CIESレポート:過去5年の移籍市場価値の評価損益で世界80位ランクイン
📈 スイスを拠点とするCIESフットボール・オブザーバトリー(スポーツ国際研究センター)が発表した最新調査レポートにおいて、バレンシアCFは過去5年間(2022年1月以降)の獲得選手における評価損益(revalorización)パワー・ランキングで世界第80位にランクインしました。クラブの評価増総額は「+1億200万ユーロ」と算出されています。
📊 CIESの算出方法は、該当期間中の投資額・売却額に加え、現在クラブに在籍する選手の市場評価額の差額(アカデミー出身者は除く)を数値化したものです。バレンシアの場合、過去に売却した選手のリアルな売却益(plusvalía real)が2900万ユーロ、現在も契約下に残る選手の含み益(plusvalía virtual)が7300万ユーロとなっています。
💡 ピーター・リムオーナーの厳格な予算制限により、低コストやフリー移籍での補強を余儀なくされてきたバレンシアですが、それが皮肉にもこの市場評価レポートではプラスに作用しています。代表的な成功例は以下の通りです。
・ペペル:レバンテから500万ユーロで獲得 → 現在の市場価値800万〜1000万ユーロ
・ウゴ・ドゥロ:ヘタフェから400万ユーロで獲得 → 現在約1200万ユーロ
・ストレ・ディミトリエフスキ:ラヨからフリー獲得 → 評価額200万ユーロ
・アルナウト・ダンジュマ:フリー獲得 → 評価額300万ユーロ
・ルイス・リオハ:アラベスから120万ユーロで獲得 → 評価額約200万ユーロ
・ギド・ロドリゲス(400万ユーロ)、ジュスティン・デ・ハース(700万ユーロ)、ダニ・ラバ(120万ユーロ)らもフリー獲得で評価増
・最大の寄与はギオルギ・ママルダシュヴィリで、買い取り後に2024年8月リヴァプールへ3000万ユーロ+変数で売却された実績
⚠️ ただしスペイン国内で見るとバレンシアは7位にとどまっており、レアル・マドリード(+5億2600万)、ビジャレアル(+3億8700万)、ベティス(+2億9400万)、セルタ(+1億7100万)、エルチェ(+1億200万)、バルセロナ(+1億1600万)の後塵を拝しています。かつては明確にバレンシアの下位に位置していたビジャレアルやベティスに市場価値増加額で4倍近く離されている現実は、ピーター・リム体制下におけるクラブ規模の縮小を色濃く反映しています。(via SPORT)