バルセロナ戦を前に異次元のスタッツを叩き出すイスコの凄み

前節オサスナ戦での見事な2ゴール、そしてチャンピオンズリーグのFCポルト戦で見せた執念のPK弾により、2試合連続でUEFA公式MVPを獲得したイスコ・アラルコンが、首位バルセロナを迎える大一番を前に「キャリア最高の全盛期(プライム)」と評される圧倒的なパフォーマンスを披露している。

今季の総出場時間は545分でチーム内9位にとどまっているものの、ピッチ上での影響力は他を寄せ付けない。アルバロ・バジェス、アントニー、ロドリゴ・リケルメ、ネルソン・デオッサと並び、マヌエル・ペジェグリーニ監督が今季公式戦10試合すべてで起用した5人のうちの1人であり、すでに3ゴール1アシストを記録してクチョ・エルナンデスに次ぐチーム第2位の得点関与数を誇る。

データ分析プラットフォーム「LALIGA Beyond Stats」の指標によると、イスコは1試合平均4.68回の「ハイインパクトアクション(決定的なチャンスにつながるパス、ドリブル、運び)」を記録しており、チーム内2位のアントニー(3.28回)や3位のリケルメ(2.48回)に大差をつけてベティス攻撃陣を牽引している。この数字はチーム内で2位の選手を43パーセントも上回る脅威的な水準だ。

さらに「シュートに直結したキーパス数」でも1試合平均3.64本を叩き出し、レアル・マドリードのアルダ・ギュレル(5.85本)に次ぐラ・リーガ全体第2位のトップランカーに君臨。バルセロナのダニ・オルモ(3.63本)やラミン・ヤマル(3.44本)をも上回る数値を記録している。またクロス成功率はチーム内最高の50パーセントに達し、アタッキングサードへのパスは98本成功させ失敗は27本のみと、精度約78パーセントという驚異的なパス成功率で相手のディフェンスラインを切り裂いている。

昨季は相次ぐ負傷に苦しみ、わずか9試合241分の出場で1ゴール1アシストにとどまったイスコだが、今季はすでに10試合中7試合で先発出場を果たしている。最高峰の輝きを取り戻した司令塔の存在が、歴史的な好スタートを切ったチームの最大の推進力となっている。(via Mundo Deportivo)