的で素晴らしい解決策であると確信している』と、温かく送り出すコメントを残しました。

ベニトのポジション変更に伴い、新たな右サイドバックの補強候補としてセグンダのブルゴスCFに所属するアレックス・リザンコスの獲得を模索し交渉を行っていましたが、最終的に合意には至りませんでした。リザンコスは最近怪我を負いましたが、バスケスSDは『交渉が破談となった原因は、リザンコスが負った怪我とは一切関係がない』と話し、純粋な経済的・契約条件の不一致によるものであると説明しました。(via Estadio Deportivo / via ElDesmarque)

20歳の若手アイマール・ボネルがサラゴサから6ヶ月で復帰

⚽ 昨シーズンの冬の移籍市場でカンテラからレアル・サラゴサへと移籍し、サラゴサのセカンドチームであるデポルティーボ・アラゴン(セグンダRFEF)でプレーしていた20歳の若きミッドフィールダー、アイマール・ボネルが、わずか6ヶ月でオササナに復帰することが正式に決定しました。

サラゴサ側は契約終了に伴う両者の退団を公式に発表し、ボネルのこれまでの貢献とプロ意識に感謝の意を表しました。ボネルはサラゴサでの半年間で公式戦10試合に出場して経験を積んでおり、復帰後はオササナのセカンドチーム(Pamploñés / Bチーム)に再び合流し、トップチームへの足がかりを模索することになります。(via SPORT)

今季の絶対的目標「残留」と昨季17位の経済的打撃

📊 今シーズンの絶対的な目標は、ラ・リーガ1部における『残留(permanencia)』であると明確に設定しました。

バスケスSDは『私たちの絶対的な、そして唯一の目標は1部残留だ。私たちは自分たちが何者であるかをしっかりと自覚し、プリメーラの舞台で毎シーズン生き残ることがどれほど過酷で困難なことであるかを理解しなければならない。まずは次のヴィーゴ遠征で勝ち点を持ち帰ることに全力を尽くす』と語りました。

特に、昨シーズンにおいてチームが一時的にヨーロッパリーグなどの高い目標を夢見た結果、後半戦に大失速して17位というギリギリの順位でかろうじて降格を免れた痛烈な経験を振り返り、『昨シーズンの出来事は、私たち全員にとっての教訓となるべきだ。高すぎる目標に目を奪われたことで、チームはバランスを崩し、最終的には降格の崖っぷちまで追い込まれた。さらに、17位という低い順位でシーズンを終えたことは、テレビ放映権収入の大幅な減少という形で、クラブの経済面に深刻な打撃を与えた』と話し、財政的な痛手を認めました。それでも『経済的な打撃はあったものの、オササナの歴史やこれまで築いてきたプレステージ(威厳)には傷はついていない。私たちは依然として、多くの選手から選ばれる魅力的な素晴らしいクラブであり続けている』と話し、クラブのブランド力への信頼を誇りました。(via Estadio Deportivo / via ElDesmarque)

主力選手への全面的な信頼とカンテラ若手の台頭

🔥 プレシーズンマッチにおいてUAEのアル・アインに敗戦を喫したことで、サポーターやメディアの間で新シーズンへの懸念や不安が急速に広がっています。これに対して、バスケスSDはサポーターに対して冷静になるよう呼びかけ、主力選手たちへの全面的な信頼を強調しました。

『たった1回の親善試合の敗戦によって、すべてが台無しになったかのように慌てる必要はまったくない。私たちにはオササナの歴史において最高のストライカーがおり、さらに中盤にはジョン・モンカヨラやアイマール・オロスといった、これまでクラブのために数々の素晴らしいパフォーマンスを示してきた極めて有能な選手たちが揃っている。最近の彼らに対する批判はあまりにも過剰で理不尽だ。私は彼らが新シーズンにおいて、必ず本来の輝かしいトップパフォーマンスを取り戻すと100%確信しているし、彼らへの信頼が揺らぐことはない』と話し、過剰な批判にさらされている主力選手を強く擁護しました。

また、カンテラ(下部組織)からファーストチームの練習に参加しているイニゴ・アルギビデやアシエル・オサンベラといった若き才能の台頭についても、『彼らはプレシーズンを通じて非常に素晴らしい貢献を見せており、チームにとって大きなプラスとなっている。彼らをどのように起用していくかについては、最終的にはルイス・ミゲル・ラミス監督の戦術的な判断と意見が何よりも重要になる』と述べ、若手育成への期待感を示しました。(via Estadio Deportivo / via ElDesmarque)

大量退団とラミス新監督のもとでの新しいサイクル

🌀 今夏の移籍市場において、これまでに5名の主要な選手がチームを去りました。退団したのは、シェラルド・ベッカー、ハビ・ガラン、ヴィクトル・ムニョス、マヌ・リコ、フアン・クルスの5選手です。

バスケスSDは『現時点において、これ以上のファーストチームの主力選手の放出は予定していない』と明言し、これ以上の戦力流出を防ぐ姿勢を示しました。今季からルイス・ミゲル・ラミスが新監督に就任したオササナにとって、主力メンバーのドラスティックな入れ替えは、新たな戦術とアイデンティティを構築するための新しいサイクルへの重要な一歩として位置づけられています。(via Estadio Deportivo)

アトレティコの若き逸材獲得への興味

🎯 中盤の構成については非常に充実しているため、これ以上のミッドフィールダーの補強は基本的には考えていないことを明らかにしました。かつて、異なる戦術的プロフィールを持つセサール・パラシオスの獲得を検討したことがありましたが、それも中盤の人数不足による必要性からではなく、あくまで特別な特徴を持つ選手としての検討に過ぎなかったと説明しました。

その一方で、クラブは現在、アトレティコ・マドリードが誇る若き神童(joya)の獲得に焦点を当てており、移籍市場の終了までにレンタル移籍などの形でチームに加えるための可能性を慎重に模索しています。(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

オササナは昨季17位に終わったことによる放映権料の減少を教訓とし、今季は『1部残留』という目標に愚直にフォーカスしています。ムニョス売却益の Tajonar 改修費等への慎重な配分、チリーノ獲得へのアプローチ、ベニトのメキシコ移籍など、経済的現実に対応しつつ、ラミス新監督のもとでディフェンスラインの質・量両面の強化を最優先に新シーズンへの準備を進めています。