インテル戦に向けた招集リストと主力不在の状況

🍀 レアル・ベティスは8月15日土曜日、イタリアのバーリにあるサン・ニコラ・スタジアムにおいて、セリエA王者インテル・ミラノとのプレシーズン最終戦に臨みます。開幕戦のバレンシア戦が、ワールドカップ出場選手たちの21日間の義務的休暇を確保する労働協定の影響で延期されたため、チームは1ヶ月半におよぶ異例の長期プレシーズンを過ごしており、このインテル戦が21日のレアル・ソシエダとの開幕戦(ラ・カルトゥーハ)に向けた最後の実戦テストとなります。

マヌエル・ペジェグリーニ監督が発表したイタリア遠征の招集メンバー22名は以下の通りです。

GK:アルバロ・バジェス、マヌ・ゴンサレス

DF:エクトル・ベジェリン、アンヘル・オルトス、マルク・バルトラ、ナタン、ディエゴ・ジョレンテ、バレンティン・ゴメス、ジュニオル・フィルポ、フラン・ガルシア

MF:アルバロ・フィダルゴ、ニャンゴロ・ブアレ、ファクンド・ベルナル、パブロ・フォルナルス、マルク・ロカ、ネルソン・デオッサ、イケル・ロサーダ

FW:イスコ、アントニー、クチョ・エルナンデス、ロドリゴ・リケルメ、パブロ・ガルシア

このリストには、いくつかの重要な主力の不在が含まれています。ワールドカップ後に今週ようやくチームに合流したばかりのジオバニ・ロ・チェルソは、チームの全体トレーニングに合流する前の段階として、ジムでの個別のフィジカル調整メニューを継続しているため遠征から外れました。また、モロッコ代表として大舞台を戦ったエズ・アブデも、プレシーズン中に抱えた筋肉の痛みが完全に回復していないため、部分的な練習合合流に留めて遠征を回避。さらに、筋肉の負傷を抱えるゴンサロ・プティ、軽微な負傷を抱えるホセ・アントニオ・モランテ、そしてそれぞれ痛みを感じているアイトール・ルイバルとセカンドGKのディエゴ・コンデの計6名がセビリアに留まることになりました。 (via ElDesmarque / Estadio Deportivo)

ファビオ・シルバ獲得に向けたドイツでの直接交渉と競合の構図

⚽ ベティスの Manu Fajardo スポーツディレクターおよびペジェグリーニ監督が、前線の攻撃力を劇的に向上させるための理想的な「9番」として最も熱望しているのが、ボブ・ドルトムントに所属するポルトガル代表FWファビオ・シルバ(Fábio Silva)です。

今週初め、ベティスの強化部セクレタリーを務める Álvaro Ladrón de Guevara 氏が直接ドイツのドルトムントへと赴き、獲得に向けた条件交渉を行いました。ドルトムント側は、昨年夏に投じた2250万ユーロの投資を少しでも回収するため、2000万ユーロ前後の金額での完全移籍(売却)を第一の希望として掲げていますが、ベティスは現在の厳しい予算制限プロトコルの関係上、買い取りオプション(または一定条件での義務)付きの期限付き移籍(ローン)での獲得を希望して交渉を続けています。

同じラ・リーガのレアル・ソシエダもファビオ・シルバの獲得に向けて交渉を数日前から大きく進めていますが、選手自身はベティスが今シーズンに挑むチャンピオンズリーグのプロジェクトや、ペジェグリーニ監督の戦術に非常に強い魅力を感じており、ソシエダよりもベティスへの移籍を優先している状況にあります。

しかし、ドイツからの最新の報告によると、ファビオ・シルバ本人がドルトムント(ニコ・コバチ監督)に留まり、既存の強力なライバルであるギラシやバイアーとポジション争いを繰り広げて自らの価値を証明することを選択したとの報道もあり、最終的な去就は今後の市場の最終盤まで流動的となっています。 (via Estadio Deportivo / ElDesmarque)

ダニ・セバージョスの復帰計画と資金調達を阻む登録枠の現状

👑 レアル・マドリードをフリーで退団してフリーエージェントとなっているダニ・セバージョス(Dani Ceballos)のベティスへの電撃復帰計画は、現在も非常に熱いテーマとして水面下で進められています。セバージョス自身は『生まれ育った地元のウレタ(Utrera)に戻り、家族と安定した生活を送りながら、自分にとって最も特別なクラブで再び重要な役割を担いたい』という極めて強い復帰への意志を持っており、他クラブからの多額のオファーをすべて拒否してベティスからの連絡を待っています。

ベティスのフロント陣は、セバージョスに対してイスコやアントニーとほぼ同等となる、現在のクラブ給与体系の中で実質的な最高給(トップ3)となる好条件を口頭で約束しています。もちろんレアル・マドリード時代に受け取っていた総額1000万ユーロという巨額の給与を支払うことは財政的に不可能なため、セバージョス自身も大幅な減額を受け入れる姿勢を明確に示しています。また、彼は自身の将来について、

『今の私のキャリアにおいて、最も重要なのはピッチに立って信頼され、自分がチームにとって本当に必要とされていると感じることだ。それ以外の条件はすべて二次的な問題にすぎない』

と語り、金銭面よりもスポーツ面でのプロジェクトを最優先する姿勢を強調しています。

しかし、この契約を正式に成立させるためには、ベティスの中盤における登録スペースと給与制限の空きを確保することが絶対に不可欠です。クラブは当初、コロンビア代表MFネルソン・デオッサを売却することでこの予算枠を確保する計画を立てていましたが、選手本人が移籍を頑なに拒否したため破談となりました。さらにジオ・ロ・チェルソの退団の動きも完全に足踏みしているため、現時点でセバージョスを登録するだけの余力が存在していません。

ベティスは最優先事項としてストライカーの獲得を進めており、その交渉完了後に残った予算を計算してセバージョスに最終提案を行う方針です。また、交渉が難航して複雑化するのを避けるため、強化部はセバージョスとの交渉内容を極めて秘密裏(sigilo)に進めています。 (via ElDesmarque / Estadio Deportivo)

コロンビアの大地震に対するクチョ・エルナンデスとネルソン・デオッサの祈り

🇨🇴 コロンビアのサン・ホセ・デル・パルマを震源とする巨大な大地震が発生し、300人を超える死者と無数の行方不明者が出ている大惨事について、ベティスに所属するコロンビア人選手のクチョ・エルナンデスとネルソン・デオッサが、クラブの公式チャンネルを通じて深い悲しみと支援の呼びかけを表明しました。

震源地に非常に近い都市ペレイラの出身であるクチョ・エルナンデスは、遠く離れたスペインから悲惨な光景を見つめる辛さを以下のように吐露しました。

『本当に言葉を失うほど悲しい。遠く離れた場所からこのような壊滅的な被害の映像を見るのは信じられないほど心が痛む。ここにいて直接現地で助けの手を差し伸べられないことに、非常に強いもどかしさと無力感を感じている。幸いにも私の家族は全員無事であり、家屋などの物的被害もなかったが、そのようなことは命の安全に比べれば二次的な問題だ。ペレイラは最も激しい被害を受けた都市の一つであり、故郷の人々、そして被災したすべての街の人々に心から寄り添いたい。私の友人の何人かが一時連絡が取れなくなっていたが、夜になってようやく無事であることが判明し、本当にホッとした。私たちコロンビア人は常に前を向くタフな国民であり、このような時こそ助け合う。私たちはすでに個人的な経済的支援を行ったが、コロンビア国内だけでなく、世界中の人々に対しても、ぜひ遠くから温かい経済的な手を差し伸べてほしい。その一歩一歩が大きな力になる』

また、マルマト出身のミッドフィールダー、ネルソン・デオッサもこれに強く同調しました。

『神の恵みにより私の家族も全員無事であり、故郷のマルマトは幸いにも直接的な被害を受けなかったが、この大惨事には本当に深く心を痛めている。被災されたすべての家族に対し、この極めて困難な時期を乗り越えるための大いなる力と、神からの知恵が与えられることを心から祈っている。クチョが言う通り、コロンビアの人々はこのような苦難の時に信じられないほどの団結力を見せる。団結こそが私たちの最大の強みだ。私たちもここからできる限りの経済的支援を送ったが、どうか世界中の人々にもこの素晴らしい人道支援の活動に加わってほしい。一粒の砂、一滴の水であっても、被災した人々にとっては本当に大きな恵みとなり、私たちの心からの感謝に繋がるはずだ』 (via Estadio Deportivo)

メキシコ代表MFオベド・バルガスの獲得レース参戦と登録枠における強み

🇲🇽 ベティスは、アトレティコ・マドリードが今シーズン中の成長を促すために期限付き移籍(ローン)での放出を検討している21歳のメキシコ代表ミッドフィールダー、オベド・バルガス(Obed Vargas)の獲得レースに名乗りを上げ、バレンシアやヘタフェと競合しています。

バルガスはアトラスのアンカレッジ生まれですが、代表はメキシコを選択。アトレティコの中盤にはバリオスやコケ、ジョニー、そして新加入のヒュルマンドなど強力な実力者がひしめき合っているため、シメオネ監督はプレシーズンで彼を高く評価しつつも、実戦経験を積ませるためのローン放出を視野に入れています。

バルガスのプレースタイルは非常に特徴的です。本職は守備的ピボーテ(アンカー)ですが、戦術的な万能性を活かしてインサイドハーフとしてもハイレベルで稼働できます。パスを細かく散らすアソシエーションの役割よりも、激しいデュエルでの勝利、特に地上戦での驚異的なボール奪取能力に秀でています。身長1.75メートルと小柄ですが、非常にタフでハードな球際を持ち、ピッチ全体を網羅するカバー範囲の広さと、サイドに流れて守備を安定させる能力を兼ね備えています。さらに、ボールを奪ってからの素早いドリブル(推進力)でラインを突破する攻撃センスも持っています。

ベティスにとって彼が極めて魅力的なピースである最大の理由は、外国人枠(非EU枠)の問題を完全にクリアしている点にあります。バルガスは今年5月にスペイン国籍を正式に取得したため、ラ・リーガの非EU枠を消費しません。したがって、ベティスがすでに外国人登録を行っているナタンやアントニー、デオッサといった主力メンバーを抱えたままであっても、何の問題もなく彼を登録してスカッドに組み込むことができます。ベティスはセウタへの売却後に中盤の強度が低下しており、守備的な安定感をもたらすピースとしてバルガスの獲得スペースを用意しています。 (via Estadio Deportivo)

ケビン・デンキーやサンティアゴ・ヒメネスら豪華FW補強へのアプローチ

🔥 クチョ・エルナンデスとハイレベルで競い合い、攻撃に新たなバリエーションをもたらすことができるワールドクラスのストライカー「9番」の獲得は、今夏のベティスにとって最優先のミッションです。強化部を率いる Manu Fajardo 氏は、市場の最終局面に向けて複数の豪華なターゲットへの打診を同時に進めています。

まずは、最も本命とされているのがMLSのシンシナティに所属するトーゴ代表FWケビン・デンキー(Kévin Denkey)です。選手側はベティスでのチャンピオンズリーグ挑戦を熱望しており、すでにベティス側と密接に連絡を取り合っています。しかし、シンシナティ側が2000万ユーロ前後の高い移籍金を要求しているのに対し、ベティスが提示できる固定での上限は1500万ユーロに設定されています。

選手の周辺は、ベティスがすでに固定1400万ユーロ+変動400万ユーロの具体的な入札オファーを提出したと主張していますが、クラブ側はこの高額オファーの存在を公式には否定しており、交渉の実際の数字については双方のバージョンが交錯しています。デンキーはこの去就問題によるストレスの影響からか、直近の公式戦3試合(サンノゼ戦、プマス戦、アトラス戦)において無得点が続いており、パフォーマンスの低下が懸念されています。

また、もう一つのサプライズとして急浮上しているのが、ACミランに所属するメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネス(Santiago Giménez)です。ミランは今夏にゴンサロ・ Ramos を7400万ユーロ、マリオ・ Gila を3000万ユーロで獲得するなど多額の資金を消費したため、財政バランス(サラリーキャップ)を整えるためにヒメネスの売却を計画しています。当初ポルトへの買い取りオプション付きローンでの移籍が秒読み段階に入っていましたが、ポルト側の選手売却オペレーションが滞ったため交渉が急遽ストップ。この不確実な状況を見逃さなかったベティスが介入し、ミランに対してヒメネスの獲得条件(共同保有等のフォーマット)を打診しました。選手の300万ユーロを超えるネット給与が最大の壁となりますが、パブ・ガルシアのハル・シティ売却交渉などで多額の資金が確保できれば、市場の最終盤で電撃的な合意に至る可能性が残されています。 (via Estadio Deportivo)

地理的近接性を優先するアウェイチケットの新しい分配ルール

🎫 クラブは、来たる26/27シーズンにおいて、アウェイゲームに割り当てられる観戦チケットの分配に関して、非常に画期的な新しい基準を導入することを決定しました。これは、セビリアから遠く離れた各地に居住する何千人もの熱狂的なベティスサポーターからの強い要望に応えたものであり、ペジェグリーニ監督率いるチームが各地方を訪れる際、地元在住のファンが直接スタジアムで応援できるチャンスを最優先で提供することを目的としています。

この新しい基準の導入に対し、一部のファンからはネット上で議論が巻き起こるなど注目を集めています。新しい分配システムの詳細な内訳は以下の通りです。

アウェイチケット全体の配分比率自体は、昨シーズンと同様に80%がソシオ(会員)向け、20%がペニャ(公式ファンクラブ)向けとして維持されます。

しかし、ソシオ向けの80%の分配方法が大きく変わります。このうち70%が一般のソシオ向け(そのうち半分の35%はソシオの古さ= antigüedad に基づく優先、残りの35%は完全な抽選)に配分され、残りの10%が近年クラブが加入を強力に推進している『Soy Bético(ソイ・ベティコ)』会員向けに割り当てられます。そして、この10%の配分において、試合が開催される地域に実際に居住している「地理的近接性(cercanía geográfica)」を持つ会員が最初に当選するルールが適用されます。この地理的優先枠でチケットが余った場合のみ、他の地域の申請者へとスライドされるシステムとなります。

また、ペニャ向けの20%の配分についても、同様に地理的優先と抽選の組み合わせが適用されます。試合が開催される地域に近いペニャに対しては、地理的近接性基準としてあらかじめ10枚のチケットが直接優先配分されます。完全抽選枠においては、できる限り多くのペニャがチームに同行できるようにするため、1つのペニャが獲得できる枚数を最大で5枚までに制限。さらに、このペニャ向けチケットの受益者が、正規のソシオや『Soy Bético』会員でない場合は、事前に完全に無料の『Soy Bético Digital』へ登録することが義務付けられます。

チケット購入を希望するファンは、個人の会員専用エリアから個人または最大3名のグループで申し込みを行い、チケット代金をデポジットとして一時的に口座で保留(当選確定後に正式決済)する手続きを行います。また、完全抽選プロセスにおいては、今シーズンのホームゲームにおいて80%以上の出席率、もしくは会員サービスを利用している実績のあるソシオが最優先で優遇される仕組みとなっています。 (via Estadio Deportivo)

ロベル・ゴンサレスのアルバセテへの移籍と驚異的スタッツ

🇪🇸 ベティスの下部組織が生み出した25歳の攻撃的MFロベル・ゴンサレス(Rober González)が、これまで繰り返してきた期限付き移籍(ラス・パルマス2回、アラベス、オランダのNEC、ラシン、サラゴサ)の旅路に終止符を打ち、セグンダ・ディビシオンのアルバセテ・バロンピエと2028年までの契約を結び完全移籍することが決定しました。今回の移籍は移籍金ゼロ(コストフリー)のフリー移籍であり、ベティスは将来の売却時に発生する移籍金の一部パーセンテージ(pass)を保持する条件で合意しています。

アルバセテを率いる Alberto González 監督は、かつてベティスのカンテラ時代にロベルを直接指導しており、彼の才能を誰よりも高く評価していました。アルバセテのスポーツディレクターである Toché 氏も、

『彼はピッチ上で確実にゲームを決定づけることのできる特別な才能(diferencial)の持ち主であり、私たちの新シーズンにおいて最も必要としていた偉大な補強だ』

と語り、その高い実力に全幅の信頼を寄せています。

ロベルはスペインのアンダー世代(U-16からU-20まで)の代表として活躍し、U-21代表にも招集された実績を持つエリートです。昨シーズン、サラゴサでプレーした際の彼のスタッツはまさに驚異的であり、セグンダ・ディビシオンにおける圧倒的な支配力を証明しています。

・1試合平均のペナルティエリア内へのパス数:4.07本(リーグ1位)

・期待アシスト(xA):0.22(リーグ1位)

・チャンス創出の成功率:2.76(リーグ1位)

・プログレッシブアクション(推進力のあるプレー)率:27.03(リーグ1位)

・成功した攻撃的アクション数:3.6回(リーグ1位)

・キーパス数:0.73本(リーグ2位)

・ペナルティエリア内でのボールタッチ数:2.47回(リーグ4位)

・クロス供給数:3.47本(ミッドフィールダーの中でリーグ1位)

・正確なクロス数:0.93本(リーグ1位)

・ペナルティエリア内へのクロス数:0.8本(リーグ1位)

・地上戦のデュエル勝利数:13.34回(リーグ2位)

・90分あたりに受けた被ファウル数:3.47回(主要リーグのミッドフィールダーの中で10位)

25歳を迎えたロベルは、このアルバセテという安定した環境で自らのキャリアを完全に再始動(relanzar)させる強い決意を固めています。 (via Estadio Deportivo)

若き右SBパブロ・ブストのUDイビサへの完全移籍

🏝️ ベティスは、下部組織で育った20歳の有望な右サイドバック、パブロ・ブスト(Pablo Busto)が、1部REFEF(3部リーグ相当)のUDイビサへと完全移籍することで完全合意に達しました。契約期間は2シーズンの長期契約となります。

セビリアのドス・エルマナス出身であるパブロ・ブストは、まだベンハミン(小学生カテゴリー)だった頃から実に14年間という長い時間をベティスのカンテラで過ごし、着実にステップアップを果たしてきました。昨シーズンは怪我に悩まされた影響や、Bチーム(ベティス・デポルティーボ)において Ángel Ortiz や Óscar Masqué といった強力なライバルとの激しいポジション争いの中で出場機会を減らし、チームの2部REFEF(4部)降格の憂き目に遭ったものの、その類い稀な才能は広く知られていました。

2024年1月、彼は当時まだユース(フベニール)登録ながら、ペジェグリーニ監督に見出されてホームの Benito Villamarín で行われたグラナダ戦において待命のファーストチーム・ラ・リーガデビューを飾りました。また、スペインのU-18およびU-19代表としても招集実績のある確かな実力を持っています。

今回の移籍において、ベティスは移籍金自体は発生しないコストフリーでの放出を受け入れたものの、将来パブロ・ブストが他のクラブへとステップアップ移籍した際に、その移籍金の35%がベティスへ支払われるという、非常に高いパーセンテージの将来売却権を確保することに成功しました。これにより、彼が本来のベストな輝きを取り戻した際、将来的にクラブへ大きな経済的利益をもたらすための素晴らしいリスクヘッジが施されました。 (via Estadio Deportivo / SPORT)

イスマエル・シエラのエシュトリルでの活躍と臨時収入の消滅

🇵🇹 ベティスが今夏の移籍市場において、密かに期待していた「カンテラーノの将来売却益(臨時収入)」のチャンスが事実上消滅することになりました。その対象となっていたのは、2年前にポルトガルのエシュトリルへ完全移籍させたセンターバック、イスマエル・シエラ(Ismael Sierra)です。

ベティスは当時、シエラを移籍金ゼロで放出する代わりに、将来彼がエシュトリルから他のクラブへ移籍した際の移籍金の「45%」を受け取ることができるという非常に大きな売却パーセンテージを保有していました。シエラは過去2シーズンにおいて、エシュトリルでの出番に恵まれず、オサスナ・プロメサスやビジャレアルBへのレンタル移籍を繰り返していました。特に昨シーズンのビジャレアルBでのプレーが非常に高く評価されたことで、今夏は複数のヨーロッパクラブから具体的な移籍打診やオファーがエシュトリル宛てに届いており、ベティスは最大で数百万ユーロに達する「45%の分け前」を 懐に入れる(engrosar)できる可能性が非常に高まっていました。

しかし、シエラの状況はエシュトリルにおいて急激に変化しました。プレシーズンにおいて新監督の Vasco Matos 氏の信頼を完全に勝ち取ったシエラは、先週末に行われたポルトガルリーグ開幕戦のファマリカオン戦において先発メンバーに抜擢され、見事に90分間フル出場を果たしました。

エシュトリルのフロント陣および監督は、シエラを今シーズンのディフェンスラインの絶対的なレギュラー(戦力)として完全に定義し、今夏の移籍市場におけるすべての売却オファーを断固として拒否する決断を下しました。シエラとエシュトリルとの契約は2027年6月まで残っており、今夏での売却が消滅したため、ベティスが期待していた売却益の獲得は、最短でも来年1月の冬の市場まで持ち越されることになりました。 (via Estadio Deportivo)

大抜擢された3人のカンテラの超新星たち

🌟 ペジェグリーニ監督率いるファーストチームのトレーニングにおいて、カンテラから急浮上した3人の若き才能たちが大きな注目を集めています。イタリアへの遠征を前に、指揮官は彼らをトップチームの練習に直接合流させ、そのポテンシャルを慎重に見極めました。

一人目は、2007年生まれで現在19歳のアルベルト・デ・アロ(Alberto de Haro)です。デ・アロはトップ下(ミドルエリア)や両サイドのウイングを高いレベルでこなすことのできる非常に万能なアタッカーであり、今シーズンは元レジェンドである Capi 監督が率いるベティスC(3部連盟)でプレーする予定です。スペインのU-15やU-16代表としてのキャリアを持ち、ユース・コパ・デル・レイ優勝の立役者の一人でもあります。

二人目は、サラゴサのユースから今夏新たに加わったアタッカー、デリック・オベング(Derick Obeng)です。オベングは強靭なフィジカルと爆発的なスピード、そして高い決定力を誇る右ウインガーであり、昨シーズンはユースリーグにおいて計9ゴールを挙げてその高いポテンシャルを証明しました。彼もデ・アロと同様に、今シーズンはベティスCを主戦場としてプレーしながら、ファーストチームへの昇格のチャンスを窺います。

三人目は、2008年生まれで弱冠18歳の守護神フアン・サストレ(Juan Sastre)です。サストレは2年前にテネリフェのユースから加入した期待のゴールキーパーであり、テネリフェ側からの過剰なプレッシャーによる契約更新を断り、ビジャレアルからの熱烈な誘いを蹴ってベティスへとやってきました。昨シーズンは提携クラブのカラベラにおいて素晴らしい守備を披露し、今シーズンは飛び級でのさらなる成長(adelantamiento de procesos)が期待されている、クラブのキーパー部門最大の宝物です。 (via ElDesmarque)

チャンピオンズリーグ選手登録ルールにおける自クラブ育成枠の大きな試練

🏆 21年ぶりとなる悲願のチャンピオンズリーグ(CL)への挑戦は、ベティス全体を大きな興奮に陥れていますが、その一方で、UEFAが定める厳格な選手登録プロトコルが、今夏の移籍市場におけるフロントの動きを大きく縛っています。

UEFAのルールによると、最大25名が登録できる「リストA」においては、少なくとも8名の地元育成枠(自国、または自クラブ育成選手)を含める必要があります。そして、その8名のうち、最大で4名までは同じスペイン連盟の他クラブで育った選手でカバーできますが、残りの4名に関しては、必ず「15歳から21歳の間に、少なくとも3シーズン以上にわたって自らのクラブ(ベティス)に在籍した実績を持つ、純粋な自クラブ下部組織出身者」でなければならないと厳格に定義されています。

現在、この極めて厳しい「自クラブ育成」の条件をクリアできるファーストチームのメンバーは、昨シーズンに加入したGKアルバロ・バジェス、左SBジュニオル・フィルポ、そして年齢の関係で「リストB」に登録できない右SBアンヘル・オルティスのわずか3選手のみとなっています。

あと1枠が足りない状況であり、もしこのまま4人目の自クラブ出身者を登録できない場合、ベティスは登録枠が1つ削減され、最大24名での戦いを強いられるという戦術的なハンデを負うことになります。現在、レアル・マドリードをフリーとなったダニ・セバージョスの獲得交渉をなんとか成立させようとフロントが必死になっている最大の理由は、彼が加入すればこの「4人目の自クラブ育成枠」を完璧に埋めることができるという、CL登録上の決定的なメリットが存在するためです。

また、ペジェグリーニ監督がプレシーズンからインサイドハーフやボランチとして非常に重用している22歳の若きピボーテ、ニャンゴロ・ブアレ(Gnangoro Bouaré)の登録についても問題が生じています。ブアレは2年以上クラブに在籍しているものの、年齢が22歳に達しているため、若手用の「リストB」への登録条件(2005年1月1日以降生まれ)を満たしていません。したがって、もし彼をチャンピオンズリーグの試合に出場させる場合、ペジェグリーニ監督は貴重な「リストA」の25名枠の中に、ブアレの名前を直接組み込まなければならないという、戦術的なやり繰りの難しさに直面しています。 (via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

レアル・ベティスは、悲願のチャンピオンズリーグ本戦への挑戦という最高にエキサイティングなシーズンを前に、ピッチ内外で極めて熱く、緊迫したドラマの真っ只中にいます。ペジェグリーニ監督のもと、チームはインテル・ミラノとのプレシーズン最終戦に向けて22名の招集リストを発表し、負傷や合流遅れの主力調整を進めながらも、21日の開幕戦に向けた戦術システムの完成を急いでいます。

一方で、ピッチ外ではダニ・セバージョスの電撃復帰やファビオ・シルバら強力な「9番」獲得に向けた緊密な交渉が進められていますが、デオッサらの売却の足踏みによるサラリーキャップ制限の壁、そしてUEFAが定めるCL登録リストの「自クラブ下部組織出身4名以上」という極めて厳しい育成枠プロトコルなど、財政的・戦術的な現実がフロントに重いパズルを突きつけています。地元アウェイファンの声に応えた近接優先チケット制度や、パブロ・ブストの売却、そしてコロンビア大地震に対する選手たちの深い祈りと支援の呼びかけなど、クラブを取り巻く強烈な結束と情熱を胸に、ベティスの歴史的なシーズンがいよいよ幕を開けます。