最終節降格リスクに対する保険契約とその騒動

オサスナはLaLiga最終節の数日前に、2部降格のリスクに備えて120万ユーロで保険を契約した。この保険は、降格した場合にクラブに600万ユーロが支払われるという内容だった。降格時にはLaLigaから約1900万ユーロの援助金が支払われるが、この保険金はそれを補完するためのものであった。

チームは最終節でヘタフェに1-0で敗北を喫し、残留の行方は他会場のジローナ対エルチェ戦の結果に委ねられるという極限の緊張状態に置かれた。もしジローナが終盤にゴールを決めていればオサスナの2部降格が決まる状況だったが、結果的にジローナは得点できず、オサスナは辛くも1部残留を果たした。

この件は、アメリカの経済メディアが「あるサッカーチームが最終節で自らのチームに不利な賭けを行った」と報じたことで明るみに出た。同メディアは、米国の予測市場プラットフォームで数百万ドル規模の取引が行われたことを指摘しており、試合結果や状況からこれがオサスナを指していると特定され、国際的な騒動に発展した。

「自チームに対して賭けた」という表現が波紋を呼んだが、オサスナ側はこの解釈を否定している。クラブは、スポーツ賭博ではなく、大手保険仲介会社を通じて結んだ純粋なリスクヘッジの保険契約であると主張している。関係者によれば、保険会社側がリスクを再保険にかけるためにアメリカの予測市場プラットフォームを利用した可能性が高いという。

オサスナは、降格によるテレビ放映権収入、スポンサー収入、予算の激減に対する財務的な保護措置として、プロサッカー界では通常の予防策であると捉えている。この手続きはクラブの経済管理委員会委員長にも報告されており、次回の決算にも正式に反映される予定である。

(via Estadio Deportivo)

次期監督候補ホセ・ボルダラスの動向

新監督の招へいを目指すオサスナは、ヘタフェのホセ・ボルダラス監督の動向を注視している。クラブは、エル・サダルでの新たなステージを託すにふさわしい候補として彼のプロフィールを検討している。ボルダラスの持つ強い個性、LaLigaでの豊富な経験、そして激しいプレースタイルで競争力のあるチームを構築する手腕は、オサスナにポジティブなエネルギーの変化をもたらすものとして高く評価されている。

しかし、ボルダラスの第一希望は、来季のカンファレンスリーグ出場権を獲得しているヘタフェに残留し、引き続きチームを指揮することである。一時はヘタフェから提示された減俸や条件変更により交渉が冷え込み、退任が避けられないと見られていたが、ここ数日でアンヘル・トーレス会長と再び歩み寄りを見せている。

オサスナは、ボルダラスの招へいが可能になるのはヘタフェとの契約更新交渉が完全に決裂した場合のみであると理解しており、現在は待機の姿勢を取っている。

(via Estadio Deportivo)

ブディミルとビクトル・ムニョスのW杯代表選出およびムニョスの負傷状況

開幕が迫る北中米ワールドカップ2026に向けて各国の最終登録メンバーが発表され、オサスナからはクロアチア代表にアンテ・ブディミル、スペイン代表にビクトル・ムニョスが選出された。

スペイン代表に選出され背番号25を背負うビクトル・ムニョスだが、現在は左脚のヒラメ筋に違和感を抱えており、回復プログラムの途上にある。そのため、メキシコのプエブラで行われる大会前最後の親善試合ペルー戦には帯同せず、アメリカのチャタヌーガに設けられたベースキャンプに留まり、同じく負傷を抱えるラミン・ヤマルやニコ・ウィリアムズらと共に個別調整を続けている。

スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督は、会見で彼らの状態について次のように説明した。

『ニコ、ラミン、そしてビクトルは回復の期限を順調にクリアしており、非常に良い状態にあります。この数日間、ベースキャンプに残ってより専門的なトレーニングを行うのが適切でした。順調にいけば、15日の初戦には3人とも起用できる状態になるだろうと計算しています。スタメン出場は難しいかもしれませんが、プレーできる状態にはなるはずです』

指揮官の言葉通り、順調に回復が進めばワールドカップ本大会のピッチでオサスナの選手たちの活躍が見られるはずだ。

(via Estadio Deportivo)

(via Mundo Deportivo)

(via SPORT)

(via ElDesmarque)

【本日の総括】

最終節の降格リスクに備えた保険契約が米国メディアの報道で思わぬ騒動に発展したものの、クラブは正当なリスクヘッジであると冷静に対応しています。ピッチ外では次期監督候補としてボルダラスの動向を注視。そして、ブディミルとビクトル・ムニョスがW杯代表に選出され、ムニョスは初戦に向けた回復に努めています。