ピッチ上のパフォーマンスと選手評価
暗い雰囲気が漂う中、44分にアルバロ・カレラスが敵陣でボールを奪取し、ブラヒム・ディアスが絶妙なパスを供給。これを受けたゴンサロ・ガルシアが見事なコントロールから左隅にシュートを決め、先制点を奪った。ゴンサロは69分にムバッペと交代してピッチを退く際、スタジアムから大歓声を浴びた。アルベロアが好調なゴンサロを下げてムバッペを入れたことに対し「ゴンサロに対して良い振る舞いではなかった。彼はもっと長くプレーする権利があった」と采配を批判する声も挙がっている。
80分には、ムバッペからのパスを受けたベリンガムが、3人のディフェンダーに囲まれながらもペナルティエリア内で巧みにスペースを作り、左足で強烈なグラウンダーのシュートを突き刺して追加点を奪った。ベリンガムはゴール後もいつもの両手を広げるパフォーマンスは行わず、ファンにキスを送るなど控えめな態度を貫いた。
一方、キャプテンマークを巻いたビニシウスは不調を極めた。ドリブル成功ゼロ、ボールロスト13回を記録し、前半30分にはトレント(アレクサンダー=アーノルド)からの完璧なクロスをゴール前で空振りする失態を演じ、ボールを持つたびにブーイングの標的となった。
守備陣では、ラウール・アセンシオがナチョ・ビダルの決定機をスライディングで阻止するなど見事なカバーリングを披露。右サイドバックに入ったトレントは守備の負担が少なく、攻撃ではミドルシュートが枠のわずか上に外れるなど存在感を示した。逆にアラバはチュアメニとの連携ミスでフェデ・ビニャスに決定機をプレゼントする致命的なミスを犯し、精彩を欠いた。カマヴィンガも平凡なパフォーマンスに終始し、チュアメニは簡単なパスミスを連発した。ブラヒム・ディアスは攻撃の全権を握るようにピッチを駆け回り、最も高い評価を得た。マスタントゥオーノは前半に決定機を迎えるも相手GKの足に防がれ、それ以外は試合から消えている時間が長かった。クルトワは終盤のハッサンのシュートを片手で防ぐなど、安定したセービングを見せた。
(via SPORT, MARCA, Mundo Deportivo, ElDesmarque, Estadio Deportivo)