チアゴ・フェルナンデスのレンタル移籍が合意間近
ビジャレアルに所属するアルゼンチン人ウイング、チアゴ・フェルナンデスのレバンテへのレンタル移籍がほぼ合意に達しました。この取引は、選手に確実な出場機会とピッチでの継続的な成長を促したいビジャレアル側の意向と一致したものです。
契約内容は、2027年6月30日までの1年間の期限付き移籍(レンタル)で、レバンテ側にはレンタル期間終了後に完全移籍に移行させることができる買い取りオプションが付随します。しかし、ビジャレアル側もこの将来性豊かなアタッカーのコントロールを完全に失うことを望んでおらず、もしレバンテが2027年夏に買い取りオプションを行使した場合に備えて、その後の移籍市場で有効な買い戻しオプション(リパチェース権)を契約に盛り込むことで合意しました。
ビジャレアルは、レバンテが彼にとって最も理想的な環境であると考えています。ビ・ラ・レアルからわずか数十キロメートルしか離れておらず、環境、気候、あるいはリーグ戦への適応といった大きな問題を経ることなく、同じ1部リーグで経験を積むことができます。フェルナンデスは昨シーズン、レアル・オビエドへ半シーズンのレンタル移籍を経験しており、そこでの活躍が高く評価されていました。
また、今回の移籍にはビジャレアル側の登録枠の問題も影響しています。ビジャレアルは現在、ルイス・ジュニオール、タジョン・ブキャナン、アレックス・フリーマンの3選手で外国人登録枠(非EU枠)を使い切っており、現在のスクアッドの構成ではチアゴ・フェルナンデスをリーグ登録することができないため、今回の放出を急ぐ必要がありました。(via SPORT)
登録選手わずか11名の超・非常事態で挑む新シーズン
ラ・リーガの開幕まであと6日と迫る中、レバンテは深刻な非常事態に直面しています。長年にわたる深刻な財政難の影響から、今夏の移籍市場でも高額な取引を制限せざるを得ないクラブは、現時点でファーストチームの選手として登録を完了できているのが、わずか11名にとどまっている。
ルイス・カストロ監督が15日のRCDEスタジアムで行われるエスパニョールとの開幕戦で起用可能な、現時点での登録選手は以下の通りです。
・ゴールキーパー:パブロ・カンポス(背番号1)
・ディフェンダー:ホルゲ・カベージョ(背番号14)、ビクトル・ガルシア(背番号17)、ジェレミー・トルヤン(背番号22)
・ミッドフィールダー:ジョン・アンデル・オラサガスティ(背番号8)、カルロス・アルバレス(背番号10)、ケルビン・アリアガ(背番号16)、オリオル・レイ(背番号20)
・フォワード:ロヘル・ブルゲ(背番号7)、イバン・ロメロ(背番号9)、エッタ・エヨン(背番号21)
今夏はすでに9名の選手が退団し、5名の新戦力を迎え入れていますが、この超・少人数で開幕戦を迎えるわけにはいきません。クラブにとっては、新加入のバルデリ、マンディ、レケナ、ソテロ、ムスアイ、マヌ・サンチェス、ライアンの7選手に加え、契約更新したデラ、さらに昨季はBチーム登録だったカリーム・トゥンデ、パコ・コルテス、ナチョ・ペレスの若手3選手を含めたメンバー全員の登録を今週中に完了させることが、開幕前の極めて重要で最大の挑戦となっています。(via SPORT)
カルロス・アルバレスが10番を継承!新チームの背番号事情
新シーズンに向けてチーム内の背番号にもいくつかの注目すべき変化が見られます。
最大のトピックは、ミッドフィールダーのカルロス・アルバレスが、退団したパブロ・マルティネスの跡を継いで栄光の背番号「10」を背負うことになった点です。アルバレスはこれまでの2シーズンで着用していた「24」を返上し、チームの司令塔としての役割を担うことになります。なお、彼が以前着ていた「24」は、新加入のダニ・レケナが暫定的に引き継いでいます。
また、プレシーズン中に行われた親善試合を通じて、新加入選手たちの正式な背番号の割り当てについても全貌が見えてきました。当初プレシーズン開始時には背番号「6」をつけてトレーニングに臨んでいたウーゴ・ソテロは、ディフェンダーのウナイ・エルゲサバルがSDエイバルへと完全移籍したことに伴い、空き番号となった「5」へと変更しました。
さらに、新戦力のヤニス・ムスアイは、今夏にクラブの象徴的なスタジアムであるシウダ・デ・バレンシアを去ったレジェンド、ホセ・モラレスが約10年間にわたり背負い続けた偉大なる背番号「11」を受け継ぐ大役を務めることになりました。(via SPORT)
伝説のFWアルナ・コネがレバンテで見せた大復活とセビージャへの報復劇
かつてセビージャにクラブ史上最高額となる1500万ユーロの移籍金で鳴り物入りで加入したものの、度重なる怪我と信頼の欠如により4年間でわずか49試合2ゴールという不本意な成績に終わったコートジボワール代表FWアル・コネ(アルナ・コネ)。そんな彼のキャリアを劇的に復活させたのが、契約最終年となったレバンテへの期限付き移籍でした。
当時チームを率いていたファン・イグナシオ・マルティネス監督は、フットボール界から忘れ去られかけていたコネの才能を完全によみがえらせる方程式を見つけ出しました。コネはレバンテの地で水を得た魚のように躍動し、ラ・リーガで34試合に出場して15ゴール、コパ・デル・レイでも2ゴールを挙げ、シーズン通算17ゴールという圧倒的なキャリアハイのパフォーマンスを披露したのです。
しかし、この輝かしい活躍の裏には、セビージャを震撼させる奇妙な契約のドラマが隠されていました。セビージャは彼をレバンテへ送り出す際、契約書に『シーズン18ゴールを達成した場合、セビージャとの契約が自動的に1年延長される』という特殊な自動更新条項を盛り込んでいました。コネはゴールを量産してこの目標に近づき、第35節には古巣セビージャの本拠地サンチェス・ピスフアンで16点目のゴールを決め、セビージャの欧州カップ戦出場権を粉砕しました。
さらにその翌週のグラナダ戦で17点目を決めたコネは、ゴール直後に感情を露わにしてユニフォームを脱ぎ捨てるパフォーマンスを行い、警告(イエローカード)を受けました。この警告によって累積による1試合の出場停止処分が確定。18点目の自動更新条項が作動して望まないセビージャへの復帰を強いられることを避けるため、コネは残された2試合を「都合の良い膝の負傷」を理由に欠場することを決断しました。
これにより、17ゴールのままシーズンを終えたコネはセビージャとの契約を満了してフリートランスファーとなり、コストゼロでレバンテへ完全移籍を果たしました。レバンテはこの巧妙な策略によって世界的なストライカーをタダで手に入れ、その直後にプレミアリーグのウィガンへ400万ユーロで売却するという、クラブ史上最高レベルの極めて美味しいビジネスを成功させました。コネはその後ウィガンからエヴァートンへと700万ユーロでステップアップし、現在は現役を退いて母国コートジボワールで静かな生活を送っていますが、このレバンテでの大復活と巧妙な契約回避劇は、今なお語り継がれる伝説となっています。(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
深刻な財政難による登録制限という大きな壁に直面し、現時点の登録選手がわずか11名という前代未聞の事態に置かれているレバンテ。しかし、カルロス・アルバレスの10番継承や、ビジャレアルの有望株チアゴ・フェルナンデスの獲得など、チームは今週中の全員登録完了に向けて全力を尽くしています。かつてのアルナ・コネの伝説的な大復活劇のように、逆境を覆すレバンテ魂が開幕戦で発揮されることが期待されます。