アポロ参入によるクラブ運営とシメオネ監督のメッセージ

クラブは今季、アメリカの投資ファンドであるアポロを新たなオーナーとして迎えた。アポロは14億ユーロでクラブ株式の57%を取得し、さらに約1億ユーロを注入する予定で、そのうち5700万ユーロを既に拠出している。アトレティコは過去4シーズンで選手獲得に5億400万ユーロを費やし、3億9100万ユーロで売却してきた。オーナー陣は2021年から2024年の間に1億9000万ユーロの増資を行っている。

今シーズンのアトレティコは、チャンピオンズリーグで準決勝に進出し、コパ・デル・レイでは決勝に進出したがレアル・ソシエダにPK戦の末に敗れた。リーグ戦ではトップ4を確保し、来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得している。

シメオネ監督は、アーセナルの予算が8億1500万ユーロ、人件費が6億6000万ユーロであるのに対し、アトレティコの予算は5億5400万ユーロ、人件費が3億3600万ユーロであることを引き合いに出し、チャンピオンズリーグ準決勝進出は期待以上の成果だと主張している。しかし、コパ・デル・レイ決勝で敗れたレアル・ソシエダの予算は1億6000万ユーロ、人件費は1億2800万ユーロであり、この点については矛盾を指摘する声もある。

シメオネ監督は巧みなコミュニケーションで責任の所在をフロントに向けようとしている。『私たちは大きく成長したが、ファンはタイトル獲得を望んでいる』と発言し、さらに『アポロがクラブをビッグクラブに近づけるためにこれ以上資金を投資するとは思わない』と冷ややかに言い放った。これは明確に新オーナーであるアポロへのメッセージであり、タイトルを獲得するためにはフロントがさらなる資金を投じて強力なスカッドを構築する必要があるという圧力をかけている。(via MARCA)