アイメリク・ラポルテを巡る過去の獲得アプローチと噂の真相
🇪🇸 守備陣の人員不足が叫ばれる中、サポーターの間で獲得を熱望する声が最も高まっているのが、アスレティック・ビルバオのスペイン代表CBアイメリク・ラポルテです。しかし、クラブはこの獲得が、現時点で単なるメディアやファンの願望レベルの噂( rumor )に過ぎず、具体的な交渉は一切行われていない事実を強調しています。
クラブとラポルテを巡るアプローチの歴史は以下のように展開されてきました。
・2015年:当時20歳だった彼に対し、マドリードが獲得の可能性を模索。イジャラメンディを取引の一部に含める複雑なフォーミュラを提示したものの、アスレティックが4200万ユーロの解除金を一歩も引かずに要求したため破談となりました。
・2024年夏(ユーロ優勝後):当時サウジアラビアのアル・ナスル(2700万ユーロで加入)に所属していたラポルテに対し、当時の監督であった Carlo Ancelotti が獲得に強い興味を示しました。しかし、マドリードが提示した絶対条件は「アル・ナスルとの契約を自ら解除し、完全なフリー(移籍金ゼロ)の状態でマドリードにやってくること」のみでした。交渉の具体的な接近はなく、ラポルテは『彼らから直接の正式なコンタクトは一度もなかった』と語っています。
・2024年冬(ミリトン大怪我後):ラポルテ自身がメディアの前で『マドリードのような素晴らしいクラブからのアプローチは絶対に無駄にはできない』と復帰への強い希望を公言。しかし、クラブはベテランの獲得に巨額の移籍金を支払う方針を避け、若手であるディアン・ホイセンの獲得と育成へと舵を切り、最終的にラポルテは古巣のアスレティックへの復帰(2028年までの契約)を選択しました。
現在、アスレティックはラポルテをチームの最も不可欠な大黒柱と位置づけており、バルサからの具体的な打診(デコSDによる問い合わせ)に対しても、流出を絶対に防ぐための防衛ラインとして「800万ユーロではなく、公式に8000万ユーロの巨額移籍金」という天文学的なプライスを設定。これにより、マドリードがこれから彼を引き抜くための交渉シートが開く可能性はほぼ完全にクローズされています。 (via SPORT)
正守護神ティボー・クルトワの度重なる怪我とアンドリー・ルニンのアピール
🧤 クラブの過去数年間にわたる圧倒的な数々の成功(特に2022年のリヴァプールとのCL決勝での奇跡的なセーブの数々など)を支えてきたのは、ベルギー代表の偉大な守護神ティボー・クルトワです。彼は2027年まで契約を更新していますが、すでに34歳を迎え、その極めて素晴らしいキャリアの最終盤に向けたコンディション不良(怪我の多さ)は、クラブのスポーツディレクション部門にとって最大の懸念材料となっています。
クルトワの怪我の歴史とコンディション状況は極めて深刻です。
・3年前のプレシーズンに、左膝の「前十字靭帯断裂」という大怪我を負い、その過酷なリハビリの最終盤にあった2024年3月、今度は右膝の「内側半月板断裂」を発症。
・2024/2025シーズンは、9月に左内転筋(abductor izquierdo)を負傷して数週間離脱。さらにシーズン終盤、ベルギー代表での活動中に再び左内転筋の過負荷を負い、十分なパフォーマンスを発揮できないままCLでのアーセナルによる敗退に直面。
・同シーズン終了時には仙腸関節炎(sacroileítis)を発症。
・2025/2026シーズンは、11月に今度は右内転筋に問題が発生。
・さらに2026年3月、右大腿四頭筋(recto anterior del cuádriceps derecho)の筋肉系の怪我を負い、バイエルンとのCL準々決勝という極めて重要なゲームをすべて欠場。
直近のW杯でも、ベルギー代表として出場したものの、スペイン戦の後半の給水タイム直前に再び筋肉の違和感を訴えて途中交代。プレシーズンに入って以降も、ゴールキーパーグループとの部分的な練習はこなしているものの、未だ全体練習への完全合流は見送られており、ジム内での個別調整メニューに終始しています。
この状況に対し、27歳となったアンドリー・ルニンが最高のパフォーマンスとアピールで正守護神への名乗りを上げています。
昨季のバイエルンとのCL第2戦(アリアンツ・アレーナ)においては、パヴロヴィッチの同点ゴールの場面で相手GKノイアーとお互いにミスを犯し合うなど、プレッシャーがかかる大舞台において、特に「空中戦の処理(サポーターの背筋を凍らせるようなコーナーキック時の不安定さ)」という弱点が露呈し、決定的な存在になりきれませんでした。
しかし、クルトワ不在の今夏のプレシーズンにおいては、すべての親善テストマッチでゴールマウスを任され、見違えるような自信と安定感をピッチ上でアピール。抜群の反射神経によるセーブはもちろん、テレサ・エレーラ杯のデポル戦で見せたような、極めてクリアで素晴らしい視野から繰り出される手での正確なロングスローアシストなど、現代フットボールにおける「最初のビルドアップの起点」としてのクオリティの高さを証明し続けています。 (via SPORT)
GKコーチのヌーノ・サントス就任とセビージャへのフラン・ゴンサレス売却
🧤 ゴールキーパー部門における最大の変化として、長年にわたりファーストチームのGKたちを厳しく鍛え上げてきたルイス・ジョピス氏がGKコーチを退任しました。これに伴い、ジョゼ・モウリーニョ監督は、かつてベンフィカなどで自身の右腕として数々の過酷なシーズンを戦い抜いてきた絶対的な親友、ヌーノ・サントス氏を新たなファーストチームの守護神指導者としてスタッフに迎え入れました。サントス氏の就任は、GK陣のインテンシティと戦術的規律をさらに高めるためのモウリーニョの強い意思の現れです。
また、クラブはカンテラ育ちの非常に有望な第3ゴールキーパー、フラン・ゴンサレス(21歳)をセビージャFCへと完全移籍で売却することを決定しました。
この取引は、セビージャがゴンサレスの保有権の50パーセントを取得する形式で、移籍金は約300万ユーロ(約3M€)規模。ゴンサレスはセビージャと2031年までの長期契約を締結しました。マドリードは、将来的な彼の素晴らしい成長を見越して、残り50パーセントの権利を強固に保持し、買い戻しや将来の売却益の分配といったコントロール権を巧みに残す得意の売却フォーミュラを今回も採用しました。 (via SPORT)