勝敗で激変する順位シナリオ

金曜日にラモン・サンチェス・ピスフアンで開催されるデポルティーボ・アラベス戦は、単なる勝ち点3以上の価値を持つ極めて重要な一番となります。代表中断前ラストマッチであり、中断明けに控えるレアル・ベティスとの『グラン・ダービー』前最後の公式戦となるため、ルイス・ガルシア・プラサ監督率いるセビージャFCにとって結果がもたらす影響は絶大です。

前節ヘタフェ戦では前半こそソリッドな戦いを見せたものの、後半に守備のトランジションで脆さを露呈して1-3で痛恨の逆転負けを喫しました。チームにはホームの大声援を背に立ち直し、前節の失態が一過性の事故であったことを証明するとともに、昨季のような不振の記憶を再燃させない戦いが強く求められています。

現在の順位表における立ち位置と、アラベス戦の結果がもたらす3つの数値的シナリオは極めて明確です。

・勝利した場合:12節終了時点で勝ち点を積み上げ、降格圏争いの主要ライバルであるアラベスとの差を勝ち点『8』に広げて代表中断期間に入ることができます。他のライバル勢との差も広がり、チームに大きな精神的余裕を与えるとともに、ダービーへ向けて最高の弾みをつけられます。

・引き分けた場合:アラベスとの勝ち点5差は維持できるものの、下位から追撃するエスパニョール、オサスナ、ラシン、エルチェなどのライバル群に勝ち点3〜4差まで迫られ、徐々に降格圏の圧迫感を受ける危険が生じます。

・敗北した場合:最悪のシナリオとなり、アラベスとの差がわずか『2』まで縮まります。他クラブにも追い抜かれて一気に順位を落とすだけでなく、ダービー直前のネルビオンに暗雲と強烈なプレッシャーが立ち込めることになります。

この一戦は数字上の結果だけでなく、チームの士気とメンタル面を左右する決戦です。勝利をつかみ取ればピスフアンでの信頼と自信がみなぎった状態でライバルとのダービーを迎えられますが、躓けばネルビオン全体に大きな不安が広がることになります。(via ElDesmarque)