セルジ・アルティミラの売却
セルジ・アルティミラは、スポルティングCPへの移籍を完了させるため、日曜日の夜にリスボンの空港に到着しました。多くのメディアやファンに囲まれる中、彼は『ここにいられてとても幸せで、すごくやる気に満ちている。昨シーズンはチャンピオンズリーグも含めてチームの試合を見ていた。ルイ・ボルジェス監督とも話をしたし、ここで成功するのが待ちきれない。可能な限りのタイトルをすべて勝ち取りたい』と意気込みを語りました。もともとライプツィヒへの移籍を優先していましたが、ドイツのクラブから納得のいくオファーが届かず、スポルティングのオファーを受け入れることになりました。移籍金は固定1850万ユーロに、達成が容易なボーナス200万ユーロが追加される条件で合意しています。アルティミラ自身が保有権の15%を持っているためその分は差し引かれますが、昨夏ヘタフェから約160万ユーロ(ヘタフェへの補償140万ユーロ+選手へ20万ユーロ)で獲得したベティスにとっては、ボーナスを除いても約1500万ユーロの莫大な売却益をもたらすことになります。これは6月30日までに3000万ユーロのキャピタルゲインを得るというクラブの目標に大きく近づくものです。スポルティングは彼と2031年6月30日までの5年契約を結び、8000万ユーロの契約解除金を設定して将来の防衛策を講じます。月曜日にはメディカルチェックを受け、まもなく公式発表される予定です。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)
ネルソン・デオッサの移籍トラブル
スポルティングへの移籍が確実となったアルティミラとは対照的に、ネルソン・デオッサのヴァスコ・ダ・ガマへの移籍に急ブレーキがかかりました。両クラブ間では、レンタル料約100万ユーロに加え、8000万ユーロの買い取り義務と300万ユーロのボーナスという、合計約1200万ユーロの条件で合意に達していました。しかし、ヴァスコの旧オーナーである投資ファンド「777 Partners」(セビージャFCの株式も保有)への司法介入により、裁判所の監査官が権限を握る事態となりました。これにより、新しい投資家であるマルコス・ラマッキア氏(パルメイラス会長の継息子)が個人的に保証を提供したにもかかわらず、ベティスが求める銀行保証を提出できなくなってしまいました。この事態を受け、ベティスはデオッサの売却先として他クラブとの交渉を再開しています。以前に保有権の50%に対して500万から600万ユーロという不十分なオファーを出してきたリーベル・プレートが再び動くか注目されていますが、他にもフラメンゴ、イプスウィッチ・タウン、モンテレイ、クラブ・アメリカ、さらにはハル・シティ、ベジクタシュ、パナシナイコス、デポルティボ・ラ・コルーニャ、MLSのコロンバス・クルーといった多くのクラブが興味を示しており、ベティスは1100万から1200万ユーロの回収を目指しています。(via Estadio Deportivo)
ジオヴァニ・ロ・チェルソの活躍と残留宣言
ワールドカップのグループステージ最終戦となるヨルダン戦で、ジオヴァニ・ロ・チェルソは夢だったW杯デビューを飾り、見事なフリーキックを叩き込んでアルゼンチンの3-1の勝利に貢献し、MVPに選出されました。前半18分、相手GKの逆を突く完璧な弾道で先制点を記録し、1時間プレーした後にチアゴ・アルマダと交代しました。ロ・チェルソは試合後『W杯に出場してゴールでデビューできたなんて、本当に信じられないほど大きな感動だ。2022年はケガでプレーできなかったから余計にね。これまで色々な時期を経験してきたけれど、今日のことは一生忘れない』と喜びを爆発させました。また、リオネル・スカローニ監督も『彼は初日から私のお気に入りの一人だ。本当に素晴らしい青年で、前回のW杯を非常に残酷な形で逃したからこそ、彼にチャンスを与えたいと待っていた。グループにとっても重要な選手であり、我々も彼のために喜んでいる』と手放しで称賛しています。一方、ロサリオ・セントラル時代の恩師であるエドゥアルド・コウデ監督が率いるリーベル・プレートからの関心が報じられていましたが、ロ・チェルソ自身は『その話をする時ではないし、それが起こるとも思っていない。僕はベティスと契約しているし、とても居心地がいい。今は100%この代表のユニフォームを代表することに集中しているし、これからも素晴らしい未来が待っている』と断言し、アルゼンチン復帰の可能性を完全に否定しました。本人の優先希望はヨーロッパでのプレー継続であり、冬の移籍市場でもリヨン、レンヌ、アヤックスからの打診を断っています。とはいえ、彼には親友メッシがいるインテル・マイアミからの関心も噂されています。ベティスとの契約は2028年まで残っていますが、クラブはサラリーキャップの空きを作るために売却に完全に扉を閉ざしているわけではありません。1500万ユーロ以上の移籍金を希望していますが、ケガがちだったことや30歳という年齢を考慮し、市場価値(現在800万ユーロ)に近い1000万から1200万ユーロ程度でも放出を容認する可能性があります。(via ElDesmarque / Estadio Deportivo / Mundo Deportivo)
ファクンド・ベルナルの獲得交渉
マヌ・ファハルドSDは中盤の再構築に向けて活発に動いており、フルミネンセに所属する22歳のウルグアイ人MF(イタリアパスポート所持)であるファクンド・ベルナルの獲得に迫っています。ベティスが850万から880万ユーロの公式オファーを提示したと報じられており、ベティス側は内部的に公式なオファー額としては否定しているものの、彼への強い関心は隠していません。移籍条件として、フルミネンセが将来の売却益の一部を保持することが含まれているようです。ベルナルは身長187cmのフィジカルとボール奪取力、空中戦の強さに加え、技術的にも成長の余地を残したピボーテです。昨季はケガの影響で1カ月離脱したものの、公式戦18試合(1008分)に出場し2アシストを記録しました。彼はすでに欧州挑戦、特にチャンピオンズリーグでのプレーに強い意欲を見せており、ベティスへの移籍に前向きです。クラブ間合意が近い中、今後は4から5年の長期契約を前提に、給与やパフォーマンスボーナスなどの詳細を詰める段階に入ります。彼の現在の市場価値は約600万ユーロで1年で400万ユーロも上昇していますが、前所属のデフェンソール・スポルティングが保有権の40%を持っているため、フルミネンセ側も安売りはできない事情があります。なお、中盤の補強候補としては、ベルナルの他にもトリノのチェーザレ・カサデイ、グラスゴー・レンジャーズのニコラス・ラスキン、パルメイラスのエミリアーノ・マルティネスらがリストアップされています。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque / SPORT / MARCA / Mundo Deportivo)
ダニ・セバージョスの復帰
毎夏恒例となっているダニ・セバージョスのベティス復帰の噂が、今夏ついに現実のものになろうとしています。レアル・マドリードとの契約を公式に解除し、フリーでベティスに加入することが決定的となりました。マドリードではモドリッチやクロースの陰に隠れて絶対的なレギュラーではありませんでしたが、与えられたチャンスでは高いパフォーマンスを発揮してきました。彼の地元であるウトレラのベティスファンの間では期待が最高潮に達しており、地元のペーニャ(ファンクラブ)では『彼が来るのをずっと待っていた。経験を積み、プレーの質も上がって、今はベティスに来るのに最高のタイミングだ』『彼が退団した時はファンも怒っていたが、ベティスファンは寛大で、両手を広げて歓迎するだろう』と好意的な声が溢れています。さらに、ケガから復帰するイスコとのコンビネーションに期待する声も多く、『ダニとイスコが中盤で力を合わせれば、ヨーロッパでも恐れられる偉大なベティスが見られるはずだ。彼も愛するクラブに来るために全力を尽くしてくれている』と、地元を愛するセバージョスの帰還が待ち望まれています。(via Estadio Deportivo)
ロブソン・フェルナンデスのレンタル延長
ベティスは、パルメイラスからレンタル中の19歳のブラジル人CB、ロブソン・フェルナンデスの将来について、買い取りオプションの行使判断を2027年まで先送りすることを決定しました。クラブは契約に盛り込まれていたレンタル期間をもう1年延長する条項を行使しました。ロブソン・フェルナンデス(身長190cm、右利き、U-20ブラジル代表経験あり)は4月初旬にベティスに合流する予定でしたが、就労ビザの取得手続きの遅れにより到着が大幅に遅れました。さらにチームが残留争いをする厳しい状況だったこともあり、ダニ・フラゴソ監督率いるBチーム(セグンダRFEF)での出場はごくわずかに留まりました。そのため、クラブはプレシーズンで彼の適応や能力をじっくり見極めた上で、事前に噂されていた400万ユーロよりは低いものの、300万ユーロ以上と設定されている50%の保有権買い取りオプションを行使するかどうかを、2027年に最終決定する方針です。マヌ・ファハルドSDも『中長期的に多くの喜びをもたらしてくれると確信している、非常に将来が楽しみなセンターバックだ』と高く評価しています。(via ElDesmarque)
モランテのU19代表での活躍
W杯と並行してウェールズで開催されているU19欧州選手権で、ベティス下部組織の至宝であるホセ・アントニオ・モランテが素晴らしい活躍を見せました。開幕戦のウェールズ戦(0-7でスペインが圧勝)で、右ウイングとして出場したモランテは前半だけで2ゴールをマークしました。前半25分にペナルティエリア内のこぼれ球を左足で押し込み、さらに33分にはエリア外からの強烈なミドルシュートをポストぎりぎりに沈めました。この日は奇しくも彼の19歳の誕生日であり、自らのゴールで祝う形となりました。試合後のインタビューでは『欧州選手権で良いスタートを切ることの重要性を理解していたし、それを証明できた。エリートステージからの積み重ねで、チームはもはやグループではなく家族になっている。雰囲気も最高だ』と語りました。また、ベティストップチームでのプレーなど来季のプランについて聞かれると『僕には契約があるし、来年もベティスに残りたい。僕の人生のクラブだからね』ときっぱりと答え、ベティスへの強い忠誠心を示しました。クラブ側も彼の成長に大きな期待を寄せており、中期的にはトップチームの戦力として考え、来季は散発的にトップチームに呼ばれる可能性も排除していません。(via Estadio Deportivo / SPORT)
その他の移籍情報(ギド・ロドリゲス、ベグホルスト)
かつてベティスで4年半にわたり13657分間プレーし、クラブに大きく貢献したギド・ロドリゲスですが、ベティス復帰の可能性は消滅しました。彼はチャンピオンズリーグに出場するベティスでのプレーを望んでいましたが、クラブ側は彼が要求する年間200万ユーロ以上(固定+変動)という高いネット給与を支払う意思がなく、合意には至りませんでした。結果として、彼はバレンシアCFへの加入に同意する見込みです。また、ストライカー補強の候補としてリストアップされていた33歳のオランダ代表FW、ボウト・ベグホルスト(元アヤックス)も候補から外れました。フリー移籍という市場のチャンスとしてベティスやセルタなどが関心を示していましたが、本人は幼少期からのファンであるというFCトゥウェンテと2年契約を結び、『子供の頃からの夢が叶った。ファンとしてではなく、選手として成功を祝うために全力を尽くす』と喜びのコメントを発表しています。(via Mundo Deportivo / Estadio Deportivo)
【本日の総括】
アルティミラの売却が目前に迫り財政面で大きな一歩を踏み出す一方、デオッサの移籍が暗礁に乗り上げるなど動きの激しい一日となりました。ロ・チェルソのW杯での活躍や、セバージョス復帰の決定的ニュース、さらにはベルナル獲得への前進など、来季に向けた中盤の再構築が着実に進んでいます。