【プレシーズン最終戦
レアル・ソシエダは、プレシーズン最後のテストマッチとしてロンドンのスタンフォード・ブリッジでシャビ・アロンソ監督率いるチェルシーと対戦し、1対3で敗れました。試合は序盤の10分、チェルシーの今夏最高額補強であるモルガン・ロジャースに先制点を奪われる苦しい立ち上がりとなりました。それでも前半終了間際の45分、ヨン・ミケル・アランブルが見事な右足ボレーシュートを突き刺して同点に追いつき、試合を振り出しに戻しました。しかし、後半に入るとチェルシーのブラジル人FWジョアン・ペドロに圧倒され、47分と77分に連続ゴールを許して力尽きました。この結果、チームはケルン戦(2試合)、トゥールーズ戦、および今回のチェルシー戦と、プレシーズンを泥沼の4連敗という非常に厳しい状態で終えることになりました。(via ElDesmarque)
【久保建英
日本代表の久保建英は、プレシーズン最終戦のチェルシー戦において、マタラッツォ監督の信頼を受けて右ウイングのポジションで先発出場を果たしました。久保は立ち上がりから右サイドにしっかりと定着し、チームの攻撃を牽引する中心的な役割を任されています。しかし、今後の起用法については小さくない懸念が残されています。現在、個人的な理由での手術から回復を待つゴンサロ・ゲデスが完全にチームに適応してコンディションを取り戻した際、指揮官がゲデスをどのようにスタメンに組み込むかが大きな焦点となっています。その結果、久保とアンデル・バレンネチェアのどちらが先発メンバーから押し出される形になるのか、現地でも大きな議論を呼んでいます。(via ElDesmarque)
【補強ゼロの異常事態
レアル・ソシエダは、8月の後半戦に突入した現在も今夏の補強が完全にゼロのままという、クラブの近代史において極めて異例で危機的な状況に直面しています。この信じられないほどの静けさは、クラブの21世紀における最初の新戦力の獲得が最も遅れた歴史的記録に並び、ついにそれを更新する形となりました。過去の最遅記録は、2011年8月16日にアーセナルから期限付きで加入したメキシコ人FWカルロス・ベラでした。2020年のパンデミック期にはダビド・シルバが8月17日に獲得されましたが、これはリーグ全体のシーズン遅れに伴う特殊事例であり、通常の市場サイクルとしては今年こそがクラブ史上最も遅い、停滞を極めた夏としてサポーターに焦燥感を与えています。(via Mundo Deportivo)
【アゲルド破談の真相
今夏最初の補強として獲得が合意寸前まで達していたモロッコ人ディフェンダー、ナイフ・アゲルドの移籍は土壇場で完全に破談となりました。一部で報じられていたメディカルチェックの不合格といった噂に対し、アゲルド自身がSNSを通じて真実を告白しました。アゲルドによれば、メディカルチェック自体は完全に合格し、所属元とソシエダの両クラブ間で承認されていました。破談の真の理由は、直近の怪我からの慎重な回復を重視し、徐々に負荷を上げるプロトコルを必要としていたアゲルドに対し、開幕直前のチーム状況から彼を即座に実戦投入したかったマタラッツォ監督の起用プランとの間に、決定的な相違が生じたためです。アゲルドは『監督と意見を交わした際、私の復帰プロトコルについて話す機会がありました。メディカルチェックは完璧に進み、両クラブによって承認されました。したがって、医療上の問題は全くありませんでした。唯一の論点は、私がすべての能力を最良のコンディションで取り戻すために必要な、この段階的な復帰プロトコルに関するものでした。一方で、監督は私をすぐにでも起用したいと考えていたのです。私は監督のスタンスを完全に尊重します。これはわがままでも、レアル・ソシエダや誰かに対する不敬でもありません。ただ単に、自分の体を守り、誰もが望むようにシーズン全体を戦い抜くための責任ある決断なのです』と、お互いの立場を尊重した上での決断であったことを明かしています。(via ElDesmarque)
【新たなセンターバック候補
アゲルドの獲得失敗を受け、エリク・ブレトスSDはディフェンス陣の崩壊を防ぐため、新たなセンターバックの確保に全力を挙げています。すでにアノエタの幹部たちの獲得候補リストに赤線で強く強調されているラディスラフ・クレイチやナタン・ゼゼに加え、アルゼンチンから新たな若手実力者の名前が浮上しました。それはアルゼンチンの名門リバープレートに所属する22歳の左利きセンターバック、ラウタロ・リベロです。リベロは2029年6月までの契約を残していますが、ソシエダにとって非常に現実的なターゲットとして急浮上しています。リベロにはアトレティコ・マドリードも関心を示していましたが、アトレティコがクティ・ロメロの獲得を完了したことで、ソシエダの交渉を阻む国内のライバルはいないと見られています。(via ElDesmarque)
【ジェレミ・ピノ獲得への挑戦
補強担当のエリク・ブレトスSDは、守備陣だけでなく、前線にポリバレントな攻撃のアイデアをもたらす選手を熱望しており、プレミアリーグのクリスタル・パレスに所属するジェレミ・ピノへの具体的な関心を示しています。ピノは昨夏にビジャレアルから3000万ユーロでパレスに移籍し、初年度でカンファレンスリーグ制覇を達成。さらにスペイン代表の一員としてワールドカップを制した世界チャンピオンです。しかし、この交渉をまとめるためのハードルは極めて高くなっています。プレミアリーグ規格の膨大なサラリーを支払う必要性に加え、クリスタル・パレス側の要求額が巨額になることは避けられません。さらに、ピノがユース時代から育ち、強い愛着を持つ古巣ビジャレアルも彼を再獲得するための動きを見せており、ベティス戦前に攻撃陣を劇的に強化するためのこの動きは、非常にタフな争奪戦となっています。(via ElDesmarque)
【超過密な開幕月
レアル・ソシエダは今シーズン、開幕戦から極めて苛烈な超過密スケジュールに身を投じることになります。本来予定されていたレアル・マドリードとの開幕戦が、ワールドカップなどのカレンダー調整により延期され、さらにヨーロッパリーグの重複を避けるために第6節のセルタ戦が前倒しされました。その結果、8月21日の金曜日21時00分に行われるベティスとのアウェー戦を皮切りに、わずか18日間のうちにリーグ戦5試合を消化しなければならない過酷な旅が始まります。また、アノエタは現在、収容人数を4万2000席以上に拡張するための改修工事の最終段階にあります。この工事の都合から、クラブは開幕からの2試合をアウェーで戦うよう申請。第3節のエスパニョール戦(8月29日土曜日19:00キックオフ)において、ようやく新しく拡張された聖地アノエタがサポーターにお披露目されることになります。(via MARCA)
【怪我人と離脱者最新状況
今週末の開幕ベティス戦を控えるチームには、非常に心配な離脱者が複数出ています。右サイドバックのアルバロ・オドリオソラは、膝の前十字靭帯断裂の手術を受け、リハビリのため2026年の年末まで完全にピッチから離れることが確定しています。また、恥骨結合炎(pubalgia)に長年苦しんでいるジョン・ゴロチャテギは、水曜日の練習で部分的に合流したものの痛みが再発し、再び個別のパーソナルトレーニングへと戻ったため、ベティス戦の出場は絶望的です。さらに、ゴンサロ・ゲデスは個人的な深刻ではない問題の手術を受けてから11日間もの間チームに合流しておらず、ピッチ外で一切の音沙汰がない状態が続いています。月曜日の練習に復帰しなければ、開幕戦での欠場は確実とされています。一方で、膝に激しいタックルを受けたオッリ・オスカルソンは幸いにも軽傷であり、ハムストリングの怪我から復帰したパブロ・マリンも完全合流を果たしていることが唯一の好材料です。(via Estadio Deportivo)
【采配とサンセ若手の抜擢
マタラッツォ監督は、プレシーズン最後のチェルシー戦において、いくつかの重要な采配の意図をピッチに残しました。キャプテンのミケル・オヤルサバルが後半からピッチに復帰し、ここから本来のワントップ、あるいは2列目のトップ下に彼をどのように配置していくかが今後のシステム選択の焦点となります。また、チェルシー戦での最大のサプライズは、Bチーム(サンセ)に所属するルケン・ベイティアが、同じく若手のジョン・マルティンとセンターバックの先発コンビを組んだことです。守備の要であるイゴール・スベルディアをベンチに置き、若手二人がロンドンの名門に相手として真っ向から立ち向かう果敢な抜擢を敢行しました。現在、ファーストチームの登録選手がわずか21名に制限されているため、ジョブ・オチエング、ルバルビエ、カレーラ、マルシャルといった若きカンテラーノたちが、開幕に向けたチームの土台を実質的に支える原動力となっています。(via ElDesmarque)
【本日の総括】
レアル・ソシエダは、アゲルドの土壇場破談や未だ補強ゼロという近代稀に見る危機的な夏を過ごしています。プレシーズンを4連敗という大きな不安の残る形で終え、右サイドの主軸である久保建英らの仕上がりに期待がかかる中、わずか18日間に5試合を戦い抜く過酷な開幕月がいよいよ始まります。エリク・ブレトスSDの最終盤での補強劇、そして若きカンテラーノたちの奮起にクラブの運命が託されています。
