どん底時代を知るミゲル・アルビオルが語るラージョファンの真髄
華やかな欧州決勝の舞台に立つラージョですが、ここに至るまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。かつてセグンダB(旧3部)の泥沼時代に5シーズンにわたってラージョのユニフォームを着た元選手ミゲル・アルビオルが、ラジオで当時を回顧しました。
『泥沼から抜け出すのはとても大変でした』と語るように、当時はカナリア諸島への果てしない移動、第1世代の人工芝、老朽化したロッカールームなど、現在の華やかな舞台とは無縁の環境でした。
アルビオルは当時のファンのエピソードを明かしました。チームの調子が良くなかった時、遠征から深夜に戻ると多くのファンが待っていたといいます。彼らは選手を侮辱するためではなく、もっとコミットメントを要求し、不満を伝えつつ、エンブレムの背後に信じ続けるファンがいることを思い出させるためでした。『深夜2時や3時にセグンダBのチームを待っている数百人の姿は、ラージョがスペインサッカーで最も特別なクラブの一つである理由を説明しています』。
さらに当時は経済的困難もあり、給料遅配や将来の満期の手形を受け取ったりと、いつ支払われるか分からない不安がありました。それでも選手はプロとして競い続けました。
アルビオルは、現在のラージョの成功は偶然や過剰な投資によるものではなく、1部昇格から残留、イニゴ・ペレス監督による爆発まで、持続的な成長と限られたリソースの最大化によるものだと分析しています。『私たちは、物事がうまくいかない時もクラブのエンブレムを支え続けたすべての人々のためにプレーするのです』と語り、遠くからクラブの達成したことに大きな誇りを感じています。決勝の結果に関わらず、この軌跡の象徴的価値は消えないと強調しました。(via MARCA)