会長選挙とペレスを取り巻く騒動
ペレス会長が突如として2028年予定の会長選挙を前倒しにし、5月14日から23日までの10日間を立候補受付期間に設定したことで、各方面から波紋が広がっている。
実業家のエンリケ・リケルメはペレス会長宛に書簡を送り、「時間、平穏、反省」を求めて対話の場を要求。「マドリディズモは20年近く参加型の選挙プロセスを経験していない」と指摘し、短い期間での選挙では現代の民主主義にふさわしい参加が促せないと強く抗議した。
これに対しペレス会長はLaSextaのインタビューで『誰でも立候補すればいい。私はその方(リケルメ)を知らない。保証金を集めるためにより多くの時間を求めたわけではない。誰でも立候補してほしいが、クラブはソシオのものだ、ソシオだけのものだ』と一蹴した。
また、リケルメの立候補に関与しているとの噂が立っていたラファ・ナダルは、マナコルでのミュージアム再オープンの記者会見でこれを完全に否定。『エンリケ・リケルメとは良い関係だが、フロレンティーノがレアル・マドリードのためにこれまでしてきたことすべてに対して深い敬意を抱いている。私は今そのような立場にはない』と明言。『何年もの間正しい決定を下してきたのだから、間違った決定があっても問題はない。現会長を信頼するか、別の選択肢があるかを決めるのはソシオだ』と語った。
政治の世界からも批判の声が上がり、ポデモス党のイオネ・ベラーラ書記長はセビリアでの集会で『彼のすべての企業に重税を課し、国有化すべきだ。彼にこれほどの権力があってはならない。誰もが彼のVIPボックスにひざまずき、命令に従うことに彼は慣れきっている』とペレス会長を激しく非難した。
メディアでもペレス会長は格好の的となっており、TV番組「Polònia」では歌手アイタナの「Superestrella」に合わせて、カンテラの軽視やムバッペを待ち続けたことなどを痛烈に皮肉るパロディが放送された。さらに、イトゥラルデ・ゴンサレス元審判がラジオで、2010-2011シーズンのデポルティボ戦後、ペレス会長から別室に閉じ込められ『お前は二度とレアル・マドリードの試合の笛を吹かない』と圧力をかけられたエピソードを暴露し、「私が経験した中で最も緊張した状況の一つだった」と語った。
極めつけは、女優のヒバ・アブークがテレビ番組「La Revuelta」のゲーム企画で『レアル・マドリードの会長とセックスの夜を過ごす。良い話のネタになるから、何でもするわ』と発言し、大きな話題をさらった。
(via SPORT, MARCA, Mundo Deportivo, ElDesmarque, Estadio Deportivo)