S・ラモス側と大株主の対立、そして裁判へ

決裂した買収交渉の内容と、双方の主張の食い違いが浮き彫りになっています。セルヒオ・ラモス率いるグループは、過半数の株式に対して約4億5000万ユーロのオファーを提示し、これには財務の再構築、負債の削減、そして補強のための資本注入が含まれていました。しかし、大株主側は、最終段階で支払い構造などの合意内容が一方的かつ大幅に変更されたと主張し、信頼関係が失われたとして交渉を打ち切りました。

これに対しラモス側は契約違反を完全に否定しています。変更は財務アドバイザーの推奨や、LaLigaが求める実現可能性の基準に応じたものであり、クラブの経済的未来を確保し、内部の分断を避けるためのものであったと反論しています。ただし、LaLiga側はラモス氏の言う「LaLigaからの推奨」という事実を否定しており、状況は泥沼化しています。

クラブの売却が暗礁に乗り上げる中、6月29日と30日には極めて重要な裁判が予定されています。これは、ホセ・マリア・デル・ニド・ベナベンテが、2019年に結ばれた統治協定を破棄するため、自身の息子である現会長、ホセ・カストロ、そしてSevillistas de Nerviónを相手取って起こした訴訟です。第10初審裁判所(Ciudad de la Justicia de Palmas Altas)で午前10時から審理が開始される予定ですが、判決が出た後も控訴によって決着が先延ばしにされる可能性が高く、クラブの不安定な状況はまだまだ続くと見られています。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)