開幕戦レーシング・サンタンデール戦に向けた指揮官イニゴ・ペレス監督の不敗神話と開幕不敗データ
ビジャレアルは8月16日の日曜日、敵地エル・サルディネロにてレーシング・サンタンデールとのラ・リーガ2026/2027シーズン開幕戦に挑みます。この初陣に向けて、チームにはこれ以上ない楽観的なデータと勝率を裏付ける強力な神話が存在しています。
現在チームを率いるイニゴ・ペレス監督は、これまでに経験したすべてのラ・リーガ開幕戦において、アウェー戦でありながら100パーセントの確率で勝利を収めてきました。2024年2月にラージョ・バジェカーノで指揮官デビューを飾って以降、彼は2つのシーズンにおいて開幕のタクトを振るいました。2024/2025シーズンの開幕戦では、敵地アノエタでレアル・ソシエダを1-2で撃破。さらに翌2025/2026シーズンには、同じくアウェーのモンティリビでジローナを1-3で粉砕するという輝かしい実績を持っています。
また、ビジャレアル自身も直近7年間の開幕戦において、わずか1敗(2勝4分け)しか喫していないという驚異的な開幕不敗データを誇っています。唯一の黒星は2023/2024シーズンにホームでベティスに1-2で敗れたものだけであり、それ以外のシーズンは確実に勝ち点を積み重ねてきました。2019年のグラナダ戦での4-4のドローを皮切りに、2020年のウエスカ戦(1-1)、2021年のグラナダ戦(0-0)と引き分け、好スタートを切る流れを確立しています。
ビジャレアルが敵地での開幕戦を戦うのは、3-0で大勝を飾った2022/2023シーズンのバジャドリード戦以来となります。この試合ではニコ・ジャクソンの先制点に続き、アレックス・バエナが2ゴールを挙げる大活躍を見せました。それ以降の3シーズンは本拠地ラ・セラミカで開幕を迎え、ベティスに1-2で敗れ、アトレティコ・マドリードと2-2で引き分け、昨シーズンは昇格組のレアル・オビエドを2-0で下しました。今回対戦するレーシング・サンタンデールも、昨季のオビエドと同じくラ・リーガへ復帰したばかりの昇格組であり、サポーターの前での開幕戦に強いモチベーションを抱いています。しかし、不敗神話をまとうイニゴ・ペレス体制のもと、ビジャレアルは敵地での開幕白星発進へ向けて圧倒的な自信を持って乗り込みます。(via Estadio Deportivo)
エジプト代表FWハイセン・ハッサンのセルティック完全移籍に伴う200万ユーロの莫大な臨時収入
ビジャレアルは、かつてクラブに在籍していたエジプト代表ウインガー、ハイセン・ハッサン(24歳)が、レアル・オビエドからスコットランドの強豪セルティックへ完全移籍したことにより、200万ユーロという莫大な臨時ボーナスを手に入れることになりました。
ハッサンは2024年8月に移籍金150万ユーロでオビエドへと売却されましたが、その際、ビジャレアルは『将来的な転売時の権利の40パーセントを保持する』という極めて抜け目のない契約条項を忍ばせていました。今回のセルティックへの完全移籍が総額500万ユーロで正式合意されたため、その40パーセントに相当する200万ユーロがビジャレアルの金庫にそのまま舞い込む形となります。これにより、ビジャレアルが彼から得た累積の売却益は合計350万ユーロに達します。
ハッサンの市場価値は、直近の2026年ワールドカップでの目覚ましい大活躍によって爆発的に高まりました。エジプト代表として大会に参加した彼は、特に決勝トーナメントで圧倒的なパフォーマンスを披露。16強のアルゼンチン戦では、持ち前の破壊的なスピードと右サイドからの力強い突破により、世界王者のディフェンス陣をパニックに陥れました。カウンターからモハメド・サラーへのラストパスや、ジコへの幻のゴール(その前のプレーでのファウルにより取り消し)など、強烈なインパクトを残しました。
オビエドでの2シーズンにおいても公式戦82試合に出場して4ゴール6アシストを記録。1年目の2024/25シーズンには44試合に出場して4ゴール3アシストを挙げ、チームを1部へと昇格させる原動力となりました。昨季の1部リーグでも38試合に出場して3アシストを挙げるなど、サイドを切り裂くアタッカーとして絶対的な地位を築いていました。セルティックとは4年(さらに1年の延長オプション付き)契約を結び、背番号は23に決定。今夏の移籍市場において、現有戦力を全く失うことなく200万ユーロもの即時キャッシュを確保できたことは、ビジャレアルにとってピッチ外における最高のビジネスの成功例となりました。(via SPORT)
名将マルセリーノ・ガルシア・トラル前監督のギリシャ名門オリンピアコス監督就任の噂と去就
昨シーズン限りでビジャレアルの指揮官を退任したマルセリーノ・ガルシア・トラル前監督の去就を巡り、欧州市場で大きな注目が集まっています。現在、ギリシャの名門オリンピアコスが、直近の成績不振により去就が不透明となっているホセ・ルイス・メンディリバル監督の後任候補として、マルセリーノ前監督の招へいに向けて本格的な調査を開始しました。
マルセリーノ前監督は、ビジャレアルでの第2期政権においてチームを見事にまとめ上げ、2シーズン連続でチャンピオンズリーグ出場権を獲得するという偉大な実績を残したものの、クラブとの契約延長交渉が合意に達しなかったため、今夏フリーとなっていました。
彼の卓越した手腕と確固たる実績は市場で高く評価されており、これまでにイタリアのASローマやドイツのアイントラハト・フランクフルト、さらにワールドカップ後に再編成を進めるトルコ代表など、数々の主要ポストの候補として名前が挙げられてきました。また、サウジアラビアのアル・アハリからも非常に具体的なアプローチを受けていたことが判明しています。
しかし、マルセリーノ前監督自身は、自らのキャリアにおける長年の夢として、いつか必ずプレミアリーグの舞台で指揮を執りたいという強い野望を持っています。マルセリーノ監督はかつて以下のように夢を口にしていました。
『何年も前、実際にプレミアリーグへ行く多くの選択肢がありましたが、家族の事情をはじめとする様々な理由から、これまでは常に慎重になっていました。しかし、今がその最高の瞬間だと確信しています。プロとしてのキャリアが終盤に近づくにつれ、新たな挑戦に挑み、それを肌で体験してみたいと強く思うようになりました。今はこの未知なる挑戦を経験したいという強い情熱を抱いていますし、我々なら絶対に素晴らしい結果を出せると信じています。私にとって、その可能性に挑戦することはこの上ないモチベーションであり、大きな希望です』
ペップ・グアルディオラ、ミケル・アルテタ、アンドニ・イラオラ、ウナイ・エメリといったスペイン人監督たちのプレミアリーグでの成功に強く感銘を受けている名将は、夢の実現に向けて慎重にプロジェクトを見極める構えです。オリンピアコス側はエーデル・サラビア前エルチェ監督も候補に含めて検討を進めており、このアプローチが実を結ぶかどうかに注目が集まっています。(via Estadio Deportivo)
ビジャレアルBがアラベスから期待の大型DFアルバロ・ガルシアを買い取りオプション付きローンで獲得
ビジャレアルのセカンドチームであるビジャレアルB(ミニ・サブマリーノ)は、ディフェンスラインの緊急補強として、デポルティーボ・アラベスから20歳の右利きセンターバック、アルバロ・ガルシア・ブラネス(Alvaro Garcia Blanes)を1年間の期限付き移籍で獲得したことを公式に発表しました。
ガルシアは2005年9月15日生まれの20歳で、身長が高く、屈強なフィジカルを誇り、相手への迅速な予測や守備における高いリーダーシップを兼ね備えた大器です。地元ヘルクレスのユースから2021年にアラベスに加わり、これまでアラベスBにおいてセグンダ・フェデラシオンで通算78試合に出場して4ゴール1アシストを記録、若くして非常に高い実戦経験を積んできました。
今夏のプレシーズンにおいては、アラベスのトップチームを率いるキケ・サンチェス・フローレス監督のもとでプレシーズンマッチに多数出場。ジローナとの親善試合では、試合終了間際に劇的なヘディングシュートを叩き込んで勝利をもたらすなど、確固たるポテンシャルを証明したばかりです。
アラベスは彼を将来のトップチームの戦力として高く評価し、契約を2028年まで残しているものの、守備の激しい競争の中で継続的な出場時間を与えるため、今回のローン放出を決断しました。この取引には、将来の完全獲得に向けた200万ユーロを超える買い取りオプションが含まれており、デヴィッド・アルベルダ監督率いるビヤレアルBの守備陣に、これ以上ない強力な競合と質をもたらす完璧な補強ピースとなります。(via SPORT / Estadio Deportivo)
ビジャレアルBにおける夏の積極的な選手獲得・契約更新と大幅な血の入れ替えによる新チーム再構築の現状
ビジャレアルBは、今夏の移籍市場において、若さと高い成長性、そして将来的にトップチームへ昇格できるポテンシャルを持つカンテラーノたちの育成という一貫した哲学のもと、驚異的なチームの若返りと血の入れ替えを進めています。
【新たに加入した選手たち】
まず、今夏の最初の補強として、FCアンドラから20歳の右サイドバック、ジャン・エンクエントラ(Jan Encuentra)を2029年6月までの契約で完全獲得。エンクエントラは昨季、Unionistas de Salamancaへのローン移籍において22試合に出場して2ゴール2アシストをマークし、すでに高いカテゴリでの実力を証明しています。さらに、CFタラベラ・デ・ラ・レイナからフリーで獲得した22歳のアタッカー、バレン・ゴメス(Valen Gomez)は2028年までの契約を結びました。アルメリアの下部組織出身である彼は、センターフォワードと右ウイングを高いレベルでこなすユーティリティ性を誇り、昨季は21試合で3アシストを記録しています。さらに、ビジャレアルCから29試合に出場して台頭した左サイドバックのマンファ・ケイタ(Manfa Keita)が、2029年までのプロ契約更新とともに正式にBチームへと昇格しました。
【契約を更新した将来のスター候補たち】
クラブは、若き才能の長期的な囲い込みも完了させています。昨冬にウエスカから加入して18試合で6ゴールを挙げたFWアイマン・アルギグ(Ayman Arguigue)が2029年まで延長。さらに、セネガルU-20代表のキャプテンを務める絶対的ピボーテのシェイク・ティアム(Cheikh Thiam)は、なんと2031年6月までの超長期契約を結びました。また、今夏トップチームの練習に帯同してアピールを重ねたフォワードのアラサン・ディアッタ(Alassane Diatta、昨季34試合6ゴール)や、同じく練習参加して2031年までの超長期契約を勝ち取った若き天才カルロス・マシア(Carlos Macia)など、未来の主力候補たちが順調に牙を研いでいます。
【チームを離れた選手たち】
一方で、イスマ・シエラ、セバス・サラザール、エティエンヌ・エトー、イバン・ロドリゲス、アドリアン・ルイスの5名が満了に伴い退団。さらに、昨季のレギュラーであったDFラウタロ・スパッツがFCアンドラへ、FWパウ・カバネスがCDエルデンセへそれぞれ完全移籍で旅立ち、U-19欧州選手権を制した期待の攻撃ハーフ、ウーゴ・ロペスもFCアンドラへのローン移籍が決定しました。
大激動の変革を経験したビビャレアルBですが、デヴィッド・アルベルダ監督が昨季チームを4位に導き、惜しくもサモラに敗れて昇格を逃した悔しさをバネに、8月30日の開幕戦ラージョ・マハダオンダ戦に向けて、若さと野心に満ちた新たなミニ・サブマリーノを完璧に機能させつつあります。(via SPORT)
【本日の総括】
ビジャレアルCFは、今週末のラ・リーガ開幕戦となるレーシング・サンタンデール戦に向けて、イニゴ・ペレス監督の驚異的な開幕アウェー不敗神話とクラブ伝統の好相性データを強力なバックアップとして、白星発進へ視界良好です。ピッチ外ではハイセン・ハッサンの完全移籍に伴う200万ユーロの棚ぼた利益を獲得し財政的な成功を収めた一方、マルセリーノ前監督の去就や、Bチームにおけるアルバロ・ガルシアら大型DFの獲得など、未来を見据えたチーム構築が急ピッチで進んでいます。若きミニ・サブマリーノの再建と新監督によるファーストチームの船出が重なり、黄色い潜水艦の新シーズンは大きな期待に包まれて開幕します。
