セウタ戦でのプレシーズン初黒星と主力を襲った負傷のアクシデント

マラガは、ADセウタのホームスタジアムであるアルフォンソ・ムルーベで行われた第12回トロフェオ・デ・フェリア・シウダ・デ・セウタに臨み、2-1で敗れてプレシーズン初の黒星を喫しました。前日にアル・アラビを4-2で破ったばかりで、そこから24時間未満という過酷な連戦だったため、ファン・フラン・フネス監督は前日の先発メンバーから11人全員を変更する大幅なターンオーバーを敢行しました。先発には、GKカルロス・ロペス、DFホセ・サリナス、フアニ、エイナール・ガリレア、フェルナンド・カレロ、MFカルロス・ドトール、ダニ・ロレンソ、イサン・メリノ、FWアイタム・アバイダ、ジュレン・ロベテ、チュペ(カルロス・ルイス)が名を連ねました。

試合開始に先立ち、7月30日にセウタで発生した不法移民の大量流入危機の際、海岸で亡くなった人々を追悼するために1分間の黙祷が捧げられました。この危機の影響により、現地のスポーツ施設は一時閉鎖され、8月5日に予定されていたスペイン最古の水泳大会の一つである第82回トラベシア・ア・ナードも中止となるなど、緊迫した背景の中での開催となりました。

試合はマラガがボールを支配して主導権を握ったものの、攻撃の深みを欠き、セウタの組織的な守備と素早いカウンターに苦しめられました。前半35分、セウタがコーナーキックからチャンスを作り、カルロス・エルナンデスが放ったヘディングシュートが、マラガのホセ・サリナスの足に当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれてセウタが先制しました。しかしマラガも即座に反撃し、前半39分(あるいは40分)にダニ・ロレンソがペナルティエリア手前の正面で倒されて得たフリーキックを、アイタム・アバイダが右足でゴール隅の死角へ鮮やかに沈めて同点に追いつきました。

それでもセウタは前半終了間際の45分、セウタの攻撃陣が放った2本の強烈なシュートを守護神カルロス・ロペスが驚異的なセーブで防いだものの、そのこぼれ球を元マラガのクキ・サラサールに押し込まれて2-1とされました。後半、フネス監督は交代カードを次々と切り、アレックス・パストール、ラファ・ロドリゲス、エネコ・ハウレギ、オトゥ、ラモン、ダビド・ラッルビア、ホアキン・ムニョス、アドリアン・ニーニョ、ラフィータ、アリアサ、カルロス・プガ、レシオをピッチに送りました。後半64分にはオトゥのヘディングがクロスバーを叩き、直後にはサリナスのクロスからイサン・メリノがボレーで狙うも枠を外れました。そのまま2-1で試合は終了し、観客数は一部で2,723人と報じられた一方で、別の情報では5,000人とも伝えられています。

この敗戦以上にチームにとって深刻なのは、新たに2名の負傷者が出たことです。カルロス・ドトールが後半開始わずか2分で足を引きずって交代し、さらにフェルナンド・カレロも左腰を強く打撲して後半にピッチを退きました。フネス監督はこれについて焦りを見せていますが、メディカルスタッフは現時点で軽症と見ているため、今後の経過が注目されます。(via Estadio Deportivo / SPORT / MARCA / Mundo Deportivo)

センターバックのアレックス・パストールが348日ぶりに奇跡の実戦復帰

敗戦という結果に終わったものの、マラガのファンにとってこれ以上ない素晴らしいニュースが届きました。センターバックのアレックス・パストールが、実に348日ぶりに実戦のピッチに帰ってきたのです。パストールは昨年8月27日の移籍市場閉幕直前、リーグ第2節を終えた直後の練習中に左膝の「三者(トリアダ)」と呼ばれる最悪の重傷(前十字靭帯断裂、内側側副靭帯断裂、内側半月板損傷)を負い、昨シーズンをすべて棒に振るという想像を絶する苦闘の日々を過ごしてきました。今夏の7月13日にようやくグループ練習に合流したものの、これまでの親善試合(レスター・シティ、アル・イテハド、アル・アラビ)では招集外や出場なしが続き、そのコンディションが心配されていました。

そして迎えたセウタ戦のハーフタイム、エイナール・ガリレアに代わってついにピッチに立ち、後半の約35分から36分間、フェルナンド・カレロ(後に負傷交代しオトゥが引き継ぐ)とセンターバックのコンビを組んでプレーしました。実戦の中でパストールは、相手の攻撃を鋭いカットで遮断し、後方からのビルドアップで正確なロングパスを配給するなど、かつてその能力の高さで信頼されていた姿をピッチ上で見せました。

一方で、ほぼ1年近いブランクの影響から、前線へのロングパスを乱すミスや、相手のカウンターに対して後退する走りのスピード不足といった、ゲーム体力やリズムの欠如による課題も見られました。それでも、アトレティコ・マドリード、デポルティーボ、レアル・マドリードといった強豪との厳しい対戦が控える過酷な1部リーグ開幕に向けて、彼の本格復帰は、台所事情が厳しいディフェンスラインにとって極めて貴重な光となります。(via SPORT / MARCA / Estadio Deportivo)

1部復帰の戦いに挑むフネス監督の理想のスタメンと移籍市場での補強計画

ラ・リーガの最高峰へと帰ってきたマラガは、8月19日の開幕戦でメトロポリターノにてアトレティコ・マドリードを迎え撃つ厳しい戦いに備え、ファン・フラン・フネス監督のもとでチームの基本形が固まりつつあります。指揮官は、過酷な昇格劇を成し遂げた昨シーズンの絶対的な主力をベースとした継続性を重視し、そこに戦略的な新戦力を融合させた4-3-3システムを新シーズンの理想的な布陣として想定しています。

想定される理想のスターティングイレブンは以下の通りです。

ゴールキーパーには、チームの精神的リーダーでもある絶対守護神アルフォンソ・エレーロが君臨。ディフェンスラインは、右サイドバックにカルロス・プガ、左サイドバックにはエスパニョールからのローン加入であるホセ・サリナス(カンテラのラフィータと競合)を配置。センターバックのペアには、頼れるエイナール・ガリレアと、エスパニョールからフリーで獲得した実力派ディフェンダー、フェルナンド・カレロを据えます。

中盤の底(ピヴォテ)には19歳の若き至宝イサン・メリノを据えてタクトを振らせ、その前方にダニ・ロレンソと、セルタからローン加入したカルロス・ドトール(ベテランのラモン・エンリケスと競合)を配置します。前線は、右ウイングに卓越した創造性を持つ絶対的な存在のダビド・ラッルビア、左ウイングにはホアキン・ムニョスとレガネスからローン加入したフアン・クルスが激しい競争を繰り広げ、最前線のワントップには Carlos Ruiz こと「チュペ」がゴールへの全責任を背負って abanderar(牽引)します。

これに加え、フロントのロレン・フアロスSDはさらなる守備のテコ入れとして、セルタのカルロス・ドミンゲスや、現在無所属で獲得を狙えるDiego Rico(元ヘタフェ)に注目。中盤の競争力を高めるため、ヘタフェのイバン・ネユーの獲得交渉も裏で進めており、移籍市場の最後まで戦力のアップデートを怠らない構えです。(via ElDesmarque)

アタッカーのフレン・ロベテを巡るセグンダ複数クラブからの争奪戦勃発

マラガに所属する攻撃的アタッカー、ジュレン・ロベテの去就について、移籍市場の締め切りを前に周囲の動きが急速に慌ただしくなっています。ロベテは2024年に加入し、契約は2027年6月まで残されているものの、1部での新プロジェクトにおいて彼の未来はいまだ確定しておらず、市場での関心が高まっています。

この曖昧な状況を察知したセグンダ・ディビシオン(2部)の複数のクラブが、一斉にロベテの獲得に向けて調査を開始。具体的にはアンドラ、アルバセテ、レアル・オビエドが関心を示しています。特にアンドラは、ジョセプ・セルダをマジョルカへ売却したことに伴い、前線の即戦力としてロベテの強奪を熱望しており、本人がかつてクラブに在籍した経験があることも交渉を円滑に進める要素となっています。

また、レアル・オビエドもハイス・ハッサンの売却プロセスの進行や、イリアス・シャイラが右肩の脱臼で11月まで長期離脱することが確定した攻撃陣の緊急事態に直面しており、ロベテを魅力的な補強ターゲットとしてリストアップしています。フネス監督が今後の戦いにおいてロベテを戦力として留めるのか、あるいは売却による資金調達を認めるのか、8月中の決断が待たれます。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

マラガCFはセウタ戦で2-1の手痛いプレシーズン初黒星を喫し、ドトールやカレロの負傷という不安を抱えたものの、DFアレックス・パストールが348日ぶりにピッチへ戻ってくるという最高の感動的なニュースに包まれました。新シーズンに向けて基本となる11人が固まりつつある中、選手放出の噂や追加補強の動きなど、ピッチ内外で活発な交渉が続いています。