ラ・ロサレーダの歓喜
マラガCFにとって、実に8年ぶり、日数にして3019日ぶり(2018年以来)となる、ホームスタジアム「エスタディオ・ラ・ロサレーダ」でのプリメーラ(1部)リーグのピッチは、信じられないほどのパッションと感動に包まれた歴史的な夜となりました。スタジアムを埋め尽くした29,014人の熱狂的なサポーターは、キックオフの数時間前からスタジアム周辺に巨大な列を作り、美しいクラブアンセムをアカペラで大合唱して選手たちをピッチへと迎え入れました。そのパルコ(VIP席)には、マラガを誰よりも愛する世界的な映画アイコンであるアントニオ・バンデラス氏が、誇らしげに自身のマラガCFのホームユニフォームを着用して観戦。スタジアムは、まさにホーム開幕戦にふさわしい最高潮のボルテージに達していました。(via Mundo Deportivo / MARCA / SPORT)
試合は、昨シーズンにともに2部リーグ(ラ・リーガ・ハイパームーション)を戦い、激しい昇格争いを勝ち抜いて共に1部へと這い上がってきたデポルティーボ・ラ・コルーニャとの「昇格組ライバル対決」。お互いにプリメーラでの生き残りをかけ、開始直後から非常に速いテンポのパスワークと、激しい中盤でのインテンシティがぶつかり合う見応えある展開となりました。マラガは立ち上がりから主導権を握るべくインテンシティ高くプレスを敢行し、Juan Cruz選手がペナルティエリア外から放った鋭いミドルシュートが相手の守護神 Leo Román 選手を脅かすなど、サポーターの期待を背負ってアグレッシブに立ち上がりました。(via SPORT / Estadio Deportivo)
しかし前半22分、デポプリーボに一瞬の隙を突かれてゲームは動きます。中盤でルイスミ・クルス選手に絶妙な conduction (ドリブル持ち出し)を許すと、エリア中央へ絶妙なスルーパスを通され、これに反応したガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤン選手に一瞬のスピードでEinar Galilea選手が振り切られます。エリア外へ中途半端に飛び出してしまったマラガの守護神アルfonso Herrero選手は、オーバメヤンの軽いワンタッチでいとも簡単に交わされ、無人のゴールへと流し込まれて0-1。快適に立ち上がっていたマラガにとって、1部の決定力の恐ろしさを痛感させられる、これ以上ない重い一撃となりました。(via SPORT / Mundo Deportivo)
チュペの誕生日ゴール
デポルティーボのオーバメヤン選手に先制ゴールを許し、一時的にゲーム展開を見失い、相手の堅固な守備ブロックの前に苦しい時間帯が続いていたマラガCFですが、スタジアムのサポーターが声援を緩めることは一切ありませんでした。そして前半34分、チームの不屈の闘志が形になります。左サイドでルーズボールに勇敢に反応した左サイドバックのRafita選手が、相手ディフェンダー2人の包囲網をかい潜って果敢にボールを奪取。そのままペナルティエリア内へとドリブルで強行侵入した際、デポルティーボのセンターバックであるNoubi選手がRafita選手の左足を引っかけてしまい、主審のJavier Alberola Rojas氏はためらうことなく即座にペナルティ(PK)のスポットを指し示しました。(via SPORT / Mundo Deportivo / Estadio Deportivo)
この絶体絶命の重圧がかかるPKのキッカーを務めたのは、この日、まさに「34歳の誕生日」という特別な記念日を迎えていた絶対的エース、Carlos Ruiz Chupete(チュペ)選手でした。スタジアム中が息を呑んで見守る中、チュペ選手は besa el balón (ボールにキス)をしてピッチに置くと、完璧にコースを読んだ Leo Román 選手の驚異的な跳びをあざ笑うかのように、左上の素晴らしい「メディア・アルトゥーラ(メディアの高さ)」に完璧なシュートを叩き込み、1-1の同点ゴールをマークしました。この得点は、チームにとって貴重な今季ファースト勝点に繋がる同点弾であると同時に、チュペ選手個人にとっても、長いフットボールキャリアの中で記念すべき「プリメーラ(1部)自身初ゴール」となり、誕生日の夜を彩る最高にエモーショナルなストーリーが完結した瞬間となりました。(via Estadio Deportivo / SPORT / MARCA)
この1点によりスタジアムの熱狂は再び爆発し、前半を1-1で終えた段階での両チームのデータは、マラガのゲームへの完璧な適応力を示していました。ポゼッション率は58%対42%、シュート数(Remates)は3本対3本、Remates a puerta(枠内シュート)は1本対2本、コーナーキック(Saques de esquina)は5本対1本と、内容的にはマラガがはっきりと主導権を握っていたことを証明していました。何よりも、相手が莫大な資金力を有して実力者をズラリと揃えているのに対し、カンテラーノを中心とした若きマラガが全く引けを取らないタフなインテンシティで戦えているという事実は、今シーズンの残留ロードに向けて極めて明るい希望の光となりました。(via Mundo Deportivo / SPORT)
後半65分のPK疑惑とフネス監督の皮肉
後半、試合はさらにエキサイティングで激しいインテンシティのぶつかり合いとなり、その中でピッチの上を大きく揺るがす「最大級の論争の瞬間」が発生しました。後半65分、デポルティーボのDavid Mella選手が自陣エリア近くでトラップミス(コントロールミス)を犯した瞬間、マラガのJoaquín Muñoz(ジョアキン・ムニョス)選手が猛烈な鋭さでそのボールを強奪。ジョアキン選手はそのまま凄まじいスピードでペナルティエリア内に侵入し、相手DFのXimo Navarro(シモ・ナバロ)選手を振り切ってシュートへ行こうとした瞬間、シモ・ナバロ選手が明らかに「腕を身体から離した状態(braceo)」でジョアキン選手を激しく突き倒しました。(via ElDesmarque / Mundo Deportivo / Estadio Deportivo)
ジョアキン選手が地面に叩きつけられ、ラ・ロサレーダの29,000人を超えるファンが一斉に立ち上がってペナルティをアピールしたものの、ピッチ上のAlberola Rojas主審は笛を吹かず、何とプレーの続行を指示。さらに、VARを担当していたGuillermo Cuadra Fernández氏からも主審に対して「オン・フィールド・レビュー(OFR)」の勧告は一切行われず、何事もなかったかのように試合は再開されました。この決定に、スタンドからは主審に対して耳を塞ぎたくなるような凄まじい大ブーイングと指笛が浴びせられ、ゲームのボルテージは一気に殺気立ったものへと変わりました。(via ElDesmarque / Mundo Deportivo)
この判定がこれほどまでに深刻な怒りを買った背景には、そのわずか24時間前の日曜日に行われた「アトレティコ・マドリード対ビジャレアル」の試合における、全く同質の事件がありました。そこでは、アトレティコのスペイン代表DFル・ノルマン(Le Normand)選手が、エリア内での全く同様の「腕を身体から離した braceo 」によるプッシングを犯したとして、一発レッドカード(退場処分)を提示され、相手にPKが与えられていました。それにもかかわらず、全く同じシチュエーションであったシモ・ナバロのジョアキンへの暴力的なプッシングが完全に「お咎めなし」とされたことについて、マラガの応援席からは『これが大富豪クラブと我々昇格組へのあからさまな判定の不条理(ダブルスタンダード)なのか』として、猛烈な疑問と不満の声が今なおSNSやテレビ番組で渦巻き続けています。(via ElDesmarque)
この判定について、試合後の記者会見でジャーナリストから厳しく問われたファン・フラン・フネス監督は、普段の冷静さを保ちつつも、目に不敵なユーモアを湛えながら以下のように語り、主審とVAR、および審判委員会(stamento)に対して痛烈極まりない皮肉の弾丸(puyazo)を投げかけました。(via ElDesmarque / SPORT)
『あのジョアキンの場面は、誰がどう見ても間違いなくファールであり、明らかなペナルティだった。しかし、ピッチの上の神である主審の笛が吹かれなかったのだから、私たちのフットボールという世界においては、あれはPKではないということだ。ただ、もし昨日、あの非常に厳格な判定によって退場処分となり、ペナルティを与えられて深く傷ついていたアトレティコ・マドリードのル・ノルマン(Le Normand)が、昨夜ではなく、今日ここでこのアルベローラ・ロハス主審の素晴らしい笛の下でプレーしていれば、間違いなく退場にもならず、PKも取られずに済んだからね。彼は今頃、きっとこの主審に対して心からの感謝を述べて、大喜びしていたことだろうね』。(via ElDesmarque / SPORT)
フネス監督とチュペの独占コメント
激闘の90分間を終え、ラ・ロサレーダでの1部復帰の歴史的な最初の一歩を踏み出したマラガCF。フネス監督は、勝点1という結果に対して決して100パーセント満足しているわけではないとしつつも、チームが見せた凄まじい反発力と、1部の猛者たちと対等に渡り合える「不滅の競争力(gen competitivo)」に対し、確固たる誇りと強い信頼を口にしました。会見における監督の発言は以下の通りです。(via Estadio Deportivo / SPORT)
『勝点3という最大の結果を持ち帰ることができなかった以上、フットボールの世界において私たちは決してハッピーであると言うことはできない。しかし、ピッチの上で選手たちが見せたハードワークとパッションは本当に賞賛されるべきものだ。正直に言って、私たちは今日のゲームにおいて、勝ち点3という結果を得るのにはるかにふさわしい素晴らしい価値(merecido mucho más)を示したと確信している。特に後半、私たちのチームはボールポゼッションのテンポを上げ、ピッチの上でさらに力強く成長していった。
前半にオーバメヤンという偉大なストライカーにあまりにも簡単に先制ゴールを許してしまった際も、チームはひるんだり、集中力を切らして崩れたりする(dejarse caer)ことは一切なかった。むしろ、あの失点のショックを境に、私たちはそれまでよりもはるかにインテンシティ高く、美しくビルドアップを機能させ始めた。だからこそ、私たちはあの同点PKを勝ち獲り、後半に勝利するに十分な素晴らしい決定機を作り出すことができたのだ』。(via Estadio Deportivo)
また、フネス監督は、後半が開始される直前、ピッチ中央で選手たちをきつく集め、ある「大切なメッセージ」を彼らの耳元で厳しく、そして情熱的に語りかけていたことを明かしました。(via Estadio Deportivo)
『私は彼らにこう語りかけたんだ。おい、顔を上げろ。お前たちが今立っているのは、泥臭い3部や厳しい2部のピッチではない。ここはまばゆい光が降り注ぐ「プリメーラ(1部)」のピッチなんだ。お前たち自身の手で勝ち獲った、この偉大で特別な1部という舞台の価値(valor)をもう一度心に深く刻み、何よりもこの最高の瞬間を、恐怖ではなく100パーセント楽しんで(disfruten)戦うんだ、とね。それが、今シーズン私たちが成し遂げるすべての大いなる偉業の、最も重要なスタートラインになる。サポーターのこの素晴らしい熱狂を背中に受け、ホームで戦えること自体が、私たちの競い合いにおける最大の差別化要素(elemento diferenciador)なのだから』。(via Estadio Deportivo)
さらに監督は、早くも水曜日の夜に控える次節、サンティアゴ・ベルナベウでの王者レアル・マドリードとの大一番に向けて、不敵な闘志をたぎらせました。(via Estadio Deportivo / SPORT)
『リーガという過酷な戦いは、私たちの回復を一切待ってはくれない。ほんの数日前にもマドリードのピッチで戦ったが、次はサンティアゴ・ベルナベウでのゲーム...。相手は間違いなく、世界で最高、いや史上最強の恐ろしいチームのひとつだ。あのような巨大な怪物を相手にするなら、私たちはピッチの上で「崇高なレベル(nivel sublime)」に達しなければ、勝ち点ひとつをもぎ取ることすら不可能な過酷な現実が待っている。しかし、だからこそこの挑戦は私たちにとって極めて大きなモチベーション(motivador)になる。まずはしっかりと肉体を回復させ、私たちの持てるすべてのエネルギーをベルナベウのピッチに注ぎ込む準備を進めるよ』。(via Estadio Deportivo)
一方で、この記念すべき日に誕生日ゴールを決めた英雄チュペ選手は、サポーターへの感謝を胸に、以下のように謙虚に、かつ力強く今後への誓いを語りました。(via MARCA / SPORT)
『チーム全員が最後まで本当に素晴らしいスピリットで戦い抜いたし、私たちはすぐに次のゲームへの準備に入るよ。今シーズンにおける最初の非常に貴重な勝ち点1を掴み取ることができた。ここから残り36試合にわたる、非常に長くタフなプリメーラのサバイバル(残留レース)が始まるんだ。私はフォワードとして、これからもチームにたくさんのゴールをもたらして貢献できることを心から願っている。しかし何よりも、私の最大の、および唯一のプライオリティは、この大好きなマラガCFというクラブが、来シーズンもこの1部という最高峰の舞台に残留(salvación)することだ。個人のスタッツや得点王といった名誉は、チームの目標が達成された後に自然とついてくる二の次のものに過ぎない。および何よりも、ホームでもアウェーでも、常に私たちの声を枯らして支えてくれるサポーターこそが、ピッチの上の「11人」をはるかに超える、私たちにとってかけがえのない最高の12番目の選手(jugador número 12)なんだ。彼らのパッションに報いるために、私たちはこれからも走り続けるよ』。(via MARCA)
選手個々の徹底採点と戦術評価
地元メディア「La Opinión de Málaga」が提供した、デポルティーボ戦におけるマラガCFのスターティングイレブン、および途中出場した全選手たちの徹底的な個別スタッツ評価と詳細な採点(10点満点)は以下の通りです。一人一人のピッチでの貢献と課題が浮き彫りとなっています。(via SPORT)
■ Manuel García 選手:【評価:6 / 10】🧤
失点したオーバメヤンのゴールの場面においては、ややポジショニングに迷いがあり、不十分な飛び出しによって押し込まれてしまいました。しかし、そのミスを境に集中力を完全に研ぎ澄まし、後半にはデポルティーボの猛攻をしのぐ、極めて美しく決定的なファインセーブを披露。失点シーン以外の守備の安定感は評価に値します。(via SPORT)
■ Carlos Puga 選手:【評価:7 / 10】🏃♂️
右サイドにおいて、まさに肺が潰れるのではないかと思わせるほどの驚異的な上下運動を90分間絶え間なく敢行。守備の局面においては1対1の競り合いで高い強度を見せて相手の侵入を許さず、オフェンスにおいても果敢に前線へオーバーラップしてチャンスを作りました。ただ、最後のクロスやラストパス(最後の1本)の精度において、やや課題が残りました。(via SPORT)
■ Ángel Recio 選手:【評価:7 / 10】🛡️
カンテラ(下部組織)出身の若きディフェンダーらしく、最後まで極限の集中力を一切切らすことなく完遂。危険なエリアでのデュエルにおいて圧倒的な勝率を誇り、ボールを持った際も一切パニックになることなく、極めてクリーンに周囲へとパスを配給しました。若さを感じさせない、本当に落ち着いた頼もしいパフォーマンスでした。(via SPORT)
■ Einar Galilea 選手:【評価:5 / 10】🤕
試合の入りにおいては、世界クラスのスピードと抜け出しを誇るオーバメヤン選手の俊敏性に非常に苦しめられ、失点シーンでも彼の一瞬のスプリントに完全についていくことができませんでした。しかし、時間の経過とともに試合のリズムにアジャスト。後半はポジショニングを修正し、持ち前の対空の強さで危険な空中戦をことごとく跳ね返しました。(via SPORT)
■ Rafita 選手:【評価:8 / 10】⭐
この日、間違いなく「マン・オブ・ザ・マッチ(MVP)」にふさわしい決定的な大仕事をやってのけました。前半34分、ルーズボールに対して誰よりも勇敢に身体を投げ出して競り勝ち、そのまま果敢にエリア内へとカットイン。相手ディフェンダーNoubiの反則を完璧に誘発して同点PKを勝ち獲りました。守備でもハードワークを極め、非の打ちどころのない最高水準の働きでした。(via SPORT)
■ Izan Merino 選手:【評価:6 / 10】📈
試合の序盤こそ中盤での硬さが見られたものの、ゲームが後半に進むにつれてプレーの流調性と自信を大きく高めていきました。中盤の底でセカンドボールを何度も回収し、後半にはこぼれ球からペナルティエリア外での鋭いミドルシュートを放つなど、相手のゴールを果敢に脅かしました。これからの大いなる成長を感じさせる一戦でした。(via SPORT)
■ Carlos Dotor 選手:【評価:6 / 10】🧠
ボールが彼の足元を経由するたびに、マラガの攻撃の質とリズムが劇的に向上。インテリジェントなゲームメイク能力と絶妙なパス配給を披露し、中盤から前線への展開を常にスムーズにする戦術のキーマンとして機能しました。得点こそありませんでしたが、彼の高い技術はフネス監督の攻撃戦術において不可欠なピースです。(via SPORT)
■ Dani Lorenzo 選手:【評価:7 / 10】🔥
オフェンスのエリアにおいて、中盤とフォワードの間を絶え間なく走り回り、スペースを空けるために泥臭いランニングを何回も繰り返しました。前半は非常に高いエネルギーで相手の守備ブロックを掻き回したものの、後半に入るとこれまでの凄まじい運動量のツケが回り、やや疲労からくるスプリント精度の低下が見られ、途中で交代しました。(via SPORT)
■ Juan Cruz 選手:【評価:6 / 10】⚡
先発として右サイドに配置され、前半からピッチの内側のハーフスペースに顔を出してゲームに絡み、開始直後には相手キーパーを慌てさせる非常に鋭いミドルシュートを放ちました。しかし、後半に入るとスタミナを消費してしまい、戦術的変更のために55分にLarrubia選手と交代してベンチに下がりました。(via SPORT)
■ Joaquín Muñoz 選手:【評価:6 / 10】🪁
サイドライン際において高いインテンシティを誇り、ボールを持つたびにドリブルで縦への突破を果敢に試みました。エリア内でシモ・ナバロに突き倒されたPK疑惑のシーンを演出したのも彼の鋭いConducciónであり、相手ディフェンダーにとって常に厄介な存在であり続けました。ただ、ペナルティエリア近く(最後の数メートル)での精度に欠けました。(via SPORT)
■ Chupete(チュペ) 選手:【評価:7 / 10】👑
誕生日当日のPKの責任を一身に背負い、尋常ではないプレッシャーの中で Leo Román を破って左上の完璧なコースに突き刺したその男気は賞賛に値します。また、後半75分に相手のDiego Villaresのバックパスミスを頭で完璧にカットして放ったヘディングシュートが非情にもクロスバーを叩いたシーンは、本当にあと数センチで逆転の夜となる悔しい場面でした。(via SPORT)
【途中出場した選手たちの評価】
■ David Larrubia 選手:【評価:7 / 10】⚔️
後半55分にピッチに投入されると、持ち前の凄まじい闘争心と高いエネルギーをゲームに一気に注入。右サイドからのカットインや鋭いプレッシングでラ・ロサレーダのスタンドのサポーターを大いに煽り、チーム全体のモチベーションを一段階引き上げました。最後のシュート精度にやや恵まれませんでしたが、試合の展開を変える素晴らしいジョーカーでした。(via SPORT)
■ Rafa Rodríguez 選手:【評価:6 / 10】💪
強靭な肉体とポテンシャル(フィジカル)を武器に中盤の守備に加わり、相手のビルドアップを高いインテンシティで遮断。後半終わりには鋭いConducciónから左足で強烈なミドルシュートを放ち、わずかにサイドネット外側に逸れたものの、交代選手として高いパフォーマンスをしっかりと披露しました。(via SPORT)
■ Haitam 選手:【評価:7 / 10】🏹
途中出場からピッチに入ると、驚異的なアジリティと電撃的なスピードでデポルティーボのディフェンスラインを恐怖に陥れました。後半に放った見事な直接フリーキックは、わずかにポストの右へと逸れたものの、あまりにも美しい弾道に観客の一部がゴールと見間違えて一瞬歓喜の声を挙げたほどでした。完全復活を大いにアピールしています。(via SPORT / Mundo Deportivo)
■ Ramón Enríquez 選手:【評価:5 / 10】🧭
ゲームの最終盤に中盤の底に配置され、慌ただしくなったチームのゲーム展開にパスで落ち着きと冷静さを与えようと努めました。しかし、試合のインテンシティに完全に入り込む時間が少なく、1回の不用意なミスから危険なカウンターを相手に許してしまうなど、短い時間ながらやや課題を残しました。(via SPORT)
■ Julen Lobete 選手:【評価:5 / 10】🐾
試合の最終盤、アディショナルタイム手前の極めて短い時間においてピッチに投入され、前線でのアグレッシブなフリーランニングやconducciónを試みました。しかし、ボールに触れる機会が致命的に少なく、何より一部の過激なサポーターが彼のプレーに対して一時的に懐疑的な声を浴びせる不運な時間帯もあり、インパクトを残せませんでした。(via SPORT)
カンテラーノ帰属意識と、去りし戦士への拍手の追悼
ラ・リーガ全体における、マラガCFのアイデンティティと地元への強い「帰属意識」を示す、極めて誇らしくまばゆいクラブのデータが公開されました。現在、スペイン最高峰の1部リーグに身を置く20チームの中で、自前の育成組織(カンテラ)から這い上がってきた地元出身のプロ選手を、最も多くファーストチームの公式スカッドに登録しているクラブのランキングにおいて、マラガCFは、圧倒的な伝統を誇るアスレティック・ビルバオ、および世界的育成の名門FCバルセロナに次ぐ、堂々の「リーグ第3位(カンテラ帰属意識トップ3)」に君臨していることが明らかになりました。この「マレオやレサマ、ラ・マシア」に匹敵する、地元の若き血潮を信じて戦うブレない姿勢こそが、財政難からの一大復活劇を成し遂げた、現在のマラガを支える最も強固で美しい土台となっています。(via Mundo Deportivo)
また、デポルティーボ戦が行われたラ・ロサレーダのピッチにおいては、試合前のピッチ外におけるある感動的なチャプターが発生しました。今夏、長年にわたりマラガの中盤の底でゲームのバランスを取り続け、2度の感動的な昇格劇を支えながらも、この夏に30歳の若さで現役引退、および登録抹消(abono)を電撃決断した功労者ミッドフィルダー、Luismi Sánchez(ルイスミ・サンチェス)氏に対し、サポーターたちが大きな感謝を示す感動的なオマージュが敢行されました。彼の背番号にちなみ、試合開始から「第19分」が訪れた瞬間、スタジアムを埋め尽くした29,000人のファンが一斉に立ち上がり、これまでの彼の偉大で誠実な貢献に対する、鳴り止まない大きな拍手(ovación)と温かい歌声がラ・ロサレーダの夜空に響き渡り、多くの古参サポーターや選手たちの涙腺を激しく刺激しました。(via MARCA)
なお、この試合で勝ち点3を目指して戦ったフネス監督ですが、更衣室のサイドライン裏においては、依然として多くの怪我人に悩まされる厳しい戦い(enfermería)が続いています。プレシーズンから長期離脱している新鋭Aarón Ochoa選手、FWの柱として期待されるAdrián Niño選手、守備の要であるFernando Calero選手、さらにMoussa選手やDiego Murillo選手ら、実に5名の実力派たちが未だリハビリの段階にあり、このデポルティーボ戦での欠場を余儀なくされました。しかし、今夏にレバンテから完全フリーで電撃加入した5人目の新戦力DFパブロ・マルティネス(Pablo Martínez)選手が、移籍後最速で招集メンバー(ベンチ)に入ったことは、怪我人が相次ぐディフェンスラインの再整備に向けて極めて大きな安心感をもたらしています。(via Estadio Deportivo / Superdeporte / Marca)
【本日の総括】
8年ぶりとなる、聖地ラ・ロサレーダでのプリメーラ(1部)開幕戦は、お互いに2部から這い上がってきたデポルティーボとの、これ以上ないほどに意地と誇りが真っ向から衝突する白熱の1-1ドロー決着となりました。オーバメヤンの一瞬のスピードに冷や汗を流しながらも、誕生日当日にPKのキッカーを務め、冷静極まりなく自身のプリメーラ初ゴールを叩き出したチュペ選手は、まさにファンの心に永遠に刻まれるヒーローとなりました。後半にジョアキンがエリア内で押し倒されたシーンでの、ル・ノルマンの判定とあまりにも不条理なダブルスタンダードには憤りを隠せませんが、フネス監督の機知に富んだ『ル・ノルマンにこの主審を紹介したかった』という痛烈な皮肉や、19分にLuismi Sánchez氏に捧げられた温かい拍手など、ラ・ロサレーダにはどこか優しく、そして極めて熱いブラウグラナのフットボール魂が完全に満ち溢れていました。次戦は過酷なベルナベウでのレアル・マドリード戦。世界最高の相手に対し、新生マラガがピッチの上でどのような「崇高なレベル」を披露してくれるのか、私たちのパッションは早くも、マドリードの空へと向かって燃え広がっています。
