インテル戦のMF壊滅危機:カスティージョの超新星チェステロが先発筆頭候補へ
チャンピオンズリーグ開幕戦のインテル・ミラン戦を前に、レアル・マドリードは中盤のポジションに大惨事とも言える壊滅的な人材難を抱えている。ベルナルド・シウバ、エドゥアルド・カマヴィンガ、アルダ・ギュレルの3名が累積警告や出場停止処分を受けており、さらにオーレリアン・チュアメニとチアゴ・ピタルチの2名が負傷。チュアメニとピタルチは全体練習に部分合流しているものの、先発としての起用は極めて困難であり、ベンチ入りすら不透明な状態だ。結果として、トップチームのセントラルMFで起用可能なのはフェデ・バルベルデ唯一人という、絶望的な窮地に追い込まれている。
この緊急事態を打破するため、カスティージョに所属するカンテーラの超新星チェステロ、あるいは先日デビューしたばかりのセルヒオ・マルティネスのいずれかが、モウリーニョ第2政権下での初公式戦出場および先発抜擢を果たす可能性が濃厚となった。土曜日のカスティージョの試合では、モウリーニョ監督自らがスタンドから視察を行う中、チェステロが前半のみプレーし、後半からセルヒオが交代出場するという出場時間を厳格に制御する計画が実行されていた。
この試合で、チェステロは目の覚めるようなミドルシュートで先制ゴールを奪い、中盤の絶対的な支配者として圧倒的な存在感を発揮。交代したセルヒオ・マルティネスも極めて説得力のあるデビュー戦を飾り、カスティージョの監督から『彼がプレーしたわずか45分間だけでも、彼が備えている卓越した能力、ポテンシャル、そして驚くべきパーソナリティが証明された。チームメイトをほとんど知らない中でこれほどのパフォーマンスを披露できるとは。彼が今季、チームの大きな助けになると確信している』と大絶賛を勝ち取った。
それでも、ファーストチームのシステムへの適応度から見れば、プレシーズン全期間をモウリーニョのもとで過ごしたチェステロが先発の最有力候補だ。昨シーズンすでにトップチームで3大会にわたり5試合に出場している実績があり、市場価値は下部組織最高の700万ユーロを誇る。かつて指揮を執っていたアルヴァロ・アルベロアからも『私にとってチェステロは、現在スペインで最高の6番だ』と最大級の賛辞を贈られていた。
もしモウリーニョ監督が若手の抜擢を避ける場合、ジュード・ベリンガムのポジションを一列下げてバルベルデと組ませ、トップ下やサイドにブラヒム・ディアスやヤン・ディオマンデ、あるいはカルロス・エスピを配置する4-2-3-1が考えられる。また、右サイドでデンフリースとアレクサンダー=アーノルドを縦に並べ、アーノルドを中盤インサイドに回す4-3-3のプランや、足元の技術に優れるディフェンダーのディーン・ハインを中盤アンカーにコンバートし、センターバックをアントニオ・リュディガーとイブラヒマ・コナテで形成する奇策も視野に入っている。(via MARCA)
【本日の総括】
前節のベティス戦での手痛い敗戦を受け、レアル・マドリードは勝負強さを見せる若き大器カルロス・エスピの起用や、エムバペのPK不発をめぐる判定論争、そしてクルトゥワの後継者候補を強奪された事実など、ピッチ内外で激震が走っている。しかし、今週火曜日に控えるチャンピオンズリーグ・インテル戦での中盤壊滅危機を乗り越えるため、モウリーニョ監督は下部組織の超新星チェステロの抜擢を含む「新たな戦術的決断」を迫られており、真の修正力が試される極限の12日間に突入しようとしている。