W杯での生放送トラブル

パラグアイ対トルコ戦でミゲル・アルミロンが退場処分を受けた際、パラグアイのテレビ解説者であるホルヘ・チピ・ベラが生放送中に激怒し、国際問題に発展した。

彼は退場の判定に対し、FIFAとジャンニ・インファンティーノ会長を名指しして『泥棒』と呼び、『サッカーを殺している』と痛烈に非難した。これに対し、FIFAは即座に彼のアクレディテーション(取材パス)を剥奪し、残りのW杯期間中の会場への立ち入りを禁止する厳しい処分を下した。

事態の重大さに気づいたベラは後日声明を出し、『完全に試合の瞬間のフラストレーションに影響された衝動的なものだった』と弁明。『冷静な批判ではなく、最大の緊張状態の中で感情に流されてしまった』と述べ、審判やFIFAの幹部に向けた不適切な言葉遣いについて公式に謝罪した。

(via Estadio Deportivo)

W杯ピッチ外の珍事・事件簿

・フランス代表のディディエ・デシャン監督が、母親の訃報を受けてW杯のキャンプから一時的に離脱し、家族の元へ向かった。このため、次戦のノルウェー戦はアシスタントコーチが指揮を執ることになる。

・イングランド対ガーナ戦を前に、ガーナの有名な呪術師ナナ・クワク・ボンサムが『私はハリー・ケインに呪術をかけている。以前にも自分に何ができるか証明してきたので、彼を止めるために何をすべきかは分かっている。私は予言でとても有名だ。彼が重傷を負うことは望んでいない。私の国との対戦で彼を止めるのにちょうどいい程度にする。ガーナを助けるために自分の仕事をする』と宣言。試合でケインが決定機を何度も外したことで、この呪術師の発言がSNSで大流行した。

・コンゴ民主共和国の試合で、自国の国旗のカラーのスーツを着て、試合中ずっと右手を挙げたまま微動だにしない名物ファン「ルムンバ・ベア(本名ミシェル・ンクカ・ンボラディンガ)」がメキシコのグアダラハラに到着した。彼はエボラ出血熱の影響で米国への入国を拒否され、初戦を欠場していた。彼のポーズは、ベルギーからの独立後の初代首相であり、反植民地主義の英雄であるパトリス・ルムンバを象徴している。『コロンビアには勝つつもりだ』と語り、現地のファンから写真撮影を求められる人気ぶりを見せている。

・ヨルダン対アルジェリア戦の後、ドーハの有名レストランで大規模な乱闘騒ぎが発生。椅子を投げ合うなどのカオスな状況となり、カタール当局はアラブ国籍の25人を逮捕したと発表した。

(via Estadio Deportivo, Mundo Deportivo, MARCA, SPORT, ElDesmarque)