経営陣への抗議デモと著名人ファンの悲痛な叫び
ピッチ上ではカンファレンスリーグ出場を目指す重要な試合が行われますが、スタジアムの外ではクラブのオーナーであるピーター・リムと現経営陣に対する強い不満が爆発しようとしています。
バレンシアのサポーター団体「Libertad VCF」は、バルセロナ戦のキックオフ数時間前となる午後5時から、市役所からメスタージャ・スタジアムに向けて大規模な抗議デモを計画しています。ピーター・リム体制となって以降、クラブは過去6シーズン連続で勝ち点50の壁を越えられないというスポーツ面での低迷に苦しんでおり(※本日の試合に勝利すれば勝ち点51となります)、サポーターの忍耐は限界に達しています。ファンたちはこの最終戦を、リム氏や経営陣に対する責任追及の場としても位置付けています。
このクラブの窮状に対しては、著名なバレンシアファンも声を上げています。バレンシア出身のジャーナリストであり、俳優・テレビ司会者としても活躍するアルトゥーロ・バルスは、出演したポッドキャスト番組のなかで、愛するクラブの惨状について苦しい胸の内を明かしました。
彼は番組内で『これ以上悪くなることはあり得ません。感情的な観点から言えば、経営陣の交代が私たちに良い影響を与えるのは明らかです。最も痛いのは、少なくとも私にとって痛いのは、ファンからこれほどまでに乖離しているという無関心と無知です』とクラブ上層部の姿勢を痛烈に批判。さらに『私たちが過ごした今年、あれは恐ろしい、友よ、恐ろしいことです。チームに強さがありません。息子に「2-0か0-2で安心して試合を見られるのはいつになるんだろう?」と言いました。私たちは常に苦しんでいて、それはどんどん増しています。それに、私たちは今ほど苦しむようなチームでもありませんよね?』と、毎試合のように胃を痛める現状への悲しみを吐露しました。スタジアムの帰り道にファンから「バレンシアを買収してくれ!」と懇願されるエピソードも明かしたバルスですが、彼自身にはそのような資金力はないと笑い混じりに否定しつつも、現状を変えたいというファン共通の切実な願いを代弁しています。 (via SPORT / ElDesmarque)
【本日の総括】
バレンシアは残留を確定させた余裕と欧州大会進出という大きなモチベーションを胸に、絶対王者バルセロナとの最終戦に臨みます。数多くの欠場者や退団濃厚な選手を抱え、さらにスタジアム外では経営陣への抗議が渦巻く複雑な状況下ですが、指揮官と選手たちはメスタージャに集うファンのために全身全霊を懸けて奇跡の勝利を目指します。