8年ぶりのラ・リーガ1部復帰と下部組織重視のクラブ方針

マラガCFは、過酷な昇格プレーオフを見事に勝ち抜き、2部での8年間という長いトンネルを抜けて、ついにスペインフットボールの最高峰であるラ・リーガ1部(LALIGA EA Sports)への復帰を果たしました。今シーズン、再びエリートたちの舞台に戻ってきたアンダルシアのクラブは、大金を投じる派手な補強に頼るのではなく、チームを支えてきたカンテラ(下部組織)出身の生え抜き選手たちの多くを維持し、彼らをベースにして1部の厳しい戦いに挑むという確固たる育成主導のクラブ方針を掲げています。この一貫した信頼関係がチームの連帯感をより強固なものにしています。(via MARCA)

プレシーズンマッチ5試合の戦績と見え隠れする仕上がり

今夏の準備期間において、マラガは国内外の多様な対戦相手と合計5試合の親善試合を行いました。その戦績は1勝3分け1敗となっています。初戦のレスター・シティ戦では激しい乱打戦の末に3-3で引き分け、続くサウジアラビアのアル・イテハド戦も2-2のドロー。プレミアリーグのフルハムとの一戦も2-2で引き分けたものの、PK戦を制して勝利を収めました。その後、アル・アラビに対しては攻撃陣が爆発し4-2で快勝を飾りましたが、セウタとの親善試合では1-2で敗北を喫しました。強豪相手にも互角以上に渡り合える高い得点力を証明した一方で、セウタ戦での敗戦や複数失点を重ねた守備陣の構築には、開幕直前まで細かな調整が必要とされる課題が残されています。(via MARCA)

アーロン・オチョアの半月板負傷と開幕を前にした深刻な野戦病院化

フアンフラン・フネス監督は、開幕を目前にして極めて深刻な主力の負傷離脱に頭を悩ませています。クラブは公式発表として、若き才能であるアーロン・オチョアが右膝の外側半月板を損傷したことを確認しました。オチョアは元々警告累積などのサスペンションにより開幕戦の欠場が決まっていましたが、今回の膝の負傷によって1ヶ月以上の長期離脱が不可避となりました。現在、医療陣とともに保存療法で治療を進めるか、あるいは手術に踏み切るかの最終判断を慎重に下す予定です。さらに、チームの野戦病院化はこれだけに留まりません。セウタとの親善試合において、昨季までエスパニョールでプレーしていた実力派ディフェンダーのフェルナンド・カレロが肋骨を強打し、複数箇所の骨折を伴う重傷を負って離脱。加えて、セルタから期限付き移籍で加入している期待のレフトミッドフィールダー、カルロス・ドトールも膝に大きな損傷を抱えリハビリに回ることになりました。この相次ぐ主軸の負傷離脱により、指揮官は極めて制限された選択肢の中からイマジネーションを駆使した戦術構築を強いられています。(via Mundo Deportivo)

移籍市場閉幕に向けた選手放出と新戦力確保の綱渡り

悲願の1部復帰を遂げたものの、マラガの今夏の移籍市場におけるスカッド形成は未だ完成には至っていません。クラブの財政バランスを維持しながら補強を進めるため、スポーツ部門は現在、数名の余剰戦力の売却・放出オペレーションを早急にまとめることに全力を注いでいます。これら不要人員の整理によるサラリースペースの確保が完了すれば、移籍市場が閉幕するまでに、チームのウィークポイントを埋めるための即戦力となる選手を新たに2名獲得する計画を立てています。限られた時間の中でフロントの交渉手腕が問われる緊迫した局面が続いています。(via MARCA)

アトレティコとの開幕戦に向けた4-2-3-1の予想システムと配置

8月19日水曜日の21:00に敵地リヤド・エア・メトロポリターノで行われるアトレティコ・マドリードとの開幕戦に向け、フネス監督は4-2-3-1のシステムを採用してジャイアントキリングを狙う見込みです。守護神には、昨季の昇格プレーオフで絶対的な守備の要として君臨したアロンソ・エレーロが入ります。4バックの右にはカルロス・プーガ、左にはサリーナスまたはラフィータが起用される予定。センターバックはエイナル・ガリレアが軸を務めますが、相棒には中盤が主戦場であるものの、カレロの負傷離脱に伴い緊急事態のカバーとしてコンバートされるイザン・メリノが配置される可能性が極めて高いです。中盤の底であるダブルピボットはラモン・エンリケスと、ラファ・ロドリゲスまたはアンヘル・レシオがコンビを組み、トップ下にはダニ・ロレンソが配置されます。攻撃の両翼には、チーム最大のスターであるダビド・ラッルビアを右に、左にはホアキン・ムニョス、または今夏にレガネスからレンタルで獲得したばかりのファン・クルスが先発を争っています。そして最前線の1トップには、カンテラ育ちの点取り屋カルロス・ルイス、通称「チュペーテ」がターゲットマンとして起用され、アトレティコの強固な守備陣に果敢に挑みます。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

悲願の1部復帰を果たしたものの、カレロやドトール、そしてオチョアといった主軸の深刻な怪我人続出により、いきなりの試練に直面しているマラガCF。カンテラ主体の現有戦力を信じ、フネス監督のイマジネーション溢れるタクトとスターのラッルビア、新鋭チュペーテらの爆発によって、開幕アトレティコ戦での金星と、市場最終盤での追加補強に向けた確かな希望を掴み取れるかが最大の注目ポイントです。