選手評価とスタッツ
レアル・マドリード戦に出場した選手たちへの評価は、敗戦にもかかわらず概ね好意的なものとなった。特に際立っていたのは、若手センターバックコンビのカストリンとキケ・サラスである。
カストリンはヴィニシウスと対峙する難しい役回りを担ったが、タックル成功4回、クリア5回、インターセプト2回と見事な守備を見せた上、右サイドから果敢にボールを運ぶ勇気も示し、来季のレギュラー候補として高い評価を受けた。キケ・サラスも同様に空中戦で全勝し、ボール奪取6回を記録。ムバッペとの1対1の決定機を背後からのスライディングで防いだプレーや、後半アディショナルタイムに同点ゴールになりかけた強烈なシュートなどでファンを沸かせた。
中盤では、ソウがグデリの攻撃参加によるスペースを埋めるべく広範囲をカバーし、攻守に奮闘して疲れ果てるまでプレーした。左サイドのオソは序盤こそカルバハルを大いに苦しめ、セビージャの攻撃を牽引したが、時間の経過とともにトーンダウンした。一方で、カルモナは数少ないマドリードの攻撃でヴィニシウスとムバッペの数的優位に晒されて苦戦。交代で入ったアグメは中盤で2度の致命的なボールロストを犯し、センターバックのカバーに救われるなど、評価を落とした。前線のアコル・アダムスは決定機での判断の遅さやポジショニングの悪さが目立ち、モペイも闘志は見せたがゴールを脅かすには至らなかった。途中出場のエジュケやアレクシス・サンチェスは試合のテンポを上げ、ベテランのチリ人はライン間での視野の広さを見せたが、決定力を欠いた。(via Estadio Deportivo, MARCA, ElDesmarque)
監督コメント: ルイス・ガルシア・プラサ
ルイス・ガルシア・プラサ監督は、就任からの激動の6週間を振り返り、残留達成の安堵と自身の将来について率直な思いを語った。
『私の人生で最も強烈な6週間だった。この偉大なクラブの降格を防ぐために肩に背負った責任は途方もないものだった。病人は非常にデリケートな状態だったが、私たちは少しの治療をしたのではなく、8試合中4試合に勝って救ったのだ。私のキャリアで最大の挑戦だった』と、プレッシャーの大きさを表現した。また、前任者であるマティアス・アルメイダ監督への感謝も忘れず、『彼が獲得した31ポイントがなければこの残留はなかった。彼にもこれを捧げたい』と語った。
試合内容については、『ヴィニシウスのゴール前のプレーは明確なファウルだ。なぜVARが介入しなかったのか信じられない。引き分けていれば勝ち点44になっていたし、私たちは負けるような内容ではなかった』と判定への不満を隠さなかった。
自身の進退については、契約は残っているものの、クラブの買収や経営陣の交代という不確実な状況に触れ、『人は望まれる場所にいるべきだ。私は残りたいが、もし私を望まないのであれば、荷物をまとめて去ることに何の問題もない。もし私を望むなら、来年はこれほど苦しまないように全力で仕事をする。今はただ、この残留を楽しみたい』と、クラブ側からの誠実な対応を求めた。(via Estadio Deportivo, MARCA, ElDesmarque)