全11名の新戦力が集結!魂を揺さぶる公式特別ビデオが公開され今夏の補強パズルが美しく完結

今夏の移籍市場で27件もの取引(加入11名、放出16名)という大改革を断行したセビージャ。その激動の夏の締めくくりとして、クラブは全11名の新加入選手をフィーチャーした極めて情緒的で感動的なスペシャル動画を公開しました。

この動画は、セビージャの歴史的な名場面や市内の美しい象徴的スポットの映像を織り交ぜながら、新たに加わった戦士たちがクラブへの忠誠と情熱を語りかける構成になっています。選手たちがそれぞれ想いのこもったメッセージを口にし、ピッチに一枚ずつはめ込んでいくのは、今夏セビージャが取り組んできたモザイク画のピースです。その絵の中には、クラブの伝説であるアントニオ・プエルタやホセ・アントニオ・レジェスといった偉大な先人たちの姿も描かれており、サポーターの涙を誘います。

ビデオの中で選手たちが語った言葉は、すべてのセビジスタの魂を激しく揺さぶるものです。

『セビージャとは、その人々そのものです。ただの通りや広場で理解できるものではありません。全員が同じアイデンティティを身にまとい、心を一つにする特別な日のことです。初めてスタジアムを訪れたときのような高揚感、あるいは長年培ってきた経験の知恵とともにあります。この生き方を受け継いできた者から、自らその魅力を見出して情熱を抱くようになった者まで、私たちは何千もの小さな物語の集まりであり、それが一つの共通の感情を築き上げています。私たちはピッチで戦い、あなた方はスタンドで戦う。そして同じ旗の下に集い、もし声が枯れて出なくなってしまったときには、心で歌うのです。ここは私たちの街であり、これは私たちのエンブレムです』

スポーツディレクターを務めるホセ・イグナシオ・ナバロの最初の手腕によって集められた11人の男たち。守護神のオディッセアス・ヴラホディモスを筆頭に、アルナ・サンガンテ、フアン・イグレシアス、ヨン・グリディ、フリオ・ディアス、フラン・ゴンサレス、ロビー・ウア、ギオルギ・コチョラシュヴィリ、フェリックス・コレイア、ルーカス・スタッシン、そして市場閉幕のわずか30分前に奇跡的に滑り込み、このモザイク画の最後のピースとなったユスフ・フォファナ。彼ら新たな11人の戦士たちがサポーターとの強い絆を胸に、いよいよ新シーズンを本格的に戦い抜きます。(via ElDesmarque)

アンチェロッティ監督が明かした移籍の真相!驚異のタフネスを誇るフェリックス・コレイアが新天地でのデビューへ闘志を燃やす

市場最終日に電撃的なレンタル移籍でセビージャに加わったポルトガル人ウインガー、フェリックス・コレイア。昨シーズンはフランスのリールで公式戦50試合に出場して5ゴール7アシストを記録し、チームで最も決定機を作り出した絶対的レギュラーでした。さらに今シーズンも移籍直前のリーグ戦で王者PSGを相手に先発出場していたため、なぜリールが彼を放出したのか、セビジスタの間で大きな疑問を呼んでいました。

この疑問について、リールを率いるダヴィデ・アンチェロッティ監督(あの名将アンチェロッティの息子)が記者会見で真実を語りました。SNSなどでのサポーターからの批判が移籍の引き金になったという噂をきっぱりと否定した上で、純粋な戦力バランスによる決断だったと明かしています。

『彼は私が非常に高く評価している選手です。しかし、そのポジションには3人の選手がひしめいており、最終的に何らかの決断を下さなければなりませんでした。彼は常にプロフェッショナルな態度を崩さず、チームのために信じられないほどの貢献をしてくれた選手です。フットボールにおいて、こうした苦渋の決断を迫られるのは本当に難しいことです。フェリックスのこれまでの献身的な仕事と、その素晴らしい人間性に心から感謝しています。周囲の雰囲気や環境が理由で彼が去ったわけではありません』と、最大の賛辞と感謝の言葉を贈りました。

コレイアは驚異的なタフネスの持ち主であり、昨季は負傷離脱が一度もなく、リーグアン、ヨーロッパリーグ、フランスカップの全公式戦に出場した唯一の選手として、計2,949分間も走り続けた実績があります。

すでにセビージャに合流しているコレイアは、公式メディアの取材に対し、次のように力強く語っています。

『今とても幸せですし、ピッチに立ってトレーニングを重ね、本拠地でファンのみなさんに会えるのが本当に楽しみで仕方がありません。チームメイトたちも温かく歓迎してくれました。監督からは、幸運を祈っている、良い仕事をしてくれと声をかけてもらいました。数日前にも試合に出たばかりなので、コンディションは万全です。今週末の日曜日に行われる試合に向けて準備はしっかりと整っています。私は賢く、ボールのために泥臭く戦い、デュエルでも激しく当たり、そして絶対に諦めないメンタリティを持っています。これがセビージャのスローガンであることも知っています。私のこの姿勢は、絶対にこのクラブにフィットすると信じています。ここで素晴らしい成果を成し遂げたいです』

リールが700万ユーロを投じて獲得したこの若き才能が、今度はセビージャの魂である「決して諦めない」精神を胸に、早くも今週末のエスパニョール戦でそのベールを脱ぐかもしれません。(via Estadio Deportivo)

マヌ・ブエノを襲った非情なラストデイ!クラブの二転三転する指示に翻弄され移籍の機会を奪われた若きMFの真実

移籍市場の最終日、カンテラ育ちのMFマヌ・ブエノにとっては、あまりにも過酷で感情が激しく揺さぶられる地獄のような1日となりました。

事の始まりは最終日の朝。クラブ側からマヌ・ブエノに対し「移籍市場の最終盤に新たな中盤の底(ピヴォテ)の選手を獲得する予定だ。もし出場機会を求めるのであれば、今すぐ移籍先を探し始めてほしい」と告げられました。これを受けて選手本人と代理人グループは慌ただしく動き出し、いくつかの移籍の可能性を模索し始めました。

ところが、午後になると事態は急変します。今度はクラブから「中盤の補強は行わないことに決まった。君はファーストチームに残り、背番号14を背負って戦ってもらう」という連絡が入ります。これで胸をなでおろし、セビージャ残留を覚悟したマヌ・ブエノ。

しかし、本当の悲劇は深夜に待っていました。市場閉幕のカウントダウンが始まる中、セビージャは急転直下でミランからユスフ・フォファナのレンタル移籍をまとめ上げ、電撃発表したのです。この超ウルトラCの補強により、マヌ・ブエノは他クラブへの移籍を検討・交渉するための時間を完全に失い、市場のシャッターは閉まってしまいました。

この結果、マヌ・ブエノは非常に難しい立ち位置に置かれることとなりました。ただでさえ今シーズンは開幕から3試合でわずか8分間(ラージョ戦でロビー・ウアがPKを獲得したシーンに絡む活躍を見せ、監督から称賛されたのみ)しか起用されておらず、アスレティック戦やアトレティコ戦では出番がありませんでした。さらに、エースストライカーのルーカス・スタッシンの獲得が最終日にずれ込んだことで、ルイ・ガルシア・プラサ監督は中盤の枚数を減らして2トップに変更する戦術的な余地もなく、中盤は飽和状態にあります。

中盤の序列には、新たに加わった大物フォファナをはじめ、ヨン・グリディ、ルシアン・アグメ、そしてアトレティコ戦から登録が間に合っているギオルギ・コチョラシュヴィリといった猛者たちが名前を連ねており、マヌ・ブエノの出場機会は極めて限定的になることが予想されます。

それでも、ホセ・イグナシオ・ナバロSDは彼をトップチームの重要な一員として評価しています。

『新加入の3人の中盤選手や、すでにチームにいた選手たち。そこに、自らの力でトップチームの背番号を勝ち取るに値することを示したマヌ・ブエノが加わり、さらに着実に成長ステップを歩むべき若き原石のニコ・ギジェンがいれば、中盤の選手層としては十分に足りている』と太鼓判を押しています。

現在のところ、セビージャと選手の周辺は「このままセビージャに残り、まずは日々の練習でアピールして監督の序列を覆す努力をする。そして冬の1月の移籍市場が到来した時点で、これまでの出場機会を踏えて今後の去就を再評価する」という計画を立てています。しかし、まだ開いている他国の市場(トルコやサウジアラビアなど)への電撃移籍の可能性も完全には否定しきれないほど、彼の周囲は今も慌ただしさに包まれています。(via Estadio Deportivo)

年俸250万ユーロを1ユーロも譲らない!完全孤立で個別練習を続けるファビオ・カルドーゾとジョルジュ・メンデスの深い因縁

今夏のセビージャで繰り広げられた構想外選手の放出劇において、最後の最後までクラブに立ちはだかる最大の壁となっているのが、ポルトガル人DFファビオ・カルドーゾです。

クラブはバカンスが明けた瞬間から、彼に対して「今シーズンは完全に構想外である」とはっきりと伝えてきました。かつて同じように居残り組とされていたタンギ・ニアンズ(リールへ移籍)、ラファ・ミル(アリス・サロニカ)、フェデ・ガットーニ(アスコリ)、ジョアン・ジョルダン(エストレラ・アマドーラ)、アドリア・ペドロサ(ラージョ・バジェカーノ※セビージャが一部給与を負担)らは、次々と新天地を見つけてクラブを去っていきました。しかし、カルドーゾだけは依然としてセビージャの地に残り、現在は一人寂しく個別トレーニングを続けています。

クラブは彼との契約を早期に解除するため、残りの契約年数に応じた違約金の一部を支払い、彼がフリーエージェントとして新しいクラブを探しやすくするための交渉を何度も重ねてきました。だが、カルドーゾ側はこの提案を断固として拒否しています。

カルドーゾは2025年の夏の移籍市場の最終日、当時のスポーツディレクターだったアントニオ・コルドンが、世界的な超大物代理人ジョルジュ・メンデスから持ち込まれた「貸し借り」の案件として、ポルトから急遽獲得した選手です。当時、セビージャはセンターバックの補強を急いでおり、メンデスはポルトで居場所を失っていたカルドーゾの売り込みに成功しました。こうして2027年までの複数年契約を結びましたが、その契約には年間総額約250万ユーロ(約4億円)という、現在の財政難にあえぐセビージャにとっては極めて重い給与が設定されていました。

しかし、蓋を開けてみれば前監督のマティアス・アルメイダは彼をほとんど起用せず、現指揮官のルイ・ガルシア・プラサ監督にいたっては、怪我がない万全のコンディションであるにもかかわらず、一度も彼をピッチに送り出していません。セビージャでの公式戦出場はわずか5試合にとどまっています。

それにもかかわらず、カルドーゾ側は「契約に記された年俸は1ユーロたりとも諦めるつもりはない」として、満額の受け取りを主張し、妥協を拒み続けています。

クラブは現在、この不良債権とも言える状況を解消するため、まだ移籍市場が開いている国外のリーグへ彼が移籍することに一縷の望みをかけています。ポルトガル(9月5日〜6日深夜閉幕)、サウジアラビア(9月7日閉幕)、トルコ(9月4日閉幕)、ブラジルやメキシコ(9月11日閉幕)、ギリシャ(9月15日閉幕)といった市場が残されており、クラブは彼に対し、これらのオファーを受け入れるよう強く迫っています。

もしこのまま引き取り手が見つからず、合意もできなければ、カルドーゾは年俸250万ユーロを手にしながらも、試合に一切絡めない「完全な構想外」の立場のまま、セビージャで幽霊部員のようなシーズンを送ることになります。(via ElDesmarque)

まだ補強は可能!トップチームの「15番」と「25番」が空白のまま閉幕した意味と無所属エージェント獲得へのシナリオ

大混乱のうちに幕を閉じた今夏のラ・リーガ移籍市場ですが、セビージャの選手登録枠には非常に興味深いディテールが残されています。

なんと、ファーストチームの登録枠のうち「背番号15」と「背番号25」の2つの枠が、新加入選手やカンテラの選手によって埋められることなく、完全に空白のまま残されたのです。

これは、ラ・リーガの登録市場が閉まった現在であっても、セビージャが「無所属(フリーエージェント)」の選手であれば、いつでも最大2名まで緊急獲得し、即座にリーグ戦へ登録して起用することが可能であることを意味しています。

もちろん、これを行うにはリーグが定める厳しいサラリーキャップ(総年俸制限)の枠をクリアするか、あるいは何らかの方法で新しい資金枠(マージン)を作り出す必要があります。

その鍵を握るのが、現在も構想外として個別練習を強いられているファビオ・カルドーゾやマルコンといった余剰戦力の存在です。もし、まだ移籍市場が開いているサウジアラビア(9月6日閉幕)やトルコ(9月4日閉幕)、ギリシャ(9月15日閉幕)などのクラブへ彼らを売却、あるいはレンタルで放出することができれば、彼らの高額な年俸負担がなくなり、サラリーキャップに大きな余裕が生まれます。

そうなれば、セビージャは直ちにフリーエージェント市場へ参入し、ルイ・ガルシア・プラサ監督の戦術に必要なポジション(かつてリストアップされ、保留状態となっている前線のバックアップ候補など)の無所属選手にオファーを提示し、電撃的な補強を果たすことができます。移籍市場のシャッターは閉まりましたが、セビージャのフロントオフィスにおける「水面下の戦い」は、まだ一瞬たりとも終わっていません。(via Estadio Deportivo)

エスパニョール戦の放映スケジュール&過去スタッツが確定!アトレティコ戦の完敗を払拭し敵地で勝ち点3を狙う

セビージャは日本時間の日曜日深夜(9月6日21:00キックオフ)、今シーズン2回目となるアウェイゲームでエスパニョールの本拠地コルネジャ=エル・プラット(RCDスタジアム)に乗り込みます。

この一戦は、ラ・リーガ第4節として行われ、移籍市場が完全に閉幕した後に新生セビージャが臨む最初の公式戦となります。

前節、セビージャはホームのサンチェス・ピスフアンで強豪アトレティコ・マドリードに1-3と力負けを喫しました。アトレティコはバエナの電撃的な2ゴールとルックマンの追加点によって圧倒的な実力差を見せつけ、セビージャはカンテラ期待の星であるミゲル・シエラが意地の一発を返したものの、勝ち点を奪うことはできませんでした。チームとしては、この苦い敗戦による重苦しい雰囲気を払拭し、何としても敵地でリアクションを見せ、勝ち点3を持ち帰りたいところです。

対戦相手のエスパニョールもまた、前節アウェイでレアル・ソシエダに屈しています。ソシエダのバレネチェアと新鋭オスカルソンのゴールに沈み、ロベルトが値千金のゴールで1点を返したものの1-2で敗北。両チームともに前節の敗戦からのバウンスバックと、必死の勝利を渇望する状態で激突することになります。

アウェイにおける直近5試合のエスパニョール戦でのセビージャの対戦成績は、3勝1分1敗と大きく勝ち越しており、相性自体は悪くありません。ただし、昨シーズンのアウェイ戦では1-2で手痛い黒星を喫しています。その試合では、ペレ・ミジャとロベルト・フェルナンデスにゴールを許し、セビージャは相手DFカブレラのオウンゴールによる1点のみに抑え込まれました。同じ過ちを繰り返すわけにはいきません。

なお、この注目の第4節エスパニョール戦は、スペイン現地ではDAZNによる無料放送が行われるほか、Movistar LaLiga(54ch、オレンジ110ch)、LaLiga TV Bar(300ch)で生中継されることが決定しました。また、メディア「El Correo de Andalucía」では、スタジアムの熱気をそのまま伝える1分ごとの詳細なテキストライブ速報も実施されます。新戦力たちがピッチ上でどのような融合を見せるのか、新生セビージャの真価が問われるアウェイゲームに注目が集まります。(via SPORT)

【本日の総括】

移籍市場が閉幕したセビージャFCは、新戦力をフィーチャーした極めて美しい公式動画を公開し、サポーターとの絆を新たにしました。一方で、市場最終日に翻弄されたマヌ・ブエノの苦悩や、契約解除を頑なに拒み完全孤立のなかで居座り続けるファビオ・カルドーゾとジョルジュ・メンデスとの深い因縁など、光と影が交錯する内情も浮き彫りとなっています。しかし、登録枠「15番」と「25番」を意図的に空けてフリーエージェント獲得の余地を残すなど、フロントは賢明な立ち回りも見せています。まずは今週末、アトレティコ戦の完敗のショックを乗り越え、放映予定と詳細スタッツが判明した敵地エスパニョール戦での必勝へ向けて、チーム全員が「決して諦めない」魂で挑みます。